もう一つの網走監獄は"幼稚園"?? あの北海道名所の知る人ぞ知る観光ポイント

北海道の網走、といえば観光地で有名なのは「網走監獄」。

明治23年に誕生し、北海道開拓の歴史を語る上で欠かすことのできない存在で、数々の映画や物語の舞台となり、さらに近年では様々な人気漫画にも取り上げられたこともあり、見覚え、聞き覚えのある方も多いのではないでしょうか。

そんな網走監獄、現在では当時の様子を展示として見学することができる施設となっています。

その正門がこちら。

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もしかしたらこちらも見覚えがあるという方もいるかもしれません。

一方で、現在のこのレンガ造りの門が出来る前、実際使用されていた木造の門が同じ網走に移築され、知る人ぞ知る観光スポットになっていることはご存じでしょうか!?

こちらがその、網走監獄二代目の門です!

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この門の奥に見えるのは…なんと幼稚園なんです!

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というのも、この門は大正時代に網走監獄の正門が建て替えになった際、長らく網走監獄の教誨師を務め、「免囚保護の父」とも呼ばれ慈悲深く行くあてのなくなってしまった出獄者の面倒を見続けた僧侶・寺永法専が住職であったことで縁の深かった永専寺に払い下げられ、この寺の山門として移築されたのです。

この永専寺に併設される幼稚園もこの山門の向こうに建てられたことで、先ほどのような一見不思議な見た目のスポットとなりました。

現在この山門は網走市の市指定有形文化財となっています。

永専寺

網走市南6条

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この記事を書いたのは

SODANE編集部

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