2021年の桜前線もゴール!別海町「野付の千島桜」とは?

こんにちは。松本 真実です。

ひがし北海道の別海町に来て2回目の春を迎えました。

1か月振りの投稿は、別海町のご紹介したい景色です。

「野付の千島桜」

今年の開花の知らせを心待ちにしていました。

さくら1.jpg(撮影 松本真実)
「野付の千島桜」(別海町立野付小学校 敷地内)

この写真は、昨年2020512日。偶然にも満開を迎えた日でした。

打ち合わせで別海町尾岱沼(おだいとう)から中心部へ運転していると、大きなサクラ色・・が現れました。思わず車を止めて少しの間、見入ってしまいました。

ほんのりと甘い香りが漂う、その姿は、美しいだけでなく神々しさを感じる・・そんな印象です。

「野付の千島桜」のことを少し。

 野付の千島桜は、「別海町指定文化財」に指定されています。明治39(1906)年頃、当時3年生だった子ども達が現在の野付小学校敷地内に移植したと伝えられ、日本一の千島桜と言われています。北方領土を望む野付水道からの強風と、厳しい寒さに耐えてきたため、低く生育しているそうです。

さて、気になる今年の開花状況です。

ゴールデンウィークまでは別海町は寒い日が多かったので、(学校の方にお話しを伺うと)510日頃かな?とのことでしたが、

ここ数日、気温の高いお天気の日続いたので一気に堅い蕾が緩んだようです。

5月9日に伺うと、日の当たり方で5分咲から8分咲というところでしょうか?

さくら2.jpg(2021年5月9日 松本真実撮影)

お天気次第ですが、昨年より少し早く、満開となりそうですよ。

海沿いの道をドライブしながら、ひがし北海道の遅い「春」をお楽しみください。私も満開のころ、もう一度訪れたいと思います。

さくら4.jpg

尚、野付小学校の敷地内にありますので、児童のいる時間帯の見学はお控えいただきたいとのことでした。

さくら5.jpg

 【雑学豆知識】

明治39年頃、野付半島から当時3年生だった内藤儀一・安達広治他1名が小舟で3本を運搬して現在地(野付小学校)に食事されたもので、そのうちの1本が現在生育しており、ここで学んだ人々の思い出となっている。(平成841日 別海町教育委員会)

「野付の千島桜」

所在地:別海町尾岱沼潮見町220 別海町立野付小学校

お問い合わせ:別海町観光協会 0153-75-2111

参考:

別海町指定文化財「野付の千島桜」 (別海町教育委員会)

https://betsukai.jp/kyoiku/culture/bunkazai/cho_bunkazai/notsuke_sakura/

日本一の千島桜情報 (別海町立野付小学校)

http://b-school.jp/blog/pnotuke/index.php?cID=22

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この記事を書いたのは

松本真実

AcademicTable 代表
北海道6次産業化地域プランナー、北海道大学認定デスティネーションマネージャー(地方創生・観光創造)。

「北海道の食と観光」をテーマに道内各地で活動中!

2020年4月より夫の勤務地であるひがし北海道・別海町在住(別海町観光協会に勤務)。

・ジュエルフルーツクリエイター
・スパイスコーディネーター
・野菜ソムリエプロ

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