次の誰かのためにと綴っています。
コロナワクチン2回目打ちました
1回目のワクチン接種から3週間。2回目がやってきました。前回同様、クリニックです。念のため、午後からの仕事は休みをとり、お昼すぎにクリニックへ。
診察室に入ると先生は事態が深刻になってきている、と。
藤本先生『副反応を恐れるよりもかかる方が怖い。ゴールデンウイークあけから来てなかったんだけど、きのう(8月5日)に札幌市の発熱外来から照会で7人来て、このうち4人陽性。虫じゃないけど、一匹いたら100匹いると思え、と一緒で第4波のときもそうだったけど、一人来始めたらわーっと来た。今は、第4波にかかった人で後遺症がある方も病院に来ている。治療も怖いけど、後遺症の種類もたくさんあって、現状、治療薬もない。1人ずつ症状が違う。後遺症が強すぎて、だるくて仕事できないからやめようと相談してくる人もいるし。どうやってかからないようにするかがものすごく大事です。』
『ワクチンの副反応は短期間のことだし、女の子の場合、将来、子供が産めなくなるとかフェイク情報で不安になっている人もいるけど、(ファイザー・モデルナのような)mRNA【メッセンジャーRNA】ワクチンは細胞には入らない。前例がないから誰も大丈夫だ、と言い切れないけれど理論上は大丈夫。妊婦さんでさえ、打った方がいいのではないかという流れです。ワクチンによって副反応は違うけれど、打つメリットの方が大きいと私は思います。札幌はまだ療養用ベッドに窮するところまで来ていないけれど実際にワクチン接種したけど、コロナにかかっている、という医療従事者も出てきている。対策を続けている医療従事者でもかかることがある、だからワクチン接種していてもまだかかる可能性がある。かかっても軽くは済んでいる。だからワクチンは受けられるときに受けた方がいいと考えています。局所の熱などは非常に小さな問題。熱が出た本人はつらいとは思うけれど。若いから副反応が出ているわけではないし、70代で3日くらい熱出たけど、4日目にはケロっとしたという女性もいる。誰が出やすい、という確固としたデータはまだない。』
私の1回目の副反応を振り返ると・・・
乳がん患者の場合、健側に接種します。私は両側乳がんなので両腕とも打てません。腕のリンパ節が腫れる可能性があることが理由です。私は足を勧められました。太ももへの注射でした。打った瞬間は痛くありませんでした。
しかし、4時間後くらいからのど・首のリンパ節のわずかな腫れを感じ、熱っぽくなってきたので市販のカロナールを飲みました。すると熱っぽさはなくなりました。
足の痛みは立ったり座ったりするときに2日間程度続きました。あとはちょっとしたダルさなのですが、これはタモキシフェンなどホルモン治療のだるさもあるのでワクチンの副反応かどうかは判断つかない程度でした。
藤本先生ご自身は熱は上がらず、感じたのはだるさ。疲れているから、くらいの程度だったそうです。
藤本先生『私は翌朝はケロっとしてたけど、3日くらい熱が出た看護師さんもいる。でもそれは想定内。注射で筋肉にモノが入ることがあるので、痛みも想定内。』
と、一回目の話をひとしきりしたところで2回目を打つことにしました。
注意点は・・・
1:当日は激しい運動は避けてください。
2:熱が出なければ入浴は可能ですが、接種部位はこすらないでください。
3:予防的に処方されたカロナールを飲んでください。翌日以降は体調を見て飲んでください。
発熱が2日以上続く場合は連絡してほしいと伝えているそうです。
今回も太もも、同じ側の足に打ちました。きき足、です。一瞬チクリが強めでしたが大丈夫。
解熱鎮痛剤・カロナールについて・・・
前回、2回ほど飲むことになったことから、今回は予防的に飲んでおこうかと思っていました。
藤本先生『2回めは私たちもそうでしたが、予防的に飲むと楽だった、という声が多いです。一回目は症状が出てから飲んだけれど、2回目は予防的に飲んだので(接種前に飲むわけではありません)1回目の副反応よりもむしろ楽だったという人が多いです。保険でカロナールの予防投与はできないので、処方してもらう必要があります。自費治療にはなりますが、体重を考えて処方してもらえますので錠数が少なくて済むと思います。市販は100mgなので。50キロの人なら5錠になってしまう。自費で適切な量を処方してもらうことをおすすめします。』
ワクチンの管理の大変さ
『(ファイザーの場合)1瓶から6人分、溶かしたら6時間しかもたない、というのがファイザーのワクチンのハードルの高さ。かなりきちんとやりくりしないといけない。インフルエンザだと、翌日に回せるのです。一度溶かすとその日しかもちませんから、一人たりとも無駄にしないように。』
本当に医療従事者のみなさんには頭が下がります。
待機時間は一回目とおなじく15分でした。なんでもなかったので処方薬局でカロナールをいただいて帰りました。
副反応は?
私はお昼過ぎに打ちました。胃が弱いこともあり、何か食べてから薬を飲むように勧められ、昼食を軽めに取った後、(注射から1時間後くらいに)カロナールを服用しました。
その後、前回とは違い、4時間程度たっても熱は上がらず、少しのどのいがらっぽさがある程度でした。
しかし夜、少々足の痛みが出てきたので(薬が切れた?)寝る前にもう一度服用。翌朝はすっきりでした。
思ったより副反応が少なく安心しました。
先生からはかかる可能性があるから、きちんとマスクで他の方にうつしたりしないよう、そしてうがい、手洗いは継続するように、と言われました。ようやく札幌では50歳以上の予約が始まりました。私は基礎疾患枠で早めの対応でしたが、今月末で50歳となる夫はまだ予約できません・・・。
【とよひら公園内科クリニック】
院長 藤本 晶子先生
順天堂大学医学部卒業
北大 第一内科入局
国立札幌病院 循環器内科
北海道対がん協会
(文:阿久津友紀 乳がん患者)
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