検査・告知・手術・仕事復帰・・・誰かのお役に立てればと綴ります。
暑い日が続きますが、みなさんいかがお過ごしでしょうか? 大雨の被害の話を聞かない日はなく被害に遭われたみなさんにお見舞い申し上げます。
乳がん2年生になりました!
ブログやSNSなどでよく耳にするのがこの、〇年生。サバイバーの方がいつしか使うようになった言葉のようです。去年の7月26日に手術でしたので、ちょうど一年です。同じく手術を経た仲間のみなさんと一緒に進級です。でも私の場合、来月まで診察がないので正式な進級は来月、ということになるのでしょうか?
実はわたくしのブログのメールにもいただきつつ、SNS上でも本当に悩まれている人たちがいます。それが乳がん確定したばかり・・・のみなさん。この確定したばかりのときの気持ちの変化がこのあとの治療に影響を及ぼす、ということを科学的に証明しようという動きがあります。
ここであまり悲観せずに望みをもって、前向きに心の安定を心掛け、そして正しい選択をすることが大切だ、ということを立証しようとしているそうです。
そんなこといったってできるわけないじゃん!なかなか簡単にできることではありません。
前にもお伝えしましたが、日本人女性の11人にひとり、、から9人にひとりに変わりました。10.6%だそうです。がんだけでいうと2人にひとり。告知を受けるわけです。奈落の底に突き落とされますね、ホントに。誰にどうやって言えばいいのか。伝えていいのか。噂されたらいやだと思っていわない。差別を受けそうで言えない。親に子どもにいうのを止められた。親に隠すことにした。職場には内緒です。いうと今の仕事を外される。もう恋も子育てもできない・・・。心配されすぎてやっかい。より大変な人がいるので私はいえない、、などなど。
ネガティブワードがどんどん届いてます。なんて無理解な世の中なんでしょう。誰にでもなる可能性があるのに、誰が悪いわけでもないのに。
立ち直るにはパワーがいりますね。なかなかそんなものは自分の中には残ってないものです。なので誰かのチカラを借りましょう。私の場合は友人たちとがんサバイバーのみなさん。すべてのみなさんには響かないかもしれないけど、印象に残っている言葉を。
”きのうまで普通に笑って、食べていたので、きょうも普通に笑って食べられます。乳がんと診断されてもあなたは何も変わりません。”
”人間はそう簡単に命を失いません。でもとって終わりじゃないのも事実。ちゃんと治療して自分で優先順位をつけて生きたいように生きた方がいい。”
優先順位をつけて生きろ、、は先輩がん患者さん。すでに再発治療もされていたのでこの言葉に返す言葉ありませんでしたが、本当に今は心からそう思います。
私の場合は片胸を確定させてから、もう片胸を確定させたので倍時間がかかってて、その間は先に確定させた胸のがんの性質に合わせて若干治療を始めてました。先に抗がん剤やってから治療の人もいますし、手術後、病理を待っての人もいる。どっちが正しいとかはない、と。先にされる方が抗がん剤やホルモン剤の効果が見えるのもメリットですが、それよりも手術先行の方がいいパターンの方もいる。一つじゃないのが難しい。
生存率とかサバイバー率とかもありますが、自分にとってはゼロかイチ。みんなに効く薬さえあれば心配なく闘えるのになあ、と思います。
お手紙です。
『乳がん確定から現在手術待ちです。家族に負担をかけるのが本当に辛くて死にたい気持ちになります。そしてなにもやる気が起きません。私は大丈夫なのかとても不安になります。』
眠れてますでしょうか?食べられてますでしょうか?何もやる気が起きないのもわかります。息ができるということは生きています!やりたいと思うこと、目の前のことを少しずつ、でいいと思います。選ばなければいけないことはたくさんありますが、これまでもいろいろ選んできたことと思います。そして何より、一人ではありません。。。
私の場合、どん底から少しだけ這い上がったら、生きたくなってきました。そしたらこれまで見えなかったものが見えてきました。そしたら、悔しくなってきちゃって、まだ命が欲しいなと欲がでてしまいました。なので朝も起きられないし、ホットフラッシュもいつ来るかわからないし、不安で胸が苦しくなる瞬間はあるけど、目が覚めたらお水をごくり、と飲んで前を向くことにしています。突然いなくなるときも来るかもしれないけど、何か痕跡は残したいな、と思う今日この頃です。
はこだて国際科学祭、パネラー的におしゃべりしてくださる方募集中!sodaneのわたしのブログの下にあるご意見フォームからお寄せください。続々いただいてます。詳しくはこちら・・・。
https://sciencefestival.jp/event/breast-cancer/
8月22日(土)の当日はyoutubeライブでも御覧いただけます!がんになった瞬間に結構悩む、これをどう解消してきたのか、、をトークしたいと思います!
がんとともに、、、。
番組、SODANEへのご感想、ご意見お聞かせください。
番組制作、今後のイベント、SODANEなどで活用させていただきます。
がんとともに生きる方、ご家族を持つ方、そうでなくても、もちろん、どんなことでも、構いません。
決して1人ではありません。