大谷翔平選手に行った過去のインタビューから

世界のスーパースター“オオタニサーン”になる前の若き日々を振り返るこのコラム。

今回も、

2016年、HTBで放送した特別番組「道なき道を-大谷翔平の現在地-」を制作した際にまとめてファイルの中から、

エピソードを紹介します。

2016年2月、北海道日本ハムファイターズのキャンプ地・沖縄県名護市で行ったインタビューで、

野球以外のスポーツについて、こんな話をしていました。

「色んなスポーツをやりたいなと思ってますし、それが（野球にとって）無駄になることはないので。

色んなスポーツをする中で、野球の感覚が養われることもあるので」

具体的に、どんなスポーツに興味があるのかを聞くと。

「テニスとか、やったことないので出来るようになりたいっていうのは感じますけどね。

あと、弓道もやってみたいと思ったことはあります」

弓道とは、かなり意外ですが、インタビュー時間の関係で深堀り出来なかったのが悔やまれます。

ピッチャーとバッター、両方でハイレベルな成績を残すことでさえ

相当な時間をトレーニングに費やしていることは想像に難くありませんが、

それでも他分野のスポーツにも興味を抱くという好奇心。

さらに、その全てを野球に活かそうという貪欲さ。

それが、成長を続けられる要因の一つなのかもしれません。

そう言えば、現在ファイターズの投手コーチを務める厚澤和幸さんが、

ダルビッシュ投手、大谷選手、有原航平投手という、かつてチームを引っ張った選手たちについて、

「向上心の強い選手は完成しない」

と話していました。

好奇心と向上心を持って、

大谷選手は、まだまだ道なき道を歩んでいきそうです。

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