「生理」や「更年期」の不調 パートナーに話してる? 『フェムテック』アプリで解決!?

3月8日は国連が定めた「国際女性デー」です!イタリアではミモザを送る習慣があり、町は黄色に染まります。

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「フェムテック」という言葉をご存じですか?

Female(フィーメイル:女性)とTechnology(テクノロジー:技術)を合わせた造語で、女性特有の健康課題をテクノロジーを使って解決しようというコトなんです。

「ジェンダー平等」を目指すSDGsの5番にもつながります。

今回は、「生理・更年期 パートナーの理解」について考えてみましょう。

『理解がない』寄せられた声

★札幌市 「豆大福」さん 56歳女性
『専業主婦の私。体調が悪いと夫から “仕事を持ってる人はそんな事言ってられない。職場の女性は我慢して仕事をしているのに…”と。

更年期は病気じゃ無い!と言わんばかりの対応に真正面から話合いをする気にもなりません。』

更年期は他の人に理解してもらうことも、ひとによって症状が違うので難しいことですよね。いいずらい、という方も多いと思います。

そこで北海道のみなさんに伺ったのは『パートナーと生理・更年期のコト話してる?』

アンケートを取ったところ以下のような結果に。

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①はい(話す)     43%
②いいえ(話さない)  57%

思ったよりも話している方が多い、という印象ですが夫婦それぞれからこんなお悩みも届いています。

★札幌市 「エス」さん 58歳男性

『たまに、奥さんがイライラしている事があります。その時はあまり話しかけないように気配を消しています。』
   
★札幌市 「ましゃ」さん 58歳男性

『周りの人間は、どう対処したら良いのでしょうか?
「触らぬ神に祟りなし」的に、放っておいたら放っておいたで、ギスギスしそうだし…』

★音更町 「あさこ」さん 48歳女性

『更年期なのか、だるいなーと感じた時は眠気が酷くてご飯支度もとてもめんどくさくなります。しかし、それを見て夫は「また寝てる」と言ってくる。それに反論する元気はない。気持ちも離れる一方です。』

★苫小牧市 「こゆぽよ」さん 35歳女性

『思春期の頃から重い生理痛、低容量ピルを服用してました。しかし結婚してからピルをやめたら地獄の生理ライフに戻りました。うずまって、うめいて痛がる私を見て、夫はドン引き・・・』

なかなか女性の生理に驚く男性も多いのが実情。
少し共感してもらえるだけでもいいのではないかと感じますが、そのタイミングが難しいという声も。

きちんと聞いて欲しい人と放ってほしい人がいるのでそのタイプを教えてほしいという声もあることから

『生理や更年期の不調、パートナーにどう伝えてる?」と聞いてみました。

①直接話す  69%
②メール・手紙で話す 0%(ごく少数)
③察してもらう 16%
④その他    15%

という結果に・・・。

どうやって伝えようか悩んでいる方にオススメのサービスを見つけました!

LINEを使って・・・

女性が抱える「生理」や「更年期」の不調。なかなか人に話しにくい・・・そんな悩みをサポートしてくれる注目のサービスをご紹介!「LINE」を使ってパートナーと体調を共有できるサービスを2つです。

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まずは、「生理」のスケジュールを共有できる「ペアケア」。ペアケアのLINE公式アカウントを友達に追加するだけで無料で利用できるお手軽なサービスです。

使い方はとてもシンプル。前回の生理最終日や月経周期について入力するだけ。すると次の生理日や排卵日が予測されます。さらに、生理予定日が近づくと、メッセージでお知らせが届きます。

パートナーのLINEアカウントと連携することで、パートナーにもこの生理予定日の通知と、体調に合わせたメッセージが配信されるという仕組み。

実際に使っているご夫婦に聞いてみると・・・

妻『生理のちょっと前になると旦那に通知がいくんで、ちょっと周りのことに気を使ってほしいとか、イライラしやすいかもっていうのを自分から言う必要がなくなったっていうのが大きい。それで、旦那もなんとなく察してくれて、身の回りのことをやってくれて助かっています。』


夫『突然、こういうアプリがあるから入れてほしいって言われて入れてみた。生理って、その期間がつらいっていうイメージがあったんですけど、準備期間っていうか、女性の方でも大変な時期に入るっていうのが把握ができたので、どういう症状でこうしてほしいというのが、今までわからなかったことがわかるのがいい。』

という声が寄せられています。

ペアケアは、現在33万人のユーザーが利用中!
生理の不調を共有できないとお悩みの方は一度使ってみてはいかが?

続いては・・・
「更年期」の悩みに特化した「よりそる」。月額およそ2000円で最大5回のカウンセリングもついているウェブサービスです。

毎朝8時にラインで配信されるメッセージに、その日の体調を答えると、その内容がパートナーに共有されるんです。

【きょうは、腰が痛い・・・よく眠れなかった・・・】と入力するとすぐにパートナー側にメッセージが来ました!

さらに、「よりそる」に登録をすると、体調を表現できるスタンプがプレゼントされます。文字を打つのもつらい時は、このスタンプを使って体調を伝えるのもOK!

このシステムを開発した高本さん自身も、更年期の不調に悩まされる一人でした。

高本さん『私自身更年期で体調が悪かったっていうのもあるんですけど、なんでかわからないけど、とにかくもう疲れやすくなったりしんどかったりって。

更年期って結構、ホットフラッシュとかイライラするってのはすごく有名なんですけど、すごく疲れやすくなったり、睡眠に障害が出たりっていうことが意外と知られてなかったし、私も知らなかったんですよね。』


そう、「更年期」とは閉経を挟んだ前後10年間のことで、誰にでも訪れる期間のことなんですが、その実態を知らずに悩んでいる人がとても多いんです。「よりそる」は、そんな更年期のことをコラムやセルフチェックで学びながら体調を管理できるのが特徴。パートナー側も、クイズやコラムで更年期の女性特有の不調について知ることができるんです。

これは実際に配信された内容、「パートナーの不調が楽になる手段」についてのクイズです。

①適切な医療機関への受診
②男性パートナーの気づきや理解
③適度な運動

正解だと思う番号、わかりますか?


正解は・・・


3つ全て!

定期的に配信されるコラムは、パートナーが抱える悩みに合わせて配信されるので、更年期に関する知識を深めることができるんです。

「よりそる」の開発者・高本さんも、夫婦で利用しています。

高本さんの夫『更年期障害かもしれないということで、彼女が勉強を始めた。で、私にも色々と言ってくるんですよ、更年期とはこういうものだと。(でも妻に)喋って言われる内容よりは、文字で伝えてもらったほうが理解が進みますね。』

高本さん『私から直接言うと、偉そうに言われたくないって』

夫『それもあります。』

(配信の内容は)できるだけ短く、パッと読めるように内容もコンパクトにしたサラサラっと読める感じにしています。

よりそるを使い始めて夫のあきひろ さんの対応にも変化が!

夫『朝一番に奥様の体調はこうです、きょうは体調が優れません。どういう状態かと言うと寝不足です、と。
いろいろな情報をくれるんですよ。朝一番に。優しくしないといけないのかなと思うようにはなりました。』

高本さん『じゃあ、体調がいい日はちょっと気を使って、体調が悪い日は、より気を使ってもらって・・・』

夫『体調がいい日は気を使わないです(笑)』


さらに、悩みを共有できる掲示板を開設。「よりそる」の会員に限らず、どなたでも利用することができるんです!体やメンタルの不調だけでなく、家族や仕事の悩みや体験談も!覗いてみれば、気づきや共感を得られるかも。


高本さん『ユーザー様(更年期世代の女性)って、真面目で頑張っていらっしゃる方が非常に多い。お子さんのことだったり、親の介護だったり、仕事してらっしゃる方だったりとか、色んなものを背負っている方がいらっしゃって、そのときにお伝えしているのは、「もう誰かのために頑張るのはやめましょう」。自分という「心身の軸」が整わないと、家族も幸せになれないんですよね。そこをちょっと背中を押すような形で配信させていただいて。』


理解しあうのって大事ですね!
話しにくいなと感じているみなさん!ご紹介したサービスなどを使ってみると、お互いの理解が深まって過ごしやすくなるかもしれません。

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この記事を書いたのは

SODANE編集部

SODANE編集部です。
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