「野球が好きすぎて、バット作っちゃいました…」喜茂別町のバット職人 金野健司さん

喜茂別町に自宅と工房を構える「バット職人」、金野(こんの)健司さん。

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小学生から野球を始めた金野さん。現在は道内初の女子クラブチームの監督を務めています。

その指導の傍ら「バットは高いので自分で作って安く提供する」という、多くの人に野球を楽しんでもらいたい思いからバットづくりを開始。

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バットの好みは長さ、形、重さ、バランスなど人それぞれ。その選手にあったバットをミリ単位でオーダーを受け、なんと一本一万円で提供しています。

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一本一本手作りされるバットはその見た目にも、手に取った重さやバランスも少しずつ異なります。

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そのこだわりのバットづくりが始まったのは15年前。「自分で自分の振りやすいバットを作るのが面白くて。」と語る金野さん。それ以来選手の願いに適ったバットづくりに邁進しました。

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そうして、金野さんのバットを使った選手の活躍も広がります。

「選手からホームランを打った、首位打者を取った、という連絡がくるのがそれはもう嬉しくて、やりがいになりますよね。」と語る通り、その喜びにも駆り立てられ15年、作り届けたバットは1,000本を超えました。

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工房ではバットを0.1mm単位で削っていきます。少しの刃先の狂いがあるだけで「ガタガタ」「ぼこぼこ」とした表面になりってしまいますが、金野さんの手にかかれば狙った形に表面がどんどんと削られていきます。

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「0.2mmの狂いがあると、感覚的に「アレっ」となる」という金野さんの言葉。それだけ細かな仕上がりに徹底したこだわりを込めて削っていきます。

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こうして作られるこだわりのバットの評判は口コミで広がり、今ではオーダーが途切れることがないそう。

そんな金野さんの夢は「喜茂別の木でバットを作る」こと。

喜茂別の木で作られたバットが、未来の野球選手に届き、活躍する日がきっと、遠くない未来に来ることを願って。

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この記事を書いたのは

SODANE編集部

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