北海道が世界に誇る味覚「じゃがいも」。その美味しさの秘密を探る【芽室町】への旅!さらに十勝の絶品チーズも…!!

"食の宝庫"北海道。その味覚を代表し、日本一の生産量を誇る「じゃがいも」。煮ても焼いても美味しいその秘密を発見すべく十勝、芽室町へ!

美味しいじゃがいもの秘訣は「寒さ」!? 熟成によって美味しさを高める作り手を訪問!

じゃがいもの美味しさを知るたえに訪れたのは芽室町「尾藤農産」の五代目、尾藤有哉さん。

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「尾藤農産」は全国的にも広大な十勝の農家の、平均の3倍ほどある広大な畑で小麦や大豆、長いもなど数多くの作物を育てています。

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中でもジャガイモは、全国から注文が入るほどの人気ぶり!

その人気を生む美味しさの秘密は「寒さ」だと言います。

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見せていただいたのは1,000トンにも上る収穫量のじゃがいもを貯蔵する大きな倉庫。

この倉庫の温度は季節を問わず常に1.5℃にキープされて、冬でも60トンほどのじゃがいもが眠っています。

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そうして、収穫した新じゃがの状態のものを低い温度で保管することによって熟成させ、"味を上げ"ていきます。

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すると、ほくほくしていたものがちょっとしっとりして滑らかに。さらにデンプンが糖に変換されることによって甘みが増していくのだそう。

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北海道の"冬の厳しい寒さ"を生かし、美味しいじゃがいもを生んでいるのです。

さらに、3月末になると倉庫に雪を入れて温度と湿度をキープ。雪を用いていわば"天然の冷蔵庫"でじゃがいもを熟成させているのです。

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さらにこだわるのは「土」にも。尾藤農産では、30年程前から作付けする前に土壌を分析。海外での研究を重ねて土の栄養素のバランスを判断。

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必要な時に、必要な分だけ栄養を与えるなど、じゃがいものための土づくりからこだわっているそう。

さらに秘蔵の「"2年熟成"じゃがいも」も!

こちらは、2年熟成ジャガイモ専用の倉庫。先ほどの倉庫とは少し違う様子…。そこには、美味しさを保つ秘密兵器が!

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それは天井に設置された微細な霧を発生させる装置。すぐに水分を蒸発させジャガイモが濡れることなく湿度だけを保つ役割をになっています。

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そのため2年たったじゃがいももシワがなく、フレッシュなまま!

これが、2年たっても美味しく熟成させる技なんです。

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"しっとり"で"なめらか"ないもを味わうには「ふかしいも」で!

そうして作られたじゃがいもを「ふかしいも」でいただきます!

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まず感じるのは何もつけずとも感じる強い甘み!そして食感はしっとり、ぎっしりといもが詰まっている食べ応えです。

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そして味わいは濃く、"じゃがいもらしさ"を感じがします。

尾藤さん曰く、「収穫したじゃがいもを一年熟成させることで本来のパフォーマンスが出ます。さらに、作り方をしているとしっかり熟成期間が短くても美味しいジャガイモになります。」とのこと。

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さらにこのじゃがいもを「肉じゃが」でもいただきます!

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しっかり煮込んでも煮崩れないため、味が"染みっしみ"に!

しっとり感のつよいじゃがいもだからこそ、煮込まれてさらになめらかな口当たりに。その食感は肉じゃがにもベストマッチ!!

思わず尾藤さんも絶賛するお美味しさでした。

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道内外から人気の芽室のじゃがいも。その美味しさの秘密は土づくりから保存、熟成までの徹底したこだわりが生むものでした。

こちらのじゃがいもは下記からも購入可能です。

産地直送センター 北海道産熟成じゃがいも 6kg

北海道十勝の芽室町で作られた熟成芋 北あかり・男爵・マチルダが各2kg、計6kgの3点セット

https://shop.h-scc.jp/products/detail/816

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この記事を書いたのは

SODANE編集部

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