58年間続いた「然別湖観光遊覧船」がピンチ!運航継続へクラファンを募集

標高810m。北海道で一番高い湖の絶景「然別湖」

然別湖は大雪山国立公園にある、標高810メートルの北海道で一番高い湖です。湖は東西に長く、その半分は車では行くことが出来ない太古の自然が残る原生林に覆われています。森の中には風穴(ふうけつ)といって大昔から永久凍土がある岩穴があり、夏でもそこから冷風が噴き出します。

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然別湖と多くの人の思い出を、58年間乗せ続ける「然別湖観光遊覧船」

そんな自然を有する然別湖を遊覧できるのが、今年で58年目を迎える「然別湖観光遊覧船」です。例年は5月下旬から11月上旬に運航。夏は天の川が空から降り注ぐ様子を、秋は紅葉深まる山々を湖上から見渡せるのが人気で、年間約5000人が利用しています。

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「いさを号」が破損 クラファンで継続運航へ

ところが今年はコロナ禍で運航が遅れ、陸に停泊していた期間が長かったためか「いさを号」船体の横腹が破損。「いさを号」は鹿追町の『然別湖畔温泉 ホテル風水』が1993年から運航している船ですが、ホテルの売上が8割に激減。修繕費が重くのしかかっています。

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ホテル風水では7月から、修理費やバリアフリー対策を、クラウドファンディングで集めています。当初の目標額200万円は達成しましたが、費用が膨れ上がり、NEXTチャレンジとして期間を8月20日迄延長してさらなる支援を募っています。

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支援者の「遊覧船の思い出」


これまで寄せられた支援者の声には、「然別湖遊覧船の思い出」が多数寄せられています。

・「3年前、亡くなった父と乗船しました。何も言わずに景色に見入っていた横顔を思い出します。ぜひ、残していただきたいです。頑張ってください、応援しています」

・「50年以上前 修学旅行で行った然別湖の静謐さと深く、透明な湖水が忘れられません。
頑張ってください!」

・「静かな湖面を進む遊覧船と船長さん達の笑顔は然別湖の一つの大切な財産!僅かばかりですが母親と共に応援させて下さい。」


・「都会の喧騒を離れ、天風吹く湖上に身をおける日を楽しみにしてます。頑張ってください」

・「妹夫婦がこの船で湖上結婚式を挙げました。両家出席者にも伝えず、サプライズで行って、無事成功。日頃遠方で離れて暮らす親戚が一同に会した良い一日となり、今ではいい思い出となっています。わずかではありますが支援させてください」


CAMPFIRE 「還暦まであと2年。「然別湖観光遊覧船」を修理して継続運航したい」
https://camp-fire.jp/projects/view/455233?fbclid=IwAR3vclXuv-WIS5Ez2xJYWTxuYwyFcvOonmfydgXrExiWXjL2pdnzE9K-8fA

支援の募集は8月20日まで。

リターンには然別湖温泉ホテル風水の入浴フリーパスや国立公園でのテントサウナ体験、然別湖まるごと貸切ナイトクルーズなど魅力的なラインナップも。

詳細は上記リンクからご確認ください。

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この記事を書いたのは

SODANE編集部

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