検査・告知・手術・仕事復帰・・・誰かのお役に立てればと綴ります。
◆絵本・ママはかいぞく
https://shinsho.kobunsha.com/n/n55dc32b14229
番組をご覧いただいた、幼稚園などを経営されている先生からご紹介をいただきました。非常に深い。ご自身も乳がんにり患された女性の書いた絵本。自身を海賊(抗がん剤での脱毛をバンダナで隠されている)ととらえて“カニなんてへいちゃら号”という船で旅するお話。Cancer(がん)の腫瘍の形が似ていることからカニにはがんの意味があります(かに座はまさにこの文字ですね)。この絵本、どうやってお子さんに伝えるか、など大切な気づきがあります。海賊さんの船の旅はまさに“カニなんてへいちゃら号”に乗ったCancer journey(アメリカでも闘病生活を旅に例えます)!私もドキュメンタリーで“旅”をキーワードに思いを詰め込んだなあ・・・。
お子さんにどうやって伝えるかなど悩まれている方などにもおすすめです。
◆きょうもお便りです。
『目が覚めて途中からですが見ることができました。どう表現したらよいのかわかりませんが、「すごいな」と思いました!私は昨年11月下旬におそらく乳がんだと思いますと言われました。1ヶ月前にはカイロプラクティックの先生に病院へ行くように言われましたが、母が約3ヶ月の入院、そして看取った直後だったので、少し遅れました。それから検査、大きな病院へ、また検査。癌は右乳房に5センチ近くあり、現在抗がん剤の通院治療、夏頃に温存手術、その後うまくいけばホルモン治療の予定です。私は家族との関係や(夫と息子1人います)人間関係で疲れ心療内科に通院、ヘバーデン結節もあり、無職。母にはいろいろな思いがありましたが、父はすでに他界、一人娘なので実家で暮らしながら、近くの病院へ日に何度も通いました。疲れ切っているところに乳がん、治療に前向きにならないまま、先生のいいと思う治療法で進めています。抗がん剤はやはり辛いです。多くの方がもっと大変な思いをされていると思い、今に至ります。ただ化学療法室などの看護師の方々の明るさや優しさに助けられています。そして夫も少し変わりました。がんと闘っている方の姿を見て勇気をいただけた気がします。ブログも拝見しました。今日は抗がん剤投与3日目で辛い日のはずなのですが、力もいただきました。お身体大事にしてくださいね。』
最初に抗がん剤から治療されているのですね。コロナ禍の中、通われているとのこと。
抗がん剤の投与中は副作用のマネージメントはもちろん、白血球など気遣われておられることと思います。本当に人それぞれ環境もがんの性格も治療法も違う。みなさんの乳がんとの向き合いは学びになります。事前に抗がん剤の効果も測定しやすいことから、最近は非常に多い流れだと思います。決まったクールを終えられ、無事に手術となりますことを。
この気持ちのもやもやを自分でどう解消すればいいのか、、、。ふとしたときによぎる恐怖。慣れませんね。
さらに今は、こうして悩んでおられる方々とどう寄り添えるのか?学びが必要です。
こうしてお便りを寄せてくださる方々は9割、患者さん。あとはご家族とか医療関係の方が多いです。みなさんの体験をシェアすることで誰かの何かになれれば、と今は思って続けています。
がんとともに、、、。
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番組制作、今後のイベント、SODANEなどで活用させていただきます。
がんとともに生きる方、ご家族を持つ方、そうでなくても、もちろん、どんなことでも、構いません。
決して1人ではありません。