3.11東日本大震災から11年。「その時」のために、今改めて見直したい備えは

2011年3月11日、東日本大震災から今日で11年が経ちました。

北海道民にとっては、その後の胆振東部地震の全道停電も経験したことで、備えなければならない「その時」はどこか遠くの事ではなく、私たちの日常のすぐそばにあると強く感じたと思います。

その胆振東部地震からも3年と半年が経ちました。いつでも備えを忘れないよう、今一度気を引き締めるとともに、以前備えた装備や知識も今一度見直すことも大事ではないでしょうか。

北海道の皆さんに、今、見直したい備えを聞きました。

Q・見直したい備えは?

1・食料・水  4,163人 41%

2・停電・防寒  4,473人 46%

3・避難ルートの確認 761人 7%

4・そのほか  637人 6%

食料・水といった生活に必要な物資や電気、特に北海道では厳しい寒さにも備えが必要という声も聞かれました。

避難ルートなどの知識や、「そのほか」にも様々な意見をいただきました。

それぞれの答えを見ていきましょう。

1・食料・水

札幌市 女性30代 「胆振のときも ブラックアウトして困ったのは 非常食、飲み物でした。最近は、普段食べ慣れてるものが 非常食になってるものも多いので、用意しておきたいですね。」

石狩市 女性20代 「保存食準備しないと〜って地震の度に思うけどできてないですね、、」

仁木町 男性30代 「ミネラルウォーターや食料は意外と賞味期限が短い物もあるので、一年に一回、確認するようにしています!」

苫小牧市 女性50代 「昨日水の賞味期限を確認したら1年前に切れてました。まだ大丈夫だと思っていたので驚きました。緊張感が薄れて来たなっと反省しました。」

札幌市 女性60代 「備蓄していたのですが期限切れになっていてあわてて消費しました。買って安心してしまいちゃんと管理しなくてはと思いました。

札幌市 女性30代 「日々の忙しさにかまけて準備できてないので、しなくちゃ〜と思ってますが、ローリングしたり、季節に合わせて服を入れ替えたり…案外手間がかかりそうで。」

札幌市 女性50代 「食料の備蓄を意識していたのですが、日切れで食べれなくしてしまった物があったので必要量を見直したいです。」

2・停電・防寒

札幌市 女性30代 「北海道は冬での災害が命取り…しっかり備えないと、マイナスの世界の冬の北海道は乗り越えられないから、しっかり見直したいです。」

白老町 女性40代 「オール電化なので前回のようなブラックアウトになると、全てが使えないので電気を使わない物を少しずつ用意しようと思います。」

札幌脚 女性30代 「北海道のまだまだ寒いこの時期に震災が起きても防寒対策は必要ですが、12月から2月にかけて震災が起きた場合の防寒対策はほんとに必要だと思います」

旭川市 女性50代 「電源がなくても暖を取れるストーブは常に準備していますが、厳冬の時期だと不安は大きいですよね。卓上コンロや寝具なども一塊で一気に準備できるよう整理しました!」

札幌脚 女性30代 「停電したときに暖房、お湯など準備できなくなり、赤ちゃんのことを考えると……」

札幌市 男性40代 「ポータブルバッテリーを用意したいのですが、価格がそこそこするので、なかなか手が出ません。一応、車を電源に出来るようにしていますが、ガソリンの消費を抑えるために、ソーラー充電出来る物の必要性を感じています。

3・避難ルートの確認

旭川市 女性30代 「避難ルートの確認ができていないことに気がつきました。今日、家族と話します。

むかわ町 男性40代 「大地震時に通れる道路がいくつあるかの確認ですね

苫小牧市 女性20代 「引っ越してきて半年経つのですが、どしても後回しにしてしまいこれを機にしっかりと確認したいとおもいます。

札幌市 女性40代 「家族がバラバラに過ごしている時間帯に地震が起きて、自宅が損壊した場合どこに避難をするか、話がまとまっていないです。近くの小学校なのか中学校なのか公民館なのか、この機会に統一しておきます

札幌市 男性40代 「一度、徒歩で避難指定されている所まで行ってみようと思ってます。何事も予習が必要ですよね。

札幌市 女性50代 「猫が2匹いますが、近くの避難所にはペットを連れていけないので、どうしようかと時々家族と話しています。」

4・そのほか

札幌市 女性30代 「室内のあちこちにひびが入っているので、建物自体がどの位耐震出来るのか調べてもらった方が良いかなと思っていますが、なかなか…」

札幌市 女性30代 「今まで何もしてこなかったですが、イチモニ見て防災バッグ作ろうと思うようになりましたー!!ひとり分ですが準備しようと思ってます!!」

大樹町 男性40代 「自然災害はいつ起きてもおかしくないという心構えでしょうか…平時が続くとすぐに忘れてしまうので。」

函館市 女性30代 「金銭です。 胆振地震あった際、お店でもレジが電気で動いている為作動せず携帯決済など使えませんでした。 現金のみの支払いになり、銀行でもおろせずお金が足りず普段用ともしもに備えて予備に多少でも寄せておくのが必要だと学びました。」

札幌市 女性40代 「水、食料、電気見直しました。 あとは、簡易トイレの準備今年したいと思います。災害は、無いほうがいいですが、備えは大切ですね。」

浜中町 女性50代 「自宅以外、職場や出先でで震災したら、速やかに行動できるマニュアルを色んなところに配備して欲しい。」

食料や水などはいざという時「必要な調理ができない」「賞味期限が切れている」ということが無いように注意が必要!という意見を多くいただきました。このような対策として、保存用に備蓄したものを日々の生活で使いながら入れ替える「ローリングストック」という対策もあるようです。

また、胆振東部地震の停電を経験したことで、電気の重要性も多くの人が認識しました。特に北海道の冬に電気がないことでストーブやガスが使えないことを想定すると、電気や温かさを確保することも大事になります。

そして避難ルートや避難所の位置、避難の際の行動マニュアルなど、避難に必要になる知識も重要との声もあがりました。

「その時」はいつやってきてもおかしくありません。

このような節目、節目で備えを見直すとともに、気持ちを引き締めていく機会としていきましょう。

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この記事を書いたのは

SODANE編集部

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