2月4日はワールド・キャンサー・デーです。
日本各地・世界各地でイベントが行われています。
#WorldCancerDay #CloseTheCareGap が今年のハッシュタグ。がん医療のギャップを埋めようということです。診断後のがん治療の格差の問題をとらえなおす動きが高まっています。医療者と患者がどう相談し、どう決断して治療をしていくのか。医療者の支えのもとに納得して治療に向き合えるにはどうしたらいいのか。お互いに知識と経験が大切になります。
さらに、コロナ禍で受診控えでより進んだ状態で見つかる方も多くなったというデータもあります。くれぐれも控えることのないよう。医療ひっ迫の報もありますが、自分がどう元気に生きるかが何においても大切だと思います。
さて、連載も130回を超えまして、私がこうしてものを書いたり、作品を作ったり、できているのは私の前を歩いていた患者さんの存在なしではできていません。そんな私がとてもとてもお世話になっている3人の患者さんが登壇されます!
「Close the Care Gap!」誰一人取り残さないがん医療を目指す
北海道のピンクリボン活動
ピンクリボンinSAPPORO 東札幌病院の大村先生と堺なおこさん。そして、ピンクリボン・ディスカバの柴田直美さん、乳房再建体験者によるピアサポート倶楽部re-breastの高橋美穂さん、そしてピンクリング北海道ブランチの永井都穂美さん。2月4日(金)の夜8時20分以降見ることができるそうです。
https://www.worldcancerday.jp/index.html
柴田さんによりますと、このコロナ禍でリアルに会えないことから患者会が開けなくなってきている現実からその課題を共有。さらに、やはり人のぬくもりで私も励まされてきましたが、『相手にポンポンと肩を叩いて励ましてあげられない悔しさ』と画面を開いているときはいいけれど、『閉じたあとの相手の孤独感をおもんぱかってしまう』というようなお話が出たそうです。
『誰一人取り残さない医療』については地域の格差のお話。柴田さんは滝川にお住まいなのですが、札幌の病院に通われていました。今も札幌や旭川など大きな街に通院している人が多く、コロナ禍になって通院を控えたり、検診に行けない人が多くいるという現実を話されたそうです。
若年性乳がん患者のコミュニティ・ピンクリングの永井さんからは『妊孕性』。北海道も助成がでるようになり、これからの制度の運用が望まれるところです。高橋さんからは『再建』について『仕上がりがわかりづらい』という情報の問題が上りました。このほか、医療従事者に期待することや患者会としてできることなどにもお話が及んでいるそうですのでぜひご覧ください。
我々HTBは2月6日(日)午後2時から『ピンクリボントーク#9 ホルモン治療の副作用』考えます。誰も取り残さないがん治療のために!ホルモン治療の仕組み、とどうして副作用が起きるのか?ひとりひとり違う症状だけどどうマネージメントするのか、など考えます。
次回は2月5日まで行われている、CancerXについてもご紹介したいと思います。
発信する方が増えれば増えるほど、その道はできてきます。誰がなるかは誰にもわからない、次の誰かのために・・・
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