日本人女性の9人に1人が「乳がん」になる時代
いつもお読みいただきありがとうございます。今回は、私が病院で出会った患者さんのお話。昨年から”まま・ここっと”さんで連載をさせていただいているので、そのこぼれ話も一緒に。
ひろえさんは50歳、夫・長女(中1)・長男(小6)の4人家族。去年7月に右胸の乳がんと診断され、乳房温存手術後、放射線治療、現在投薬中です。
がんと気づいたきっかけは『ある日の右胸に痛み』。自転車で砂利道を走ると振動でズキズキ。セルフチェックではシコリらしいものには気がつかなかったそうです。
「まさか私が?」「どうして私が?」という驚きが大きかったそうです。
これまで、出会った患者さん、私も含めて親御さんにどういうか、お子さんにどういうか。悩まれる方ばかり。なかなかスパっとは言えないです、ハイ。
ひろえさんは旦那さまには夫にはありのままに伝えたそうですが、子どもたちには必要以上に不安にさせたり、心配させたりしたくなかったので、入院手術が決まってから話すつもりだったそうです。
でも先に様子がいつもと違うことに気づかれてしまい、結局お話することに。『隠し事はしないでね?』とお子さんが問いかけたそうなのですが、旦那さんはひろえさんを支えておられ、お子さんたちは非常にハキハキしてしっかりされていた印象でしたので、普段からきちんといろいろお話ができているご家庭なんだろうと想像して思わず納得。
しかし、伝えたはいいけれど、旦那さんとお子さんだけでは立ち行かない。こういう経験をされた方も多いと思います。
ご実家が遠方で両親もご高齢のため、入院しても手伝いをお願いすることができず、旦那さんも仕事で帰りが遅く、札幌に引越してきたばかりで友人もいない状況。まさに、ピンチ!
そこでちょっとヒントになりそうなのはこのエピソード。
『手術が必要になると分かった日から、当時は小学生の子どもたちに、洗濯やごはんの炊き方、料理などを教えていったそうなおです。そのおかげで入院中は、自分たちで朝洗濯をして、朝食を作り、昼と夜はスーパーで惣菜などを買って食べていたようです。私よりもずっと子どもたちの方が頑張っていたのだと思いました。』
(フルバージョンはこちら→)
来週の19日、月曜日には、最新のエピソードも公開です。
メールちょうだいしました。
40代の女性から・・・『私、去年、子宮がんになり6回も抗がん剤治療して髪の毛がなくウイツグです。テレビで無償のウイツグをまたやってほしいです。』
といただきました。
福岡などはボランティアでその他も自治体などでウイッグのレンタルや補助をされているところが多くあります。
読んでいただいている方の中でよい情報をお持ちの方がいらっしゃれば、是非、お知らせください。
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