ピープルイズピープル、アイアムミー!-杉谷拳士ここだけの話-

 毎週日曜、午前11時30分から放送している、ファイターズ応援番組「FFFFF」。

前回は、杉谷拳士選手が登場し、自身の取り扱い説明書作りに挑戦してくれました。杉谷①.jpg

この企画、毎回選手自身に書き込んでもらうんですが、

「納得いかない!」と言って、フリップを自宅に持ち帰り、

後日清書して渡してくれたのは、杉谷選手が初めて。

野球同様、テレビの取材に対してもやる気が半端じゃないなと。

さすが、毎年お正月番組で大活躍する人は違うなと。

そんな所に心動かされたインタビューになりました。

 さて野球の話。毎年、オフになると一人でオーストラリアに渡り、

自主トレに励む杉谷選手ですが、

今年は、新型コロナウィルスの影響でオーストラリアには行けませんでした。

プロ生活13年目、30歳になる節目の年に選んだ自主トレの地は、沖縄の離島

しかも、郡選手(5年目の捕手、今年で23歳)、清宮選手(4年目の内野手、今年で22歳)、

野村選手(3年目の内野手、今年で21歳)という若手選手と共に4人でのトレーニングになりました。

20代前半の若手選手3人と30歳の杉谷選手となると、

構図的には「引き連れて」という表現をしがちな所ですが、

杉谷選手、その類の言葉を一切使わないんですね。

例えば、自主トレ中のオンラインインタビューでは、

「選手たちが『一緒に練習したい』と言ってくれた。

ここにいるメンバーが活躍しないと勝てないので、

僕自身も頑張りたい」

と語り、守備を3人に教えているのかと問われた時も、

「教えているというより、三木コーチと中田さんと中島と3人でやっていた

基礎練習を徹底的にやっている感じです」

指導的立場をやんわり否定した上で、

「改めてセンスの塊3人衆だなと感じました」

と一緒にやっている選手の能力の高さをアピールする、という感じなんですね。

バラエティー番組でぐいぐい前に出てきたり、

自身のインスタグラムでかっこいい風の写真を

バンバン載せたりする

“前に出たい杉谷”

杉谷②.jpg

も確かに持っている一面であるんでしょうが、

それだけではない、人間・杉谷拳士が透けて見えてきます。

自主トレが終わった後には、こんなことも語っています。

「レギュラーでもない選手に、『練習したいんです』って

相談してくれたことが嬉しかった。

あいつらには、引っ張ってもらってばかりでした」

そして、タイトルにもした言葉。

大きな期待を背負い、ドラフト1位で入団したものの、

もがき、苦しむ3年間を過ごしてきた

清宮幸太郎選手に伝えた言葉です。

「清宮も色んな事で苦しんでいるのを見てきたし、

色んな人から色々言われるのも見てきた。

やるのは自分。人は人。

Peaple is Peaple,I am ME!!!

ですよ。英語で言ってやりました!」

敢えて英語で伝える理由は理解できないが、

重くなりすぎない空気間が、

今の清宮にはちょうど良く響いたかもしれない。

そして、上昇のきっかけを掴みたいチームにとってもきっと、

この男の存在が必要だ。

★選手のインタビュー“ほぼノーカット版”を

YouTubeにアップ中!是非是非!

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この記事を書いたのは

谷口直樹 FFFFFプロデューサー

【FFFFF(エフファイブ)】
毎週日曜 午前11:30~11:50放送中
※毎週金曜14:20~14:42に再放送中

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