がんと働くということ・・・46歳両側乳がんになりました㊽

検査・告知・手術・仕事復帰・・・誰かのお役に立てればと綴ります。

 いつもお読みいただきありがとうございます。10月に入り、北海道もずいぶんと涼しくなりました。紅葉も進んでいます。

お便りです・・・大阪から、ありがとうございます!

 『阿久津さんの乳がんの闘病生活、テレビに映る等身大の姿が、同じ乳がんを患う人達、その人を支える家族、友人をどれほど勇気づけたことでしょう。私もこれほどリアルに乳がんを伝えた番組を今まで見たことがありませんでした。私は、今から13年前、27歳の時に乳がんを患いました。ステージ2A・Her2陽性・ホルモン受容陽性で部分切除、再発防止のためあらゆる治療を行いました。幸いにも分子標的薬がちょうど保険適用されて間もない頃に治療を受けられたことが大きかったのかもしれません。若年性乳がんは、結婚や出産、仕事、金銭面など今後の人生であきらめざるを得ない事が増えると考える人が多いかと思います。私もその一人でした。当時は今ほど、SNSも発達しておらず、こうした不安を自分で解決するしかありませんでした。幸い、教師の仕事は一度は退職しましたが、その後再び専任教諭として働くことが出来ました。そして昨年、縁あって結婚し、今年5月に第一子となる女の子を出産しました。手術した乳房からは母乳は出ませんが、もう一方は順調に母乳が出てくれているおかげで、ミルクとの混合乳で育児が出来ています。この13年、苦しいこともありましたが、乳がんにならなかった自分は想像がつかないです。乳がんとともにある人生も悪くないと思います。もちろんすべての人が私と同じように行くわけではないし、この先再発がないとは言い切れない状態です。しかし、私も阿久津さんのように、自分の体験が誰かのお役に立てればと思いメールさせて戴きました。』

 40歳のサバイバーさんから、のお便りでした。私自身もうれしかったですし、同年代の方や若年性の方にも勇気付けられる内容だったのではないでしょうか。本当にありがとうございます。ひとりひとり違うけれど、そのひとりひとりの経験が何かの役にたつはずです。がんと就労、というのは非常に大切な問題。いろいろな例を今後もお話できればと思います。

 私自身は子どもを授かれなかったこともあり、その治療の過程でいろいろあったのではないだろうかと考える日々もあり、悩みはそれぞれです。

 もう手術から1年、働いておりますがちょっとした副作用は日々違います。でも働けないほどではないし、サポートしてくれる仲間がいます。あさいちは手に力が入りにくく、ペットボトルのキャップをけさもオットに開けてもらいました。お願いしちゃうしかない!

 働く世代・子育て世代でがんと診断されるのは女性の方が多いです。”がんと向き合う職場”のために、という冊子を患者さんを支援されているピアリングさんからお預かりしました。熟読中です。女性ががんと共存して働くこと、ということでお話する機会もありそうです。知識を深めたいので、是非、ご経験、お悩みお寄せください。

がんとともに、、、。

番組、SODANEへのご感想、ご意見お聞かせください。
番組制作、今後のイベント、SODANEなどで活用させていただきます。
がんとともに生きる方、ご家族を持つ方、そうでなくても、もちろん、どんなことでも、構いません。
決して1人ではありません。

メッセージはこちらから
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この記事を書いたのは

阿久津友紀

テレワーク×治療ということで・・・登壇します。
第3回に登壇します!

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「子育て」「介護」「治療」の3つのテーマについて、仕事を両立するためのテレワークについて、
中小企業でも実現可能な実施方法や労務管理を、専門家を交えながら、わかりやすく解説します。

[第1回]2月 7日(水)子育て 13:00~15:00
[第2回]2月14日(水)介護  13:00~15:00
[第3回]2月21日(水)治療 13:00~15:00 ★
※詳細は「チラシ」及び「テレワークポータルサイト」をご参照下さい。

【お申込み】
https://telework.mhlw.go.jp/support/seminer/


引き続きこちらも配信で2月3日より見ることができます!
お申込みお待ちしています。

Next Ribbon2024
「がんとともに生きる、寄り添う」

1月17日(水)

第2部 プログラム
司会:原元 美紀 氏(フリーアナウンサー)

18:30-18:35 挨拶
18:35-18:55 「自分らしく生きる~肺がんステージ4からの独立、出産~」
清水 公一 氏 (社会保険労務士事務所 Cancer Work-Life Balance代表)
18:55-19:15 「がんで働いちゃダメですか?~取材者から当事者に」
阿久津 友紀 氏 (北海道テレビ 東京支社編成業務部長)
19:15-19:35 「新たな患者サポートへの挑戦~治療後の生活も支えたい」
松浦 成昭 氏 (大阪国際がんセンター総長)
19:35-19:55 「 不妊治療か、がん治療か 46歳で出産した私の選択」
だいた ひかる 氏 (お笑い芸人)

オンライン配信 申し込みフォーム

https://ciy.digital.asahi.com/ciy/11012609

『おっぱい2つとってみた がんと生きる、働く、伝える(北海道新聞社刊)10月6日発売

おっぱい2つとってみた がんと生きる、働く、伝える

日本癌治療学会 市民公開講座 9月23日(土)

https://www.jsco.or.jp/public/public_seminar/upcoming_seminar.html


「LINE特集 「失われる自分らしさ」。乳がんになった私たちの3年間。例え、心が折れそうでも…」
https://news.line.me/detail/oa-htbnews/bt2o2l9r6cfc

YouTubeで乳がんについて配信しています!

ピンクリボントーク【ホルモン治療の副作用と簡単ヨガ】 
https://youtu.be/gOOiLPH-n2I

温泉ソムリエも取得しました!

『アピアランスケアを考える』
https://youtu.be/3qVd1xXFvaU

ピンクリボントーク 患者と家族と社会 ~生きてくのに必要なコト~
アーカイブ配信:無料
https://youtu.be/PS4eJMy4GcY

第4弾の”がん患者さんとココロ” 北海道の斗南病院の精神科長で登録精神腫瘍医の上村先生に伺いました。アーカイブは
https://youtu.be/D-j4RrGSgkw

これまでの動画は・・・
【乳がん】おっぱい2つとってみた

HTBノンフィクション おっぱい2つとってみた
【2020年日本民間放送連盟賞 番組部門 テレビ報道番組優秀賞受賞】
【2020年ギャラクシー賞 奨励賞】

HTBonデマンドで無料配信中!
https://www.hod.htb.co.jp/pg_nf/pg_id_nf006

テレメンタリー2020『おっぱい2つとってみた~46歳両側乳がん~』年間最優秀賞 
ギャラクシー賞・選奨(報道活動部門)/民放連 放送と公共性 優秀賞
活動の一部は・・・
youtubeLIVEでピンクリボントーク① 見逃し配信中!
https://sciencefestival.jp/event/breast-cancer/

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