『ひとりじゃない・・・次の誰かのために』と綴っています。
うれしいお知らせが届いております。関西のReborn.R(リボン・アール)の愛さんが始めた”乙女温泉”が北海道に上陸です!
愛さんの元に寄せられた乳がん患者さんのアンケートから生まれた”温泉デビュー”企画。
今回の舞台は北海道・函館の湯の川温泉!函館市女性会議の佐々木香さんが呼びかけ人です。
香さん、過去にご友人のがん患者さんから言われた『医療用のウイッグをつけたまま温泉に入っても楽しめなかった』という声が原点。いつか患者さんが心から楽しめる温泉の場所が作れないかと思っていたそうです。
そこで愛さんと香さんがつながって、今回の”乙女温泉”となりました!
6月16日(水)です。場所は函館の温泉街!湯の川温泉の『ホテル笑(えみ)函館屋』さん、まさに”笑”顔になる空間になることを祈っております。
定員は15人で、14日までに申し込みが必要です。入湯料1000円。問い合わせは【 honoka.20110122@gmail.com 】佐々木香さんまで。
ワークショップなども用意されているそうです。
北海道内でも複数、計画が進んでいるのですがとてもタイミング良くすべてがつながり、先月のプレ開催も大成功、うれしい声が届いているそうです。
毎月行われるそうなので、私も札幌から出られるときになったら参加したいと思います。取材もする予定ですので、後日ご報告します。
メールをいただきました。
『初めまして。初発が34歳、7年後右肺と横隔膜に転移し、切除手術。その1年後縦隔リンパ節に転移、それからは両側の鎖骨リンパ節の転移、縦隔リンパ節への転移、再発する度に治療をしてきました。
初発の時9歳と2歳の子供達は27歳と20歳になります。(現在、51歳)右肺の9割が無くなった後、テニススクールとスイミングスクールに通いました。仕事はパートですが途切れても勤めています。
反回神経麻痺(声帯の動きが悪くなり声がかすれたり、むせる症状)、胸水と浮腫みとは上手く付き合うしかありません。
乳癌になることは悲しいことですが人生は今のところ不幸だとは思っていません。
病気だからとできないことはありません。
人より劣ることはありますが私が楽しいと感じることかなと。夫はアスペルガーなので孤独でした。辛い時に何度も救われたのは病気のサイトで知り合った方達でした。ランチをしてメールでお話をして…何人かは天国に行ってしまいました。その人達の分まで生きたいと思います。』
ご友人とのご経験も含めて、共有ありがとうございます。その時々の気持ちだったり、つらさだったり、課題だったり、超えなくてはいけない壁だったり、それをどう自分の中で折り合いをつけていくか、って本当に課題で、それにしなやかに向き合われておられるのではないかと感じました。
学ばせていただくことが多いメールで、”私が楽しいと感じる”ということ、とても大切。いい言葉をいただきました。
『行き場のない不安』とどう向き合う?
『左乳房全摘との診断を受けました。内臓、骨、リンパへ転移は画像でみる限りないようですが、全摘がショックで受け入れられません。』
短いコメントなのですが、今の行き場のないお気持ちが感じられます。私自身もそうでしたし、多くの患者さんが訴えられているのが、今あるものが何者かがわからない、”手術の前”が一番心が苦しかったと記憶しています。
両側でしたので全摘が標準治療で、その後の再建のお話を一緒にしていただいて
ふくらみは取り戻せるのだ、と実感させてもらったことを覚えています。結局、それもアラガンの自主回収で同時再建はなくなり、私の場合は手術前日でもう手術に向かうしかなかったのですが・・・。
まずはご自身の命を救うことを第一に考えて、主治医の先生とご相談。その後、ゆっくりと再建など情報を集めてみるのはいかがでしょうか。私も今、再建についての情報を集めているところ、です。
今後、再建のご体験者の方のお話も伺って、ご紹介していこうと思います。
文:阿久津友紀(両側乳がん患者)
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