デザインしたのは高校生!? 北海道仁木町に超小型電気自動車「仁木町クールチョイス号」が登場

環境省の推奨する「クールチョイス宣言!」を行い、地球温暖化に対する具体的な取り組みを始めている仁木町。

町内での広報活動に使用する車も超小型電気自動車NEICLE(※)を採用。

「仁木町クールチョイス号」として登場しましたが、こちらが「仁木町らしい」ラッピングを施され素敵なルックスに生まれ変わりました。

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この取り組みに共鳴したのが、仁木町内にある北海道芸術高等学校。マンガ・イラストコースをはじめとし、声優コース、ファッション・ビューティコースなど多様な芸術科目を有するのが特徴的で、生徒たちの興味・関心のある分野を学習の切り口としています。こちらのマンガ・イラストコースの生徒がラッピングデザイン案作成に名乗りを上げました。

22のラッピング案が提出され、審査会・プレゼンテーションを通過し、みごと宮越楓さんの作品が採用されました。

11月1日、ラッピングが完了した「仁木町クールチョイス号」の納車式がが行われ、デザイン担当した宮越さんも参加。

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納車式ではデザインをした宮越さんの挨拶も。

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「今回、私にクールチョイス号のデザインを選んでいただき、ありがとうございます。このようなデザインをするのは初めてだったのですが、特に意識した点が二つあります。

一つ目は、どんな年齢のひとでも一目見てわかるように大きく、簡潔にすること。

二つ目は、車本来の可愛らしさやカッコよさを表現すること。

また、仁木町のワインが国際ワインコンテストで国内初の金賞を受賞した、という記事を読み、ぜひデザインに取り入れたいと思い、車体正面にワインを配置しました。

今回の制作にあたり、改めて仁木町と仁木町の自然のよさを感じました。このデザインを通して、地球温暖化に対して皆さんにも意識するきっかけになって頂けると嬉しいです。」

と、堂々と挨拶した宮越さん。

細部までしっかりとデザインされた「仁木町クールチョイス号」。これから町職員での運用で活躍するほか、事業者への貸し出しも行い、環境配慮や二酸化炭素を排出しない町づくりを町民に考えてもらうきっかけに走り出します。

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※1 NEICLEについて
NEICLEは、複数の道内ものづくり中小企業が独自の技術を持ち寄り、研究・開発を推進する「Team NEVS」(チーム・ネブス)が、北海道発の電気自動車(EV)研究開発・利活用プロジェクトで開発した寒冷地仕様のEV。

※2 NEICLE導入の経緯
NEICLEの導入については、小樽市の自然活動NPO 「自然教育促進会」が採択を受けた環境省の補助金 を活用し、仁木町と連携した事業の一環です。
環境省の「令和3年度二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金(民間企業等が地方公共団体と連携して行う地球温暖化対策事業)」。カーボンニュートラルの実現に向けて、地方公共団体等と連携して事業を行う民間企業・団体が、各種団体と連携して、持続可能な脱炭素社会づくりに向けた、効果的かつ自発的な行動変容やライフスタイルの選択(COOL CHOICE)を促す取組の拡大・定着を図ることを目的としたもの。

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この記事を書いたのは

北海道179市町村 SODANE情報部

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