昭和レトロな「家族風呂」の貸切サウナ!
「昭和レトロブーム」が若者にも人気、な~んつう話題が一時期盛り上がりやしたよねぇ。
今回お邪魔したサウナは…昭和レトロな「家族風呂」にある貸切サウナっす。今流にいえば「ソロサウナ」。
驚いたのは。サウナ大国「サ国」とかちでは
「え?まだ行ってなかったの?」
つうぐらい、サウナ―の間では“ソロサウナの殿堂”として長年愛されてきた老舗のサウナだということざんす。
さらに隣接した食堂の、ハルさんがつくるサウナ飯がまた旨いっ!!パンダ・リーっす。
帯広「ローマの泉」
その存在を知ったのはあれは確か某UHBさん制作の『&SAUNA』だったかなぁ?“テルマエ風の彫刻がある貸切個室のサウナ”?おもしろいなぁって思ってたっす。それがこちら、ととのえ親方が“発掘”した北海道はとかちの帯広にある老舗の家族風呂『ローマの泉』っす。
場所はJR帯広駅から1.6キロ。車で5分、歩いて20分。左には公衆浴場『ローマノ福の湯』、その右が家族風呂『ローマの泉』っす。
看板には小さく「男性大衆サウナ」とありやすが、今は家族風呂専門っす。では中へ失礼しやす!
なんかホットするやさし~い雰囲気!まさに昭和レトロワールド!でもどこにもローマ風はにゃい(笑)どこかにあるかなぁと見渡すと…
きゃわいい~~~!ローマ風を発見ざんす(笑)
で受付には料金リストが。
「ファミリーサウナ」っていうのが今回目当ての「貸切個室サウナ」っすね。お値段は1時間2千円(フェイスタオル、バスタオルつき)。サウナ付きは3部屋あるそうっす。
で、今回お世話になったのは…『21』号室!テルマエローマ風の彫刻はこの部屋にしかないということでとても人気のお部屋なので既に先客が…。一度帰って清掃も終わる2時間後に再訪しやした(笑) 利用はひとり、贅沢ソロサウナざんす。
ローマの泉 ルームナンバー「21」
受付済ませて、ルームナンバー「21」へ。廊下は昭和の学生寮のような風情っす~。
で、2時間待ってこちらに!
「サウナ 21」‼ “サウナがあるよ部屋だよ~ん”ということっすね(笑) 敬意を表して「サウナ トゥウェニーワン」と呼びたいっす。ではいよいよ室内へ…。
どど~んと浴室がガラス張りっす!脱衣スペースにはベンチがひとつ。そしてこれが噂の…
外気浴ばりの爽やかな風を運んでくれるという噂の扇風機完備っす。
ロウリュNG、承知しやした!
い、いつも拝見してやす~。
旭川の“サウナ総合サービス”『アカツカ産業』?ググっても出てこなかったっす。ちなみに老舗のサウナのサ室でよく見かける『中山産業』は今の『METOS』っす。
昭和の雰囲気を愛でまくり!で、いよいよ浴場へ。
地中1.2キロ!掘り当てた温泉
お~!シブいっすね~。カランがひとつあって。その左横には火鍋のような形の浴槽!
茶褐色のほうが「モール温泉」、そして「水風呂」ざんす。パパっと体を清めて、まずは温泉で下茹でっす。
この温泉。実は苦労して掘り当てられたそうなんす!
ナシオ商店(というお菓子問屋?)がつくったというこの『ローマの泉』。開業当時は温泉ではなくて沸かし湯だったため燃料代が経営を圧迫。昭和51年(1976年)にリフォームの専門店『佐虎建業』に引き継がれ、今に至るそうざんす。
ご親族の方に話を伺いやした。その貴重な資料によるとー。昭和55年(1980年)1月。創業者の佐藤虎治社長は「温泉を掘ろう!」と一念発起。掘削に挑戦しやす。
(イメージ画像:「(有)錦江ボーリング社」HPから引用)
☆温泉掘削・揚湯工事なら「(有)錦江ボーリング社」https://www.kinkou-b.co.jp/
掘削開始から約半年後の7月17日。時刻は夕暮れ午後6時半。地中1.2キロまで掘ったそのとき…。
♪バシャ~~~
46.2℃のモール温泉が自噴!帯広では3番目となる温泉を見事掘り当てやした!湯量毎分720リットルは市内一だそうっす(当時のメモによる)。
(画像:当時の新聞記事(十勝毎日新聞)の切り抜きっす)
(画像:当時の新聞広告っす。「源泉100%」の文字が誇らしげでグッときやす)
温泉を掘り当てたときの佐藤虎治社長、うれしかったんだろうなぁ~。濃くて熱くてかけ流し!いい源泉だもんなぁ~。
しかし平成6年(1994年)9月。地震で配管が破損。砂がつまって、一時休業を余儀なくされたこともあったんですと!
(画像:臨時休業を伝える新聞広告)
今の配管は再度施工し直したものだそうっす。むき出しの水道管には、温泉を絶やしてはいけないと頑張った歴史があるんだそうっす。いやぁ、いい源泉を守っていただき、あ~たす‼
快適!“ソロサウナ”
で、いよいよサウナ室へ。
コンパクトなサ室はなんとひな壇が2段あるっす。頑張れば3人座れやす。そこを独りで占有。完全ボッチサウナ、ソロサウナは自分史上初めてかもっす(笑)。
ヒーターはこちらっ。
しっかり熱いっす!温度計は95℃。体感はヒーターも近いので100℃超えっす。
ロウリュはNGっす。温泉常時かけ流しのおかげで湯気を取り込むのか。サ室はカラッカラではないざんす。ちょいと工夫で。水を少し含ませたタオルを絞って超控えめ~に床にロウリュしたら湿度もバッチリ。がんがん発汗してきやした。7分程度ソロサウナを満喫っす。
体感10℃!地下水の水風呂
アツアツのモール温泉で汗カット。いよいよ水風呂ざんす。かけ流しの水風呂の水は地下水っす。水を頭にかけると、ジンジンくる冷たさっす。では失礼しやす…。く~~~~~!つ、冷たいっす!体感はグルシン手前の10℃かなぁと。ニコーリフレの水風呂級に冷たいっす。
天使を携えた聖母の像を眺めながら、30秒で急速冷却ざんす!
ととのいは「ローマの風」で
休憩は脱衣スペースへ。外気浴ではないっすが、扇風機がもたらす風がとても爽やかでよくととのったっす~。誰が言ったか「ローマの風」と呼ばれているそうっす(笑)
この爽やかな体感は。たぶん水風呂のかけ流しの水。キンキンの地下水でがっつり冷やされたおかげじゃにゃいかなぁと思うざんす。いい水風呂っす。『ローマの泉』のその名前。伊達じゃないざんす。
サ飯は『醤油ラーメン』&『豚丼』
サウナ飯は施設の中からも行ける『ローマの泉食堂』へ。
いただいたのは『昔風醤油ラーメン』と『豚丼』(小)。
豚丼の豚肉が分厚いっす。甘めのたれが絶妙っす。
昔風醤油ラーメンはその名の通り、懐かし~い味わい。ローマの泉食堂で30年以上切り盛りしてきたという「ハルさん」に聞いたっす。このスープの味は、豚骨・熟成した玉ねぎ・ニンジンを6時間煮込むことで生まれるそうざんす。
いやぁ、旨いっす~。
ローマの泉でソロサウナのあとは。ハルさんの気さくな会話と。長年愛されてきた昭和の絶品サウナ飯をぜひご賞味あれっ!!
☆見てととのう!『ローマの泉』HPはこちらっ!
☆『ローマの泉』もバッチリ管理!リフォームの専門店『佐虎建業』HP
☆格納動画:げんせんチャンネル「貸切サウナで1人集中して整えられるモール温泉・帯広「ローマの泉」 #2」