今年はonちゃん25周年のメモリアルイヤーって知っていましたか?四半世紀にわたって皆さんに愛されているonちゃん、グッズとしても12店舗(三省堂書店東京ソラマチ店を含む。オンライン販売はのぞく)で販売されています。全国の北海道物産展に水曜どうでしょうグッズなどと一緒にonじゃますることもすっかりおなじみになりました。
マイバッグもいいけれど...脱レジ袋への模索続けて
HTBグッズを買ってくださるお客様にマイバッグを持ってきて下さることをお願いしていますが、やはりプラスチック袋(レジ袋)をなかなか減らせないのが「グッズチーム」の悩みでした。2020年7月1日のレジ袋有料化が全国でスタートしましたが、その前からグッズチームは、再生可能な生物由来の資源を原料にしたバイオマスプラスチックや最終的には水と二酸化炭素に分解されて自然に還る生分解性のプラスチックの導入を検討してきました。ですが、単価が非常に高くお客様の負担も増すことから、紙袋に転換することにしたのです。グッズチームでは、数十個の紙袋を自宅から持ちより、お客様が使いやすいサイズや材質について検討を続けてきました。プラスチック袋からの転換を模索して約1年半――― ようやく「はさまるonちゃん」の紙袋が誕生しました。
HTBのキャラクターグッズの歴史は長く、最初のグッズ「onちゃんぬいぐるみ」が登場した1998年8月にさかのぼります。これまで2,000近いアイテムを企画・商品化してきました。こんなものがあれば喜んでくれるかな?と毎回和やかな「グッズ会議」の様子。あれれ、onちゃんも開発メンバー!?
「はさまるonちゃん」に込めたエコな思いとは…
グッズチームのデザイナー、“くまくま”こと熊谷さんは
「今は多くの方がマイバッグを持参してくれるようになりました。ですが、コロナ禍の影響で、友人の分までまとめ買いする方が多くなり、小分けできる袋がほしいという要望があって、小さめの手提げ袋と平袋をつくることにしました。紙は漂白しておらず、環境に配慮した素材の『未(み)ざらし』で、環境にやさしい水性インキを使用しています。本体から持ち手まで紙単体でできているためリサイクルしやすく、ナチュラルな素材感でどなたにも持ちやすいデザインです。HTBが2018年9月にさっぽろ創世スクエアに移転した際、onちゃんはビルの屋上に置くことができなくて、壁面に”はさまった”のです。以前からかわいいデザインにしたかったので、今回つくった『はさまるonちゃん』紙袋で、HTBにお越しになったうきうきした気分を持ち帰ってもらえたら嬉しいです」と話しています。
新しいHTBの紙袋、「はさまるonちゃん」の手提げ袋と平袋を手にするデザイナーの熊谷さん。
北海道弁では「はさまらさる(挟まった)」onちゃん。さっぽろ創世スクエアのHTB本社ビル壁面で見られます。結構、レアです。
「グッズ」も社会課題に向き合って
北海道物産展では“隊長”を務めることも多い、グッズチーム担当の金子さんは
「サイズ感にはかなりこだわりました。HTBの社屋のレプリカのようなものなので、紙袋ですがずっと使ってほしいくらいです(笑)。新しい紙袋に合わせて小ぶりなマイバッグもつくりました。グッズは商品保護のためポリプロピレン(PP)で包まなければならないことも多いのですが、脱プラスチックは大きな社会課題ですので、今は商品開発の段階で使う、使わないという判断をしていますし、デザイナーも素材や材質に配慮しています。これからもさまざまな工夫を凝らして、皆さんにお届けしたいと思います」と話しています。
「はさまるonちゃん」のアクセントがかわいい新しいHTB紙袋。新社屋のフォルムに見立てた手提げタイプと平袋タイプの2種類があり、それぞれ20円、5円(いずれも税込)。3月9日(水)からHTBコーナー(札幌市中央区・地下街ポールタウン)、タリーズコーヒー札幌HTB創世スクエア店(HTB本社エントランス内)の2カ所で販売開始!HTBグッズのお買い物は、これまで通りマイバッグ持参でお願いしますが、ご友人への小分け用として、また、HTB本社に来ていただいた記念にどうぞ!on待ちしています!
(※紙袋だけのご購入はご遠慮ください)