8日のピンクリボントーク『がん患者とココロ』をご覧いただいたみなさん、ありがとうございます。自分の病状や症状などをきちんと記録している人の方が、元気でいられる期間が長い、というお話に驚くとともに、大切なことなんだと実感。記事にもしますがYoutubeではアーカイブもしていますので是非御覧ください。
何か書く、残す、という作業は自分の考えをまとめたり、何がしたいのか、どう生きたいのかを考えるきっかけになります。今回のみなさんのメールも非常に参考になる悩み、思いばかり、です。
メールをたくさんいただいています
★50代女性
『いつも みなさんのお話を拝見させていただいています。
私自身 15年前の40歳で左乳房全摘。それから15年・・・定期的な年1回のマンモ検診を受けていました。最後の検診から半年 右乳房にしこり??
違和感有りでかかりつけ病院を受診したところ 新しい癌が。
しかも2個で 「あー...」 なんの知識も無く勢いで両胸再建を希望したものの
その病院では15年前の左胸は一次再建できず 、後日両側再建手術を受けるという予定で 右も全摘しました。
手術からちょうど2か月経ち 傷の痛みも日常生活には支障のないくらいに回復しています。7月に形成外科を受診予定です。
両胸再建はインプラントになるとの医師の説明でしたが だんだんと日が経つにつれて15年後にインプラントの入れ替え手術をしなくてはならないなど時間の拘束を考えると自家組織で再建したいと考えたり、でも それってできるのか?
そもそもなぜ私はおっぱい再建したいの?どうなの?
情報が無く 相談する人も無く もんもんと考えてしまいます。
とりとめなくなってすみません。わたしのひとりごとでした。
聞いていただきありがとうございます。』
悩みという上では私も一緒です。インプラントが自主回収となり、その後に保険認可のものが出てきたものの、入れ替えの問題や時間的制約で悩んでおります。再建については早めに一度、取材してと思います。
★50代女性
『はじめまして。私は、訪問看護師をしています。会社の健診で2年おきに、婦人科検診を受けていました。しかし、そこでは指摘されず、昨年12月に異変を感じました。
市内の乳腺外来に予約をしても、遥か先にしか入れず、ネットで見つけたクリニックに予約して受診しました。穿刺細胞疹で悪性。専門医は市内に1人しか居ません。と言われ、
そこに紹介されたのが、今年1月29日。そこで手術目的で、検査が組まれました。
明らかな転移は無く、ステージⅡaで部分切除も行けますと言われましたが、自分から全摘を希望しました。性格的に残して後から再発するのが嫌だったのです。
9日の入院でドレーンが抜けましたが、水が溜まってしまい、1週間に2回、通院しました。HER2陽性で、現在は抗がん剤と分子標的薬を週1回使用してます。脱毛が本格的になった時が、1番ショックでした。なんとか乗り越えて、今は普通に仕事復帰してます。訪問先では普通に、乳がんの手術を受けて入院してたこと、脱毛でウィッグである事を、隠さないで話してます。
ただ、職場の皆んなが、異常に心配して訪問件数やオンコールを減らすのが、とても心苦しいです。看護師だからこそ、まわりの皆さんに、健診だけで安心しない様に話をしています。私みたいならない様に。』
職場の配慮に心苦しい思いをされているのですね。周りの方にも知っていただく、イメージではなく、正しい知識と例を広めていかねばならないと思います。
★40代女性
『2020年9月、右側の全摘手術をしました.7月の組織診から8月のがん告知、9月の手術が決まるまでの間、毎日カーテンも開けられず、経験したことのない恐怖感、絶望、無力さ、怒り、悲しみ...この先あまり長く家族とは居られないのか...という不安の中で過ごした辛い日々を時々思い出します。手術前診断でステージ1と分かってからは、前向きに手術に向かう決心がつきましたが、今、まさに不安な日々を過ごされている方がいると思うといたたまれない気持ちになります。
タイプもそれぞれ、進行度や治療法も異なりますが、”必ずいつか笑える日がやってくる....”と言いたいし、今は思っています。(再建手術などまだまだ先がありますが、自身、今笑って過ごせる日々に感謝しています)
ありがとうございます。自分のがんが何者なのか、がわかる前に悩まれる方が本当に多いです。ピンクリボントークでもそのお話になりました。がんになった瞬間から受けてもいい”緩和ケア”。(この言葉についてもみなさんのイメージが違うので・・・まだ今度)
ココロの問題は抱えず、相談。精神腫瘍医に伺った内容をお伝えしたいと思います。
がんとともに、、、。
番組、SODANEへのご感想、ご意見お聞かせください。
番組制作、今後のイベント、SODANEなどで活用させていただきます。
がんとともに生きる方、ご家族を持つ方、そうでなくても、もちろん、どんなことでも、構いません。
決して1人ではありません。