北海道米のルーツを探ろう!北海道開拓期に重要な役割を担った旧島松駅逓 2021ライトアップ~秋編~

ライトアップで秋の夜長を楽しむ

109日(土)から1017日(日)までの間、北広島市の国指定史跡「旧島松駅逓所(えきていしょ)」(北海道北広島市島松1-1)のライトアップを行います。

駅逓とは、交通の不便な土地に宿泊と馬を備えた建物のことで、開拓期の北海道の交通や運送において大切な役割を担っていました。

現在は国指定の史跡として建物が残されていて、中を見学することが出来ます(4月~11月開館)。

建物の中には明治天皇が立ち寄られた貴重な部屋もあるんですよ。

ライトアップされると紅葉が光の中に浮かんで見えてとても幻想的な風景になるんです。

kitahiroshima1005.png.jpg

(資料提供:北広島市教育委員会)

旧島松駅逓所廊下.JPG

(資料提供:北広島市教育委員会)

また、旧島松駅逓所は、北大のクラーク博士が帰国する際に学生と別れを惜しんだ場所でもあります。博士が残した言葉「Boys, be ambitious! 」だけでも耳にしたことのある方は多いのではないでしょうか。

クラーク博士記念碑と「寒地稲作この地に始まる」の碑.JPG

(資料提供:北広島市教育委員会)

それから、現在流通している北海道米のルーツにあたる米(赤毛といいます)の栽培・収穫を成功させた中山久蔵(なかやま・きゅうぞう)が明治初期に入植したのが島松で、久蔵宅がのちに駅逓所となり、北広島市民にとって旧島松駅逓所は歴史的にとても大切な場所なんです。

赤毛の見本田.JPG

(資料提供:北広島市教育委員会)

ライトアップは、期間中109日(土)から1017日(日)までの16時半から19時までです。期間内は17時から19時まで建物を無料開放しますので、ぜひガイドの方の分かりやすくて丁寧な説明を聞きながら見学してみてください。歴史にそんなに関心が無い方でも解説があると楽しめると思います。

さらに、ライトアップ期間中は先着50組の方に赤毛のお米(小袋)のプレゼントがあります。一緒に縁起物として配られる稲穂も同じく数に限りがあります。毎年もらいに来て、神棚などにお供えする方もいらっしゃるんだそうです。

通常の開館時間(10時から17時まで)は入場料がかかり、無料になるのは期間内の17時から19時まで。

ご注意いただきたい点もあるので、

詳しくは上記ライトアップのチラシ画像をご覧になるか、主催者である北広島市教育委員会のウェブサイト

2021旧島松駅逓所ライトアップ~秋編~ | 北広島市教育委員会

city.kitahiroshima.hokkaido.jp

にてご確認ください。

秋の夜は早く暮れてしまいますが、旧島松駅逓所ライトアップだと、歴史と風景を一度に楽しめます。秋の行楽の一つとしておすすめします。感染対策をして少人数でお越しくださいね。

(一般社団法人北海道きたひろ観光協会 新本桂子)

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この記事を書いたのは

北海道179市町村 SODANE情報部

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