いつもお読みいただきありがとうございます。次の誰かのために、と綴っています。
みなさんのご経験についてメールをいただいています。
病気と伝えたら異動に・・・
40代の女性
『がんではありません。指定難病です。難病ですが、不治の病ではありません。ただ手術が必要で、長期的な治療が必要な場合もあります。難病と伝えると、上司次第ではあると思いますが、私の場合は、冷たくされてしました。情報技術職を長年やってきましたが、病気と伝えたために、異動、畑違いの単純作業の部署へ異動になりました。
病院からは、普通に働いてもいいし、変わらない生活が出来ると言われております。病院と周囲との温度差があり、理解されないことは、当事者にとっては、とても辛いです。ガンでもなかなか死ぬことはない時代になってきています。病気になっても、生きていかなければならないのです。だれがいつ病気になってもおかしくない時代です。病気になってしまった人にも、たくさんの道を開いて欲しいと切に願います。』
今月はピンクリボン月間なのですが、ピンクリボン運動は検診の啓発だけではなく、患者さんの社会的な地位の向上も欧米では含まれています。がんに限らない患者さんへの社会的なサポートが本当に急務だと感じています。
両親よりは必ず長生きしよう
50代の女性から
『昨年9月30日.左乳房左リンパ節全摘、ステージ1のつもりで受けた手術でしたが、術後検査でステージ3Cと診断されました。エキスパンダーを入れるも、最初の化学療法中に感染症がおこり、11月25日に摘出。1月よりパクリタキセル、5月にはコロナに罹り、6月より次の化学療法中で1月には放射線治療が始まります。放射線治療についてわからない点が多く、不安を抱えています。昨年違和感を感じてから、受ける検査全てが悪い結果でかなり落ち込みました。今は死ぬまでは生きよう、という心境です。89歳と93歳の両親よりは必ず長生きしようと決意しています。仕事は昨年12月より病気休職です。』
休職され、治療に専念されている中、ありがとうございます。エキスパンダーを抜去されたとのこと。さらにコロナにもり患されたということで体調の変化にご苦労されていると推察します。放射線治療は乳腺の先生よりも放射線の専門医にお尋ねいただいた方が、不安のポイントを明確にして下さるのではないかと思います。始まる前に一度、受けられる放射線科の専門医とお話になることをお勧めしたいと思います。
40代の女性から
『前回、前向きになれないと投稿したものです。今日これから手術です。家族の協力、癌専門看護師の方にお話し聞いてもらったり、職場の上司が理解、周りの応援もありなんとかここまできました。でもまだほんの始まりに過ぎず、ここからが長い道のりなのもわかっています。辛い時は辛いと言える環境に感謝して乗り越えていきます。』
いただいたのが今週の頭、です。その後いかがお過ごしでしょうか?つらいときはつらいといえる環境が支える、ということが非常に参考になります。長い道のり、一緒にゆっくり進みましょう。
さて、今月はピンクリボン月間、10月16日(土)に「ピンクリボンin SAPPORO 2021」が行われます。ピンクリボン in SAPPOROは今年で設立15年。乳がん最新情報のミニ講演を始め、チャリティ音楽グループのステージを楽しんでいただきます。
会場では季節の野菜、手作り作家さんのマルシェを展開。夜は札幌テレビ搭をピンクにライトアップされます。こんな時期だからこそ、一人でも多くの方に乳がん検診の大切さを感じてほしいという思いを込めているそうです。
【ピンクリボン in SAPPORO 2021】
●日時:2021年10月16日(土) 11:00~17:00
●会場:札幌駅前通地下歩行空間(チカホ) 北3条交差点広場
医師による乳がんミニトーク
1回目 13:00~13:30 2回目 15:00~15:30
①乳がん啓発ブース
②ピンクリボンマルシェ
・手作り作家さん大集合 ・季節の野菜販売
※売上の一部はピンクリボンへ寄付されます。
●夜はさっぽろテレビ塔がライトアップ 19:00~21:00
https://pinkribbonsapporo.web.fc2.com/
23日(土)の夜22時から これを提唱されている、乳腺外科医のグループの方々とYouTubeも行う予定です。(HTB北海道ニュースYouTube)
https://youtu.be/rD0Tbe486pE
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