検査・告知・手術・仕事復帰・・・誰かのお役に立てればと綴ります。
いつもお読みいただきありがとうございます。
サバイバーの56歳の女性からメールをいただきました。
本日、6年目の検診結果を聞きに先生のもとへ。50歳。再就職先の健診で左乳房に異状が見つかり、結果全摘となりました。ステージはⅢ。幸いにも転移が認められず、タモキシフェンを5年間。閉経前だったので、突然始まったホットフラッシュと体調不良、夏場の熱中症に悪戦苦闘の5年間でした。
私は転職したばかりで、また健診で見つかったためすべてオープンに話しました。同僚の協力も得ることが出来ました。入院は1週間、10日後には職場復帰を果たしました。術後の入院中は復帰をするためにリハビリを兼ねて編み物を続けていました。ただ、体力が落ちてしまったのは今でも戻ってはいませんが。
今も再建は考えていません。ありのままで生きることに決めました。S社のぷにぷにおっぱいもどきをブラストラップに自作のカバーでぶら下げ、胸を張って生活しています。温泉施設にも不快に見られないよう工夫をしながら出掛けます。いろんな選択肢があると思いますが、私は共に生きることを選びました。
温泉・・どうするか問題。
胸を張って生活されている、という勇気づけられるメールでした。やっぱり乳がん患者さんではない方は、温泉で胸のない状態を見ると不快に思われるのでしょうか?
病気になってそれだけでもつらいのに、周りも気遣わねばならない・・・。
取材で伺った女性たちも、片胸の手術痕が見えながら、子供さんの世話をされながら入浴されていたら、『そうですかあ、、、お子さんもいて大変ですね』と見られたり、オトナではなくて、お子さんに指をさされたり、と様々な思いをされている方がおられます。
気にせず、温泉で身体を伸ばしたい。気にしなく放っておいてもらいたい。最初のデビューはちょっと気遅れする。こんな声もあります。今、道内・道外の患者さんたちが連携して、乳がん患者さんの温泉デビューや入浴を応援したいね、と相談が始まりました。形になってきたらこちらでもご紹介したい!
患者が患者として生きやすい世界を望みます。
がんとともに、、、。
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決して1人ではありません。