ニセコから世界へ・・・ウィスキー作り始まる 日本酒メーカーの新たな挑戦

本格的なスキーシーズンを前にした12月、ニセコの森に大きな木箱が届きました。

どうやらスコットランドから海を越えてやってきたようです。

あけてみると・・・。

ウイスキーの蒸留器。

ここはニセコアンヌプリエリアで準備が進む”ニセコ蒸留所”。


アンヌプリ山と羊蹄山に囲まれ、
豪雪地帯ならではの上質な水に恵まれたニセコ町に新たな名所となるべく、産声をあげたのです。

この地を選んだのは新潟の”八海山”などの日本酒で有名な”八海醸造”の南雲二郎社長。

 最初は、新潟の地元リゾート、苗場の活性化策の参考にするためにニセコを訪れるようになり、そのうちに土地を気に入り、人脈もできて、ここで事業をしてみたい、と思うようになったそうです。

 国内の日本酒市場の縮小なども受けて、2016年には新潟県の南魚沼ですでにウイスキーの製造を始めていましたが、本格的な生産へ向けてその場所を探していたといいます。

目指すのは上品で繊細でバランスの取れたウイスキー。
雪が多くても気温が下がり過ぎないこの土地がウイスキーの製造に適していると考えたのです。

会社の設立は2019年、蒸留所と貯蔵庫の建設は2020年の4月から始めていました。

まずは新潟から鈴木隆広所長を含めた3人が北海道・ニセコ町に移住。共同生活をしながら、ウイスキー作りを進めます。

『うれしいなあ』

箱が空いた瞬間の鈴木所長。
思わず、顔がほころんでいました。
設計、機器の調達など、この日を迎えるまでも苦労があったといいます。

『でも、ここからですけどね・・・』

IMG_5083.JPG

ここから、2台の蒸留器の組み立てに2か月ほどかかります。初蒸留まではまたそこからかかります。

さらにウイスキーは熟成期間が必要、早くても2024年。長期戦です。

それまではドイツからやってきた蒸留器でジンを作り(これもかっこいい!)、夏には日本の伝統文化の拠点となるようなショップをオープンする予定。


初蒸留・オープンまでの物語は・・・まだまだ続きます。

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この記事を書いたのは

阿久津友紀

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