鮭!鮭鮭!!鮭鮭鮭!!!”鮭×アート”で活躍するARAMAKIと始まる羅臼の取り組み

羅臼を、そして北海道を代表する味覚、鮭。

中でも「荒巻鮭」は北海道の先人が生み出した保存食としての鮭の調理法。北海道のお歳暮の定番としても定着したこの食文化は、食べものとしてだけでなく加工や輸送を通じて生まれる様々な製品(プロダクト)にも"北海道らしさ"を生みました。

中でもその新巻鮭を適度な水分量で輸送するのに用いられた「鮭箱」を活用した取り組みが今、注目を集めています。

"ARAMAKI"が拓く鮭を通じた文化の可能性

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きっかけは、北海道にUターンした宮大工が、ありふれた存在だった鮭箱の可能性を見だし、ものづくりやアートで鮭を取り巻く歴史文化を伝えることに取り組むARAMAKIメンバーの羅臼町への訪問でした。

ARAMAKIが、羅臼で出会った鮭漁師達や世界に羅臼昆布を伝える昆布漁師、浜の母さん達や水産加工会社の職人達、そして本物はここにありと直感で感じた羅臼の食に感銘を受け、ひとつのカタチになったのが令和3年11月11日の鮭の日に「SHAKE SUMMIT2021」のオンライン開催です。

当日は、羅臼の鮭漁師もあっと驚いた新巻箱を使ったアートな作品、羅臼食材を使い風土と歴史が交差する料理を和紙の上に表現し羅臼にしかない鮭storyの発信など、私たち羅臼の人々もいつもと違う鮭の魅力を感じた時間でした。なによりも、受け継いできた文化を現代に合わせてアーティスティックに柔軟に伝えるそのARAMAKIの職人芸に、今度は私たちも感銘を受けました。

そんな、羅臼とARAMAKIは、令和4年11月11日「SHAKE SUMMIT2022」を世界自然遺産の地で鮭に生きる人々が行き交う知床羅臼で開催します。

今もなお、33ヶ統の鮭定置があり、多くの鮭漁師が全国の食卓に笑顔を届けるため沖に出ます。

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長引く不漁、先行の不安や迷い、色んな思いがあろうともひたむきに懸命に立ち向かう羅臼漁師の力となるよう、みんなが笑顔になる来シーズンの大漁を期待して・・・。

ARAMAKI 公式サイト

https://aramaki.world/

(文:羅臼町役場TEAMそだね 坂本勇介)

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この記事を書いたのは

世界自然遺産のまち知床羅臼町

北海道の東の端っこにある知床羅臼町。
こんなちっちゃな町だけど、世界レベルが溢れる場所。きっとそこにはあなたがまだ知らない北海道があるはずです。
世界自然遺産知床をフィールドに毎日のヒト、モノ、コトを届けます。
私たちが心から楽しむ365日の羅臼LIFEを皆様へ!!

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