検査・告知・手術・仕事復帰・・・誰かのお役に立てればと綴ります。
いつもお読みいただきありがとうございます。テレメンタリー2020年スペシャルを御覧いただいたみなさんもありがとうございました。動画は・・・その前編です。(後半は次回)感想が届いているのでご紹介します。
お便りです!
『早朝の放送を、途中からでしたが拝見いたしました。よくある乳がんのドキュメンタリーかな、と思ってチャンネルを替えようと思った瞬間、「両側」という言葉が耳に刺さって、そのまま見続けさせて頂きました。
約5年前、私も同じ状況で、両側同時に全摘手術をしました。周りには両側同時に全摘の人などはいなくて、初めて具体的に同じ体験の方を目の当たりにして、何とも言えない感情が沸き上がり、またお母様も乳がん経験者ということ、しかもご自身の手術が終わるまでは内緒にしておこうとなさったことなどもすごく似ていましたので、何、というわけではないのですが、ついメッセージさせて頂きました。
阿久津さん、まだこれから先数年間、定期的な検査が続く間は、きっと大丈夫と思っていても、
そこはかとなく地から足が浮いているようなソワソワした感じがこみ上げることがあるかもしれませんが、大丈夫、と自分を信じて明るい未来をつかみ取ってくださいね。ちなみに私も再建手術は受けておりませんので、幼児のように平な、濃尾平野です。同じような体験をなさった方が、遠い地ではありますが、がんばっていらっしゃることを知り、私も改めて自分なりに頑張ろうと思いました。ありがとうございました。』
こちらこそ、ありがとうございました。励ましていただいた・・・サバイバーさんの声はうれしいです。両側は2%~5%で検査の充実により、増えつつあるそうです。しかも、BRCA(遺伝性乳がん卵巣がん症候群)の検査が始まり、最初にリスク軽減として、片側乳がんだけれども、両側の切除を考える方も増えてきています。100%予防ではもちろんありませんが、可能性は減る。http://hboc.jp/registration/result.html
(研究結果も続々)今年も、みなさんが納得のいくチョイスをできることを祈っています。
また、母にがんと伝えなかったことも共通項といただきました。家族にどう伝えるか、家族とどう向き合うか。非常に難しい問題です。泣かれるのも嫌だし、過剰に心配をかけて勝手に見えないところで苦しまれるのも困る。心配はかけない方がいい。そう思う方も多いんだなあと。元気なように見せておくことも親孝行と思ってしまうのは私だけじゃないんだなあと。
落ち着かない年末年始
でもお正月はどうしても近況報告が必要です。出かけられない年末年始は、どうやって近況報告しようかと落ち着かない日々でした。で、その役を買って出ていただいたのは癒しのネコさま。
【2匹の猫さま、気まぐれでして、私の胸の傷など関係なく踏んでくださいます(笑)。これ以上重くなるとさすがに痛みの方が勝ちそうですが・・・。】
帰省することもできず、母とはネット通話で猫を見せながら(実家のネコも登場して見せ合いながら)近況を報告しました。身体の調子はお互いに触れずらい。見えている様子が元気であれば、いいでしょう、、と言葉じゃない形でなんとなく母子の対話をする、というのが我が家の今年の正月でした。
感染者は依然として減る気配がありません。医療従事者・介護従事者のみなさんに感謝して・・・みなさんどうぞご自愛ください。
がんとともに、、、。
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決して1人ではありません。