トイレに行きたい!多目的トイレが変わる  

「トイレに入りたいのに、入れない!」
「トイレが心配で出かけられない!」

車椅子ユーザーの方や、排せつに介助が必要な方から
よく聞く悩みが、この言葉。

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公共施設の場所に「多目的トイレ」は普及しているのですが、
この「多目的」という言葉が、誤解されていることもあったのです。

「多目的=だれでも使える」という認識が多く
本当に必要な人が使えない、ということが問題になっていました。

そこで!
「高齢者、障害者等の円滑な移動等に配慮した建築設計標準」を改正し「多目的トイレ」から「機能別トイレ」となったのです。

誰でも使えるという概念をなくし、
必要な人に必要なトイレが使えるようにしよう!というものです。

ん?多目的トイレと機能別トイレ、どう違うの!?
と思う方もいますよね。

今までの多目的トイレでは、
・車いすユーザー
・オストメイト
・高齢者とその同伴の方
・小さな子ども連れ
・排泄に介助が必要な方々

など多種多様な方が利用されていました。
そのため混雑していて使えないことや、利用者の誤解もあったそうです。

そこで今回の改定は
・車いすユーザー専用トイレ
・オストメイト用設備を有するトイレ
・乳幼児設備の有するトイレ
を分けて分散しよう!ということになったのです。


例えば、簡易オストメイト設備を一般のトイレに設置することもできます。
また、多機能トイレが2箇所以上ある場合なら
1箇所は車いすユーザー用とオストメイト用として。
もう1箇所は、乳幼児用の設備のあるトイレとすれば、
利用者を分散することができますよね。

トイレ問題は、本当に切実。
「行きたいときに行けるトイレがある」
これが、とっても重要なのです!!

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この記事を書いたのは

森さやか(HTBアナウンサー)

夕方情報番組「イチオシ‼」MCなどを15年間担当。
ラーメンの食べ歩き歴25年。ワークライフバランス・コンサルタントとしても活動中。
2児の母。絵本セラピスト、防災士。

ワークライフバランス・コンサルタントの資格を活用し、道内企業にワークライフバランスの普及や提案をする活動も行っている。
育児や介護、病気などの事情を抱えていても、自分らしく生きられる社会を目指し、地域の活動などを取材・紹介している。

<これまでに制作したドキュメンタリー番組>
■平成28年日本民間放送連盟賞 特別表彰部門「青少年向け番組」優秀賞を受賞
「おはよう。いただきます。さようなら。~弁華別小学校最後の一年~」
https://www.htb.co.jp/hn/log/2016/04021053/

■北海道映像コンテスト2019 番組部門(放送)で優秀賞
「ごはんだよ。~にじ色こども食堂~」
https://www.htb.co.jp/hn/log/2018/05051000/

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