コロナ禍で見なおす「料理」
お家で料理する時間が増えました。
コロナ前はあまり意識していなかった食材に関心を持つようになったという人や、料理が趣味になったという方も多いようです。
そこで今回は、私が最近手にしたオススメの料理の本を紹介します。
青い空に、白い雲が浮かんだような表紙が印象的な
料理本『おいしくつくろうよ』
簡単につくれるメニューから、プロのひと手間を加えたものなど83種類のレシピが載せられています。
札幌の料理研究家・東海林明子さんが今年6月に出版した本です。
今はネットで検索すれば投稿レシピや動画レシピも沢山見ることができますが、
私が「料理本」を好むのはその本を手掛けた「人」の個性が伝わってきて親しみを持てるからなのだと思います。
この本からは東海林さんが料理アレンジを楽しむ姿やお酒と食事を楽しむ姿が目に浮かびます。
「長イモのふんわり卵焼き」や「マーマレードポテサラ」さっそく作ってみたくなるものや、「ジンギスカンのたれ」「めんつゆ」など市販のものではなく自家製にこだわってみる面白さも感じられました。
また所々に、こだわりの調理道具やお気に入りのエプロンなども紹介されているコラムも楽しみの一つです。
料理に込めた想いとは?
この料理本に込めた想いを、東海林さんに伺いました。
「外食が減った分、家庭料理が見直されるようになりましたが、一方で料理教室など、料理を教える機会も減ってしまいました。まだまだコロナの影響は続きそうだし、家族や孫と一緒に作れる料理の本を出そうと思いました」
今回、家族と一緒に楽しく作れるレシピを意識したという東海林さん。
お孫さんや、息子さんご夫婦も登場して、一緒に作る様子が掲載されています。
森さやかの思うコト
家族と美味しく作って食べる。その大切さを、コロナで改めて感じるようになりました。
ときには料理が面倒に感じられることもあり簡単なレシピも役立ちますが、これまでの視点ではなかったものが「誰とつくるか?」という価値観。
改めて食について考える今日この頃。
子供たちや家族と作る料理はキッチンに向かうのが楽しくなりそうです。