「トイレに入りたいのに、入れない!」
「トイレが心配で出かけられない!」
車椅子ユーザーの方や、排せつに介助が必要な方から
よく聞く悩みが、この言葉。
公共施設の場所に「多目的トイレ」は普及しているのですが、
この「多目的」という言葉が、誤解されていることもあったのです。
「多目的=だれでも使える」という認識が多く
本当に必要な人が使えない、ということが問題になっていました。
そこで!
「高齢者、障害者等の円滑な移動等に配慮した建築設計標準」を改正し「多目的トイレ」から「機能別トイレ」となったのです。
誰でも使えるという概念をなくし、
必要な人に必要なトイレが使えるようにしよう!というものです。
ん?多目的トイレと機能別トイレ、どう違うの!?
と思う方もいますよね。
今までの多目的トイレでは、
・車いすユーザー
・オストメイト
・高齢者とその同伴の方
・小さな子ども連れ
・排泄に介助が必要な方々
など多種多様な方が利用されていました。
そのため混雑していて使えないことや、利用者の誤解もあったそうです。
そこで今回の改定は
・車いすユーザー専用トイレ
・オストメイト用設備を有するトイレ
・乳幼児設備の有するトイレ
を分けて分散しよう!ということになったのです。
例えば、簡易オストメイト設備を一般のトイレに設置することもできます。
また、多機能トイレが2箇所以上ある場合なら
1箇所は車いすユーザー用とオストメイト用として。
もう1箇所は、乳幼児用の設備のあるトイレとすれば、
利用者を分散することができますよね。
トイレ問題は、本当に切実。
「行きたいときに行けるトイレがある」
これが、とっても重要なのです!!
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