ワインの町に「ワイン樽サウナ」が登場!
「まきばにワインの樽のサウナをつくったんですよ!」。
え~どういうことっすか? 電話の主は以前「サウナで会見!サウナのサイダー」の取材でお世話になった十勝地サイダー研究会の林秀康会長っす。
ワインの樽がサウナになるの?お邪魔してびっくり!熱さも湿度もバッチリな見事なサウナ室だったっす!パンダ・リーっす。
舞台はワインの町・池田町
今回訪れたのは北海道東部とかちの「池田町」っす。ドリカムの吉田美和さんのホームタウンで。ワインの生産で有名な町ざんす。人気の観光スポットはこちらのお城!
『ワイン城』っす!この西洋風の巨大な施設で、ワインが製造・貯蔵・販売していやす。絶景を眺めながらとかちの美食と一緒にワインを味わえる、スケールの大きなワイナリーざんす。
ワイン城の敷地には、ワインになるぶどうの畑があって。
城の中ではたくさんのワインが貯蔵熟成されているっす。
(画像:いずれも『TOKACHI WINE.com』から引用)
コテージ&ガゼボ『十勝まきばの家』
そして今回「ワイン樽のサウナ」が登場したのは池田町のコテージ&ガゼボ『十勝まきばの家』っす。
コテージは全部で7棟。各コテージの手前には“ガゼボ”と呼ばれる小屋があるざんす。
なんと天気を気にせず家族や仲間だけでBBQが楽しめちゃうんですって~。「コテージで焚火」がコンセプト。ぜ、ぜいたく!!
さらにワンちゃん好きにはありがたい「ドッグラン」が屋外&屋内にあるざんす。
(画像:「十勝まきばの家」HPから)
「ワイン樽のサウナ」
そしていよいよ「ワイン樽のサウナ」のお披露目ざんすっ。
「バレル(樽)サウナ」は最近にわかに注目されているようっす。芸能界のサウナ伝道師・藤森慎吾さんがそのサウナ村プロジェクトで本場エストニアのバレルサウナを導入した、ときのう7月31日に発表されたばかりっす。
でも長年ワインを実際に寝かしていたワイン樽をサウナにした、というのはおそらくは日本初ざんす!
お~、丸い(笑)
樽と一緒に笑顔で新聞社の撮影に応じているのは。このありがた~いサウナを発案・制作した「十勝まきばの家」を委託管理する㈱大地の林秀康会長っす。
あらためて“癒し”を施設のコンセプトにする中で。第一弾として5月に「コテージで焚火」ができるガゼボをつくり。今回のワイン樽サウナはその第二弾だそうっす。
「ワイン樽のサウナ」は全部で3つ!それがこちら~。
この巨大なワイン樽。なんとフランス製とイタリア製の舶来品で。右の2つが7000リットル、左ので6000リットル。実際にワイン醸造に使われていたものだそうっす!なんと、ワインボトル750ml換算で8000本~9000本以上のワインが入る巨大なワイン樽ざんす。
「昭和63年」SINCE1988年っちゅうことは33年もの。積み重ねた時間。かぐわしい香りが刻まれているっすね~。
で、表はどうなっているのかといいやすと、はいこちらっ!
お~。ワインの樽には扉があって、屋根部分には防水シートが張られて。立派なサウナに生まれ変わってるじゃないっすか~。ん~入るのが楽しみになってきやした!
しかも手前には何やら小さなワイン樽と…インフィニティチェアまで完備!!わかっていらっしゃる(笑)
で、このワインの樽は…水を入れてるということはこのワイン樽は水風呂!
こちらの樽も実際にワイン城で使われていた樽なんだそうっす。
初体験!ワイン樽のサウナの体感
お披露目会では説明を一通り伺いやして。いよいよワイン樽サウナの「体験会」ざんす!安井美裕池田町長やワイン城の幹部の方もいらっしゃる中。お言葉に甘えて、失礼しやす~。
きれいな円形っすよね~。ステップを上りやして。トビラを開けさせていただきやす…。
お~。赤ワインの香りがガッツリしますよ!芳醇なワインのアロマ。いいっすねぇ。トビラは二重になってやす。右側には温度設定スイッチなどがありやすよ。
で左側は脱衣用の棚ざんす。
ではいよいよ日本初!ワイン樽のサウナに入りやす!お~、しっかり熱いっす。正面に向かって左はこんな感じ~。
二人が座れる広さっす。“壁”の色は朱色。赤ワインを長きに渡りはぐくんできた歴史を感じるっす。
で反対側は一人掛け。あわせて3人は余裕で座れるプライベートサウナざんすねぇ~。
で、二人掛けのほうに座らせていただきやす…。ん~落ち着きやすねぇ。で、とっても大切なヒーターはなんとセルフロウリュOK!
この日のサ室の温度計は…75℃。ロウリュしていただいていたので湿度もいい感じで、体感は80℃強といった印象っす。
で自分もロウリュ、失礼しやす…。♪ジュジュ~ 湿度がガンガン上がってきやす!いい感じで熱さ倍増!ワインのアロマも、樽の壁をナデナデしてると、ほのか~にですが感じやす。
ワインが熟成されてきたワイン樽の中で蒸されるー。ぶどうが熟成される過程に思いを馳せていたら、アッという間にゆっくり10分がすぎ。わがままボディもすっかり発汗。キモチいいっす~。
窓の外の緑を眺めながらゆっくり過ごせる極上のサウナ室。いやぁ、ありがたい~。
水風呂、インフィニティチェア
で仕上げは水風呂。小さなワイン樽には、水質がいい池田町の水道水が使われているそうっす。樽の水で汗カットして、いただきやす…。
ん~ちょうどいい!体感16℃前後。体の熱がじわ~っと逃げていくのを楽しみながら。緑の中でゆっく~り2分。なんか“黒ひげ危機一髪”ゲームの海賊野郎になったような不思議なシチュエーションっす(笑)
(画像:モデルは「まきばの家」森田支配人)
そしてインフィニティチェアで外気浴~。
(画像:ガチでととのう「まきばの家」森田支配人)
ん~、ととのった~~~♪(©サ道)
サ飯は「焼きチーズトマトカレー」
サウナのあとの飲み物は。十勝地サイダー研究会の林会長が運営する施設なので当然「十勝地サイダー」。JR帯広駅ではサイダーバカ売れ!自販機があるざんす。
色も味もカラフルな商品ラインナップから。選んだのはもちろん「池田ぶどうサイダー」。地元のぶどうを使っているという地サイダーは、ワインのような香りをほのかに感じる素敵な味わいざんす。
で、サウナ飯はまきばの家併設「森のカフェレストラン」で「焼きチーズトマトカレー」。
ん~、あちち!サウナ後にぴったりのピリ辛のカレーに。濃厚でアッツアツの焼きチーズと、まきばの家で栽培した有機栽培のミニトマトがトッピング。く~!辛味・酸味・塩味がたまらんっす~!
“ザクおじ”さんの「ワイン樽のサウナ」制作秘話!
このワイン樽のサウナ。ヒーターをどうするのかに時間を要したそうっす。そのヒーターの設置から、サウナ室のセッティングに汗をかいたのは、広尾町のサウナ社長・㈱石山商店社長で十勝地サイダー研究会副代表・石山拓ぱいせん。サウナイキタイでは「ザクおじ」としてとかちのサウナの魅力を発信されていやす。
ーサウナの命・ヒーターがなかなか見つからなかったとか?
「ガスのロウリュ可能なサウナストーブをネットで林会長が見つけたので資料をいただいたら九州オリンピア製のサウナストーブで積雪/寒冷地向けの排気でないのでこのままでは危険と会長にお伝えし。北海道オリンピアさんの協力で寒冷地仕様の排気に改修してもらったり。
ワイン樽サウナの外観イメージを壊さないように木製のボンベボックスを事前に図面を渡して大工さんに作っていただいたり。なにぶん初めて取り付ける機械でしたので準備は万全にするよう心がけました。
現地で取り付けの際に、ワイン樽の底(サウナストーブ取付ける壁)に穴を開けると。底板が強度を出すために湾曲していて。真っ直ぐな器具を取り付けるのに相当苦労しました。このような取組に参加させていただき有難く楽しかったです」
―完成したワイン樽サウナの感想は?
「ワイン樽サウナの内壁がワインの色でとても綺麗で。酸味のあるワインの香りも感じられ池田町というワインの町に本当に素敵なサウナが出来たと思います。
サウナ室は適度な広さでロウリュしたらすぐに熱波が来るのもすごく良かったです。サウナを出てすぐのワイン樽の水風呂と外気浴スペースのウッドデッキは柏の木陰にあり。木漏れ日と森を抜ける風がとても良く、緑豊かな景観も良く素晴らしきととのいでした。
アウトドアサウナの開放感と熟成ワイン樽サウナが組み合わさり。他の施設では味わえない感覚が得られると思います。ワイン樽サウナのポテンシャルは非常に高いと思います。運営側の努力とサウナーの方々の優しきサポートで良いワインが熟成されるようにより良いサウナになってくれると思います」
7月27日オープン!「ロッジ休憩プラン」も!
北海道とかち池田町の『まきばの家』の「ワイン樽サウナ」は7月27日から稼働していやす。現在『十勝まきばの家』の主な利用プランは下記の通りっす。
●ワイン樽サウナ80分+ロッジ休憩プラン(合計150分)
(12:00〜14:30/サウナ最終13:50まで)1棟6,600円(税込)
●コテージ宿泊オプション/コテージ宿泊+ワイン樽サウナ利用
①80分コース(15:20〜16:40、17:00〜18:20)3,850円(税込)
②120分コース(16:00〜18:00)5,500円(税込)
※ワイン樽サウナの3名さま以上のご利用は直接ご相談ください。
※Tシャツや短パン、水着などでご利用できます。
☆詳しくは『十勝まきばの家』HP「ワイン樽サウナ」のページをチェックっす。
https://makibanoie.com/tp_detail.php?id=165
9月下旬には「ワイナリー」もオープン予定!
☆格納動画:ワイン樽サウナの「樽」が使われていた「ワイン城」の紹介動画っす!(YouTube『十勝ワイン北海道池田町』から)