2011年3月11日午後2時46分。
東北地方を激震が襲いました。
私の故郷・岩手県釜石市も例外ではありませんでした。
あの時私は、春のセンバツ甲子園出場を決めた札幌市内の高校で取材をしていました。
間もなく会社から「東北がひどいことになっている。すぐに会社に戻ってくるように」と連絡が入りました。
帰社直後、私の目に飛び込んできたのは、友達の家が津波に飲み込まれる映像でした。
ギネスブックにも登録された世界最大深の湾港防波堤をもってしても、自然の力を抑え込むことが出来なかったことに、言葉を失いました。
あれから10年になります。
先日、釜石で震災の語り部をしている方にオンラインで話を伺いました。震災当時は中学2年生で、あの大津波から逃れた時のこと等を話してくれました。
学校が海からわずか500m足らずの場所に立っていたこともあり、日ごろから防災教育が積極的に行われていました。
津波の速さはどれほどなのか。
校庭で車を走らせて、生徒と競争することでその速さを実感してもらうという授業を行っていたそうです。
「思っていた以上に速かった」
この経験が、あの震災の時に活かされました。
HTBでは震災から10年となる、3月11日(木)午後2時から
「東日本大震災から10年~今、私たちにできること~生配信スペシャル」
をHTB公式YouTubeチャンネルで配信します。
語り部の方にお話を伺った様子も配信します。
東北の復興のこと、災害が起きた場合にどうやったら大切な命を守れるのか。
皆さんと一緒に考えたいと思います。
皆さんと一緒に考えたいと思います。
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