乳がんを乗り越え、働くこと
ワークライフバランス・コンサルタントの視点からがんなどの病気を抱えても、働きやすい職場について考えます。
がんを治療しながら働いている人は日本におよそ32.5万人いると言われています。そのうち、8割の人が「がんと診断された後も働きたい」と意向を示すという調査結果もあります。
しかし、体力低下や勤務調整が難しいことなどを理由に依願退職・または解雇される人もいらっしゃいます。
企業に求められていることとは?
企業にも、病気を乗り越え働く職場づくりが求められています。
制度の整備と企業文化の改革
近年のがん治療では、入院日数は減少傾向にあります。そのため両立するためには、休職だけでなく時短制度など、フレキシブルな働き方を選択できる環境にすることが必要です。
ただし、制度を整備しても運用されなくては意味がないので経営者からのトップダウンで、従業員の理解を進めることも大切です。
支援プランの作成
抗がん剤の副作用には投薬直後に生じやすいものや何日か後に出てくるものなどがあります。
仕事の内容と副作用の出現パターンを考慮しながら治療のスケジュールを組んだり職場に対してわかりやすい言葉で副作用の説明する「支援プラン」をつくることを推奨したいです。
すでに、アクションを起こしている企業もあります。北海道の企業間でも、広がることを期待しています。
HTBonライン劇場 ピンクリボントーク 患者・家族・社会 ~生きてくのに必要なコト~2021年3月14日(日)午後2時スタート
https://www.htb.co.jp/event/online_theater/
視聴は無料です。当日の配信の中でご紹介するみなさんからの”声”も募集しています。オリジナルサイトの下の方にメッセージフォームあります。是非お待ちしております。
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