『家でお茶を淹れる時間がたまらなく好き』大野アナのこだわり 

家でお茶を淹れる時間が、たまらなく好きです。急須に茶葉を入れて、沸かしたお湯を 
高いところから、ちょろちょろちょろっ。
時間をおいて茶碗に注ぎ、最後の一滴が、ぽたっ。透きとおった緑色のしずくが落ちる音を聴きながら ぼーっと眺めるのが、癒しの時間です。 

急須を新調しました。色は、透明。
何年か前に、お寺で座禅を組んだ時に"音と色を感じられるからおすすめです"と副住職さんが話していて、以来、ずっと所望していました。

でも、はてさて。どこで売ってるんだろう?
"ディテールがオシャレなトーメーのティーポット" じゃなくってほしいのは、ただただ素朴な、ころんとしたフォルム。
インターネットで検索したらすぐに見つかるんだろうけれどアナログなやり方で見つけたい、と思ったんですよね。手にした時の喜びが大きいような気がしたから。

とはいえ、やっぱり、なかなか見つかりません。キッチン用品店、ホームセンターetc... 探してみたけれど、ない。
そうこうするうちに"透明の急須がほしい熱"が常温くらいになり、まぁ、そのうち見つかればいっか^^と思うようになりました。 

そして、頭の中から急須の"き"の字すら忘れ去っていたある日。札幌市内の書店に寄り、隣の雑貨店の前を通った時・・・あれ!? 
入り口のラックに、手のひらサイズの箱があって"透明の急須"って大きな文字で書いてあるじゃぁありませんか!パッケージの写真を見ると、イメージしていた理想的な形&大きさ!!しかも、なぬっ、半額の1000円!残り2個!!こりゃ買いじゃ!!!

というわけで、縁あって、我が家にやってきました。

01_R.jpg

余分なモノを削ぎ落とされて、究極的に美しい。湯飲み茶碗1~2杯分と、小さめなのもまた良き。お湯を入れると茶葉がくるくる回りながら膨らむ様子がつぶさに分かります。
今の時期、緑茶とチョコレートの組み合わせが、たまりませんねぇ。

で、なんとな~く、思ったこと。
仕事・プライベートに関わらず、モノも、コトも、ヒトも、見つけたい!会いたい!アレやりたい!などと強く願っている時よりも 欲求はありつつ、まっ、いっか〜^^と、心から思えて 肩の力が抜けたタイミングで、ふと巡り合える気がしています。

 たかだか30数年の人生、ですが。
新緑みたいに鮮やかな緑茶を眺めながら
ぼんやりと、感じたことです。

02_R.jpg

1

この記事を書いたのは

HTBアナウンサーズ

HTBのアナウンサーが不定期につぶやきます!

合わせて読みたい