検査・告知・手術・仕事復帰・・・誰かのお役に立てればと綴ります。
いつもお読みいただきありがとうございます。すっかりストーブが必要な時期になりました。ホットフラッシュが起きる前のコールドフラッシュが一層身体に堪える季節に・・・。みなさん乗り切る方法どうしてらっしゃるのかしら・・・。
寒くなると・・・温泉入りたくなりません?
寒くなると温泉が恋しいのですが、術後の傷や形などで温泉になかなか行けないわという方多くいらっしゃると思います。私もいまだにちょっと抵抗ありです。以前、青森の不老不死温泉にいったのですが、日本海に面した混浴(女性専用もあり)露天風呂は湯あみ着着用だったのです。これは私にはとても素晴らしいサービスでした。みんな湯あみ着だから全く気にならないのです。
湯あみ着、、結構前から実はあります。私も最初のドキュメンタリーを作った15年前くらいから認識していて、活動を応援していたりしました。どんどん広がってきているようです。みなさんがシームレスに乳がんじゃなくても、卵巣とかの手術の方でも、ちょっと隠したいわ、というときに湯あみ着使っていいよーという明るい空気になるといいなあと思います。
湯あみ着を広げる活動している方とご縁つながりました。
すごいよね。すばらしいよね。かわいいよね。これで私たち患者さんの気持ちが少しでもご理解いただけるだけでうれしいなあと思う次第。(youtube貼ったので見てくださいね)
患者さんの声を集めていらっしゃる、『Reborn.R』さんからのご縁でした。みんな住んでるところ全然違うので、ホントSNSに感謝だなあ。。。
お便りです・・・様々なエリアから、ありがとうございます!
患者さんから毎日、メールがお手紙が届きます。励みになってます。私だけじゃなのでみなさんにシェア。先日、オンラインのディスカッションでお話する機会があったのですが、SNSがなかったら私もどうやって乗り切っていたのかわからないなあと。すべてが当てはまらないけど、そのつながっていただいた知識はどこかで役にたつ気が私はしています。まったく同じにならないのがこの病気のポイントでもありますが・・・。今回は、再発、、、に言及されている二つのメールをご紹介します。
『番組を拝見しました。私も乳がんで、あと抗がん剤1回やれば終わり!です。(このあともハーセプチン、ホルモン剤の服用はあるんですが) 観ていて、「そう!そう!そう!」と激しく同意するところが多々ありました。治療が平日になるといったところや抗がん剤をやっても吐き気はないといったところや。「生存率をあげるため」も!そして、宣告から入院、手術、退院後、その後をよく30分にまとめられたと思いました。退院までの間について、まだまだ言いたいことがあったんじゃないかな?私なら言いたい!と勝手に想像しました。ディレクターさんやお母様、抗がん剤治療をしていた釧路の方達の人柄のせいか、湿っぽくなりすぎなかったのもよかったです。まずは1年、2年、もし転移や再発があっても都度取って、10年20年まだまだ先と生き延びたいですね。いや、生き延びる気しかしない。再発転移とはまた別の敵のコロナもなかなかおさまってくれませんが、お身体に気をつけてください。』
『右胸は14年前に全摘済み.....そして今日、左胸のガン告知を受けてきました。全摘予定です。何から手をつけていいやら.....です。でも一番初めに思ったのは、「あー服の上から見えてた左右非対称な胸の位置に悩まなくていいだなー」でした(笑)さていつ職場や親に話しましょうか....』
再発とくくってしまいがちですが・・局所のものと遠隔のものでは治療も違います。乳がんはやはり全身病といわれております。リンパ節転移がなくてもすでに微小なものは身体にある可能性があるので(まあ、固まる前にあることになるのでどんだけ前からいるのよ、と思いますが)手術だけじゃなくて、全身治療も大切といわれるゆえんでもあります。
温存した後の乳房だったり、片方の胸のがんのあとに、もう片方がなった場合、非常にショックを受けておられると思うのです。でも性質タイプが違うことも多く、より小さく見つかる場合があり、きちんとした治療を選択することが大事です。
私の場合はそれが一気に来ているわけですが、【浸潤性乳癌術後患者は10年で10~22%に同側再発があるとされ,対側乳房の乳癌も10%程度発生することが知られている(日本乳癌学会)】ということです。これは受け取る側として、確率の10%をどうとるか、なんですけどMRIなどの技術で早い段階で見つかることも増えていて、対側のみの場合、最初と同じように診断・治療の判断されることが多いそうです。
友人も結構います。きちんとフォローアップをされているので、小さくだったり、非浸潤で見つかったりで手術で終わりの方も多いです。定期的な診察は大切ですよね。
それにしても、何が励まされたって『非対称に悩まなくていいんだな、、』というマインド。何かが起きてもこれはプラスかも、と考えられる思考って大事だなあ、と思います。
乳がんになると、日常の悩みに加えていろんなことが掛け算のようにやってきます。年齢やいま置かれている状況によっても違いますが、そんな中でも大切なのは ”知ること””理解すること”じゃないかなと思います。ホントはなるまえに知っておきたい、さらに周りには正しく知ってもらっておきたいところかなあと。
今後は知ってもらっておく、活動もしていきたいと思っていたら・・・ご縁あって、来週、立命館アジア太平洋大学でお話することになりました。
2020年10月26日(月)12:25~ オンラインで視聴できます!お時間ある方は是非!YouTubeで御覧になれます。またご縁が広がりますように・・・。
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