サウナの魅力を十勝から!北海道ホテル社長 林克彦ガチプロサウナ―
念願だった「森のスパリゾート 北海道ホテル」林克彦社長のロングインタビューをオンラインでこの日曜日に行いやしたっ!克彦社長がすんごいのは、本業のご自身のホテルの価値創造だけでなく。十勝を、北海道を元気にしたいという思い。モール温泉のように湧き出でるアイディア。そして圧倒的な実行力!「食」が中心だった十勝の観光に、かの有名なドイツはロマンティック街道を範に「北海道ガーデン街道」を実現!!
さらにざっくり2年2か月前。我らがととのえ親方の熱心な「サ稽古」でサウナーになられて北海道ホテルをフィンランド式にリニューアルしてからは破竹の勢い!十勝にフィンランド式サウナを広める、サウナ学会立ち上げに尽力する、サウナツーリズムに着手するなどなどなど。北海道のサウナ界の底上げに尽力されていらっしゃいやす。
(画像:サウナハットはバイキング!林克彦サウナ社長 ©北海道ホテル)
そしてこの度、うれしいニュースが飛び込みやした!全国の熱心なサウナーがサ活のおともに日夜アクセスしているサウナ専門サイト『サウナイキタイ』。Facebookの「イイネ!」にあたる「イキタイ」数が《1000イキタイ》を突破!おめでとうございやす~!イキタイ数4桁はもはや殿堂級っす!
(画像:左下「イキタイ」数が1000を突破! ©『サウナイキタイ』)
全国に約5000以上あるといわれるサウナ施設。サウナイキタイにはそのほとんどが登録されてやす。その上位には名だたるサウナ専門施設が居並ぶ中で…北海道ホテルは実に全国イキタイランキング54位!!!道内では殿堂『ニコーリフレ』(1578イキタイ・23位)、雪ダイブの『白銀荘』(1448イキタイ30位)に次いで3位!(2021年1月26日現在)。先日このコラムでご紹介した4つのサウナ、2つの水風呂を擁する‟サウナのディズニーランド“『神戸サウナ&スパ』でさえ38位1328イキタイっすから。リニューアルからわずか2年強で殿堂クラスに仲間入り。これは快挙っす!
その偉業を讃え、北海道ホテルの魅力とそのプロデューサーでいらっしゃるサウナー社長・林克彦先輩の足跡を、熱心なガチサウナーの皆様と共にここにお祝いしたいっす!1時間半もお時間頂戴しやした!ガチサウナ―には貴重な話が一杯!今後シリーズでゆる~りとお送りしやすっ。
1回目の今回は…北海道ホテルのあの熱さとあの快適さの秘密。その一端を皆さんと愛でてみたいと思いやす!「ととのう」ヒント満載!!「ととのう道場」、パンダ・リーっす。
祝!サウナ専門サイト『サウナイキタイ』1000イキタイ達成‼
(画像:『森のスパリゾート 北海道ホテル』。帯広駅から車で5分でこのフォレスト感っ‼ ©北海道ホテル)
(パンダ:おめでとうございやす!今の気持ち、どうっすか~)
「(2019年6月フィンランド式に)サウナを改良してからほんとに。今までこないようなNHKの全国版ニュースに載ったり。それこそHTBさんとかいろいろんなところにも載せてもらったんで。これこそメディアのチカラなんだなってほんと。それぐらいサウナって人に伝わっていくんだなと感じて。その結果がこの1000だと思っているんで」
(パンダ:魅力的なことをやっていらっしゃるからだと思うっす!)
「いままであの、『十勝千年の森』っていうのもやってましたけど。そこで庭園大国イギリスのガーデン協会から「世界で一番美しい庭」として認定されたのに、ぜんぜん取材も来ないのに(笑)千年の森は、イギリスのガーデンデザイナーズ協会といって。世界中のガーデンデザイナーが、世界一を決めようとやってるんですよ。世界中に庭がありますよね。それで一番美しいのを決めようっていうのがあったんですよ。2012年からスタートしたんですよ。それの第1回目で十勝にあるガーデンがなぜか世界の1位になっちゃた。日本はガーデンに興味がないんでしょうね(笑)世界で一番美しい庭が実は十勝にあるにもかかわらず、その時はほぼほぼ取材が来なかった。ただそれを経験しているからか。サウナって凄いなと思いますよね」
「だって世界一の庭が実は十勝にあるんですよ?だけど誰からも取材されないという(笑)ただ、これは、庭のほうは。世界的には評価されているんで。それはそれで、落ち着いたら、大丈夫かなと思っていますんで。ただそれぐらいメディアのチカラって凄いんだ。サウナは何か、人をひきつける力をもっているのかなとおもっていますよね~」
(画像:世界一のガーデン!『十勝千年の森』。このガーデンになんとサウナを作る計画も‼ ©十勝千年の森)
麦飯石にモール温泉でロウリュ!「とにかく地元を意識した」
(画像:発汗ハンパなし!全国のサウナーから愛される北海道ホテルの「サウナ室」。©北海道ホテル)
(パンダ:人気の秘密はどんなところにあると思われるてるっすか?)
「それはー。うちのサウナって。とにかく地元を意識したというか。白樺を飾るとか。地元の麦飯石という石を使うとか。普通だと、単純に。いつも名前忘れちゃうんですけど、フィンランドの石を使うんですよねぇ。それを、我々は、あえて麦飯石を使うっていうですね。あとはモール温泉。地元の温泉でロウリュする。水よりも、実をいうとモール温泉をかけたほうがそのお肌にやさしいので気持ちいいっていうのもあるんですけど」
(画像:モール温泉の露天風呂!ととのいイスも完備~ ©北海道ホテル)
「実をいうと結構モール温泉の、やっぱりなんていうんですかね。成分が残っちゃうんで。ちょっと汚く見えちゃうんですよ。掃除が大変なんすよ。台に、そのモール温泉のカス、っていったらあれですけど。成分が残っちゃうんで。ちょっと掃除は大変なんすけどね。ただ、やっぱりあれが…なんだろう。うちの、サウナを、そのサウナイキタイでやっぱり、非常に早く1000に、あの結びつけてるんじゃないかなかと思いますよね」
(パンダ:あ~。なるほど~~~)
「だいたいサウナイキタイのイキタイの数が多いとこって都会なんですよね。人口が多いところなんですよね。その点、やっぱり、ね。(道内)2位の『白銀荘』も。3位のこの『北海道ホテル』も。まあ田舎っていたらあれですけど。地方にある部類なので。そういう意味では北海道の上位。まあ1位は『ニコーリフレ』さんで札幌、ていうのは当然だと思ってますけど。2位3位が地方にあるというのは特徴的だなあと」
「地方の良さが出ているんだろうなと思うんですよ。他の、ねぇ。北海道のエリアも、そうやって、地元の石だったり、地元の温泉、アロマをつかうとより面白くなるんじゃないかなぁと思うんですよね。これ、結構ふざけて言ってて。やったことあるんですけど。たとえば、ほたての出汁でロウリュしてみるとかですね。そういうのをするとやっぱりメディア受けとか顧客受けがいいので。サウナイキタイのペースもあがってくるんじゃないかなかとは思いますよね。そこはやっぱ北海道の大きさ。大きすぎて大変ってことありますけど。やっぱり広さ大きさを活用できるんじゃないかなあと思いますよね」
熱さの秘密!「サンドイッチロウリュ」とは?
(パンダ:サウナ室のあの熱さ、独特っす!)
「やっぱり。かとちゃん、日本サウナ学会の(加藤)会長に。何十万円もする湿度計で測ってもらったんですよ。
そしたら。結構ロウリュしたあとに湿度を測ると…。床がだいたい60%ぐらいなんですよね」
(画像:おなじみ日本サウナ学会 加藤容祟(やすたか)会長っす。サウナのヘルスケア効果を日夜研究発信!『マンガ サ道』(第4巻発売中!)では医学監修も!)
☆【日本サウナ学会】https://www.ja-sauna.jp/
「だから。うちは「サンドイッチロウリュ」しますから。床にもまく。石にもかける。壁にもかけるじゃないすか。そうすると湿度って、湿気含むと重いじゃないすか。下がより高くなるんですよね。下が60%。一段目の座る座椅子が50%ぐらいなんすよね。二段目の座るところが40%ぐらいなんですよ」
「で。当時温度は90℃ぐらいだったんですけど。一番上が90℃。真ん中ぐらいが75℃。一番下に行くともう60℃以下なんですよ。だから15℃ぐらいずつ下がる感じなんすよ。結局、座ると、頭の熱さと足の熱さって全然違うんですよ。ただ湿度を高めることによって。かとちゃんいわく、輻射熱が起こるらしくって。湿度が高いとより温かくなって、汗がかきやすくなるんですよ」
決め手は「床の湿度」!「床の湿度が重要だと気づいた」
「そん時に、うちは、気づいたわけですよ。床の湿度を高めないと、頭ばっかり熱くなって、足先があたたまらないんですよ。だからみなさん、‟わ、北海道ホテルってすごいあたたかいね”って言うのは、結構足先寒いのは
だめなんですよ。だからでもね、手も下に、おしり辺りに下げちゃいますよね。冷え性って足先、手先じゃないっすか。湿度が重要。特に床の湿度が重要だと自分は気づいたんですよ」
(画像:モール温泉でロウリュ!通称「モーリュ」! ©北海道ホテル)
「しきじ」で確信!床ロウリュの効果!
「あと間違いないなと思ったのは(静岡の)『しきじ』の薬草サウナでしたっけ(体験して)。あそこも蒸気が下からめちゃくちゃ出るんですよね。しかもね。たしか68℃,70℃以下なんすよ。めちゃくちゃ熱いんですよ!ハンパない熱さなんすよ!70℃切ってるのにしびれるぐらい熱いんですよ。手足、足先が。結局。熱さって、顔から感じやすいんですけど。「温まった」とか「熱いっ」て感じるのは手足なんすよ」
(パンダ:早いうちに気づいたっすか?)
「2019年のやっぱり(フィンランド式に変えて)6か月たったぐらいすかね。床にかけ始めてから一気に変わった感じがしますね。フロウリュ、「フロアロウリュウ」とかいいますけど。床にかける。壁にかける。石は、かけると蒸気は上に行きますから。だから下から、横から、上から、蒸気をサンドイッチされると。ものすごい熱く感じて、汗が出るんですよ」
(画像:北海道ホテル名物!白樺の壁にモール温泉で「ウォーリュ」!)
脳の反応に着目!「お客さんにたくさん汗をかかせてあげようと」
「実際なんで汗が出るかっていうと、脳の反応なんですよね。結局、脳は‟こいつやばいところに来たな”と。
"このままいるとこいつ死んじゃうぞ”。だから、早く毛穴開いて汗出しなさい、熱逃がしなさいっていう行動らしいんすよ」
(画像:足を温め脳が熱さに反応して早く発汗‼これが熱さを支える「床ロウリュ」だ!!湿度高すぎて曇ってやす‼(笑)林社長撮影あ~たす‼ ©北海道ホテル)
(画像:モール温泉のかけっぷりがわかる別カット~ ©北海道ホテル)
「それがドライサウナだったら10分たっても汗があまり出ないということはそういうことらしいんすよ。汗かかないし。10分以上いるから暇だからTVがいるんですよ。だから脳にそういう刺激を与えるというか。そう。ほんとはサウナって汗かくために行ってるんだけど。施設側がそこの理論というか理論を理解していないんですよ!お客さんにたくさん汗をかかせてあげようと。そのためにはロウリュ。さらに床ロウリュが必要なんですよ」
(画像:仕上げは清流日本一!札内川の伏流水のみ・ず・ぶ・ろ~)
つづく~。
☆北海道ホテル林克彦社長のロングインタビュー!次回はととのえ親方の「地方巡業」でサウナ―になった!?林サウナ社長が年間500回サウナに入るという超絶ガチサウナ―になるまでの秘話を~(予定)
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