次のだれかのために・・・と綴っています。
毎月19日はピンクの日! ご自身の胸に関心を!
がんと診断されてから2年半が過ぎました。ここまであっという間と言われればあっという間。目の前の治療だったり、仕事だったりをしているうちにここまで来ているという感じです。身体の感覚でいえば、薬の副作用はそれなりに、ホットフラッシュ・コールドフラッシュが来るのも変わりませんし、足がつりやすくなったり、など新たな悩みも生まれてはいます。
こうして発信をしているとお悩みが多く寄せられます。副作用や新しく出てきた症状などは主治医の先生に相談すればある程度解決が可能です。でもお金の問題・・・これはなかなかどこに相談すればいいのかわからないという声が多いです。がん支援センターなどがある病院ですとソーシャルワーカーさんなどが相談に乗ってくださいますが見つからない方はどうすればいいのか。
寄せられたのは数年前に乳がんと診断されてホルモン治療。先日、子宮体がんが発覚した女性の声でした。
初発の告知の際にびっくりしてすぐ仕事を辞めてしまったそうです。前回、すぐに退職してしまったので、自己都合退職となり、その後しばらく生活が大変だったそうなのです。今回は後悔したくない。現在の職場も休みがあまりもらえず、辞めさせられる可能性があるのだけれど今回は絶対に泣き寝入りをしたくない、というものでした。
コミュニティ周りのみなさんにお話ししたところ、こうした方、結構いらっしゃる。がんと告知されて、次の病院で先生に『辞めなくて大丈夫ですよ』と言われる前に会社を辞めてきてしまった、びっくり退職してしまった方の多いこと多いこと。これはいけません。
私の場合は、会社に伝えてギリギリまで働き、(結構元気だったし、そのほうが考えずに過ごせた)入院前日まで働き、退院後少しずつメールなどの処理をしながら『社会とつながる』実感を持って1か月後に復帰しました。自分がどうしたいのかを率直に話すのがいいと思います。
ただ、慢性的に人手が足りない職場などですと、休むと待っていていただけないケースも少なくありません。非正規・正規問わず、方策があります。個々の方によって状況は違うと思いますのでこうした方には社会保険労務士さんをお勧めしたいと思います。各自治体に労務士会があって、無料相談窓口もありますので一度調べてみて相談してみてはいかがでしょうか?
治療を受けるにあたり、お仕事についての心配や悩みごとは尽きないと思います。がん患者さんもそのご家族も含めて『治療と仕事の両立をできる』ことを前提に考えていただいたほうがいいと思うのです。
もちろん、治療によっては体力的なものからお休みしたほうが良い場合もありますし、無理は禁物ですがすぐにやめることは賢明ではありません。雇用保険・高額医療費控除・傷病手当金などなど、支えてくれるものがあります。
辞める前に一呼吸、大切です。
ちょっと周りで悩んでいる方も多いので、イベントを行うことになりました。
がんと診断された・また治療が始まった・休まねばならない そんなとき、お金はどうする? 仕事はどうなる?と不安が募る・・・札幌で活躍される2人の女性社会保険労務士にいざというときのために備えたいお金のコト・まだもらえる 知らないと損する話などなど知っておきたいことをギュっと詰めてお届けします。
社会保険労務士の先生方はまだまだお仕事のことを知ってほしいと思ってくださっていますし、何よりもご自身も子育てなどを経験されて、企業で働くことだったり、女性の働き方に関する経験と知識、そして熱い思いをお持ちです。お二人で影練(ふるい・・か)もしてくださっているので非常に楽しみです。
がんとともに、、、。
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がんとともに生きる方、ご家族を持つ方、そうでなくても、もちろん、どんなことでも、構いません。
決して1人ではありません。