46歳、両側乳がんになりました㉚ がんはカニに似てる?

検査・告知・手術・仕事復帰・・・誰かのお役に立てればと綴ります。

◆絵本・ママはかいぞく 

https://shinsho.kobunsha.com/n/n55dc32b14229

 番組をご覧いただいた、幼稚園などを経営されている先生からご紹介をいただきました。非常に深い。ご自身も乳がんにり患された女性の書いた絵本。自身を海賊(抗がん剤での脱毛をバンダナで隠されている)ととらえて“カニなんてへいちゃら号”という船で旅するお話。Cancer(がん)の腫瘍の形が似ていることからカニにはがんの意味があります(かに座はまさにこの文字ですね)。この絵本、どうやってお子さんに伝えるか、など大切な気づきがあります。海賊さんの船の旅はまさに“カニなんてへいちゃら号”に乗ったCancer journey(アメリカでも闘病生活を旅に例えます)!私もドキュメンタリーで“旅”をキーワードに思いを詰め込んだなあ・・・。

 お子さんにどうやって伝えるかなど悩まれている方などにもおすすめです。

◆きょうもお便りです。

『目が覚めて途中からですが見ることができました。どう表現したらよいのかわかりませんが、「すごいな」と思いました!私は昨年11月下旬におそらく乳がんだと思いますと言われました。1ヶ月前にはカイロプラクティックの先生に病院へ行くように言われましたが、母が約3ヶ月の入院、そして看取った直後だったので、少し遅れました。それから検査、大きな病院へ、また検査。癌は右乳房に5センチ近くあり、現在抗がん剤の通院治療、夏頃に温存手術、その後うまくいけばホルモン治療の予定です。私は家族との関係や(夫と息子1人います)人間関係で疲れ心療内科に通院、ヘバーデン結節もあり、無職。母にはいろいろな思いがありましたが、父はすでに他界、一人娘なので実家で暮らしながら、近くの病院へ日に何度も通いました。疲れ切っているところに乳がん、治療に前向きにならないまま、先生のいいと思う治療法で進めています。抗がん剤はやはり辛いです。多くの方がもっと大変な思いをされていると思い、今に至ります。ただ化学療法室などの看護師の方々の明るさや優しさに助けられています。そして夫も少し変わりました。がんと闘っている方の姿を見て勇気をいただけた気がします。ブログも拝見しました。今日は抗がん剤投与3日目で辛い日のはずなのですが、力もいただきました。お身体大事にしてくださいね。』

 最初に抗がん剤から治療されているのですね。コロナ禍の中、通われているとのこと。

 抗がん剤の投与中は副作用のマネージメントはもちろん、白血球など気遣われておられることと思います。本当に人それぞれ環境もがんの性格も治療法も違う。みなさんの乳がんとの向き合いは学びになります。事前に抗がん剤の効果も測定しやすいことから、最近は非常に多い流れだと思います。決まったクールを終えられ、無事に手術となりますことを。

 この気持ちのもやもやを自分でどう解消すればいいのか、、、。ふとしたときによぎる恐怖。慣れませんね。

 さらに今は、こうして悩んでおられる方々とどう寄り添えるのか?学びが必要です。

 こうしてお便りを寄せてくださる方々は9割、患者さん。あとはご家族とか医療関係の方が多いです。みなさんの体験をシェアすることで誰かの何かになれれば、と今は思って続けています。

 

がんとともに、、、。

番組、SODANEへのご感想、ご意見お聞かせください。
番組制作、今後のイベント、SODANEなどで活用させていただきます。
がんとともに生きる方、ご家族を持つ方、そうでなくても、もちろん、どんなことでも、構いません。
決して1人ではありません。

メッセージはこちらから
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この記事を書いたのは

阿久津友紀

テレワーク×治療ということで・・・登壇します。
第3回に登壇します!

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「子育て」「介護」「治療」の3つのテーマについて、仕事を両立するためのテレワークについて、
中小企業でも実現可能な実施方法や労務管理を、専門家を交えながら、わかりやすく解説します。

[第1回]2月 7日(水)子育て 13:00~15:00
[第2回]2月14日(水)介護  13:00~15:00
[第3回]2月21日(水)治療 13:00~15:00 ★
※詳細は「チラシ」及び「テレワークポータルサイト」をご参照下さい。

【お申込み】
https://telework.mhlw.go.jp/support/seminer/


引き続きこちらも配信で2月3日より見ることができます!
お申込みお待ちしています。

Next Ribbon2024
「がんとともに生きる、寄り添う」

1月17日(水)

第2部 プログラム
司会:原元 美紀 氏(フリーアナウンサー)

18:30-18:35 挨拶
18:35-18:55 「自分らしく生きる~肺がんステージ4からの独立、出産~」
清水 公一 氏 (社会保険労務士事務所 Cancer Work-Life Balance代表)
18:55-19:15 「がんで働いちゃダメですか?~取材者から当事者に」
阿久津 友紀 氏 (北海道テレビ 東京支社編成業務部長)
19:15-19:35 「新たな患者サポートへの挑戦~治療後の生活も支えたい」
松浦 成昭 氏 (大阪国際がんセンター総長)
19:35-19:55 「 不妊治療か、がん治療か 46歳で出産した私の選択」
だいた ひかる 氏 (お笑い芸人)

オンライン配信 申し込みフォーム

https://ciy.digital.asahi.com/ciy/11012609

『おっぱい2つとってみた がんと生きる、働く、伝える(北海道新聞社刊)10月6日発売

おっぱい2つとってみた がんと生きる、働く、伝える

日本癌治療学会 市民公開講座 9月23日(土)

https://www.jsco.or.jp/public/public_seminar/upcoming_seminar.html


「LINE特集 「失われる自分らしさ」。乳がんになった私たちの3年間。例え、心が折れそうでも…」
https://news.line.me/detail/oa-htbnews/bt2o2l9r6cfc

YouTubeで乳がんについて配信しています!

ピンクリボントーク【ホルモン治療の副作用と簡単ヨガ】 
https://youtu.be/gOOiLPH-n2I

温泉ソムリエも取得しました!

『アピアランスケアを考える』
https://youtu.be/3qVd1xXFvaU

ピンクリボントーク 患者と家族と社会 ~生きてくのに必要なコト~
アーカイブ配信:無料
https://youtu.be/PS4eJMy4GcY

第4弾の”がん患者さんとココロ” 北海道の斗南病院の精神科長で登録精神腫瘍医の上村先生に伺いました。アーカイブは
https://youtu.be/D-j4RrGSgkw

これまでの動画は・・・
【乳がん】おっぱい2つとってみた

HTBノンフィクション おっぱい2つとってみた
【2020年日本民間放送連盟賞 番組部門 テレビ報道番組優秀賞受賞】
【2020年ギャラクシー賞 奨励賞】

HTBonデマンドで無料配信中!
https://www.hod.htb.co.jp/pg_nf/pg_id_nf006

テレメンタリー2020『おっぱい2つとってみた~46歳両側乳がん~』年間最優秀賞 
ギャラクシー賞・選奨(報道活動部門)/民放連 放送と公共性 優秀賞
活動の一部は・・・
youtubeLIVEでピンクリボントーク① 見逃し配信中!
https://sciencefestival.jp/event/breast-cancer/

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