天使大学×イオン北海道による商品開発企画がついに結実!
コロナ禍で制限されていた天使大学でのサークル活動。
HTB「イチモニ!」では、学生たちをサポートするために、イオン札幌桑園店での校外活動を企画しました。
その企画を取り上げた番組の中で、イオン北海道の白戸部長が、学生に「健康」をテーマにした新商品の開発を提案。
この日から半年余りにわたる学生たちの挑戦が始まりました。
オンラインミーティングでキックオフ
最初のリモート会議、キックオフミーテイングに参加したのは、大学で北海道の食を学ぶサークル「北の食物研究所」とお菓子研究サークル「ドルチェ」。
この日「北の食物研究所」は、お弁当を、「ドルチェ」はスイーツをテーマに商品開発を進める事が決まりました。
2つのサークルがそれぞれ実際に開発する商品を議論
北の食物研究所、通称「北食」は、メンバー19人。キックオフミーティングの直後に早速集合。
「何かビタミンってあるだけで買いたくなりますよね。」
この日、野菜や雑穀米などを使った和風2案、洋風2案のレシピができました。
47人の学生が参加しているドルチェ。こちらはリモートでミーティングを実施。
「じゃがいもだけだったら、じゃがいもって感じがしてスイーツ感が感じられないと思ったから…。」
ドルチェは、野菜のシフォンケーキや豆大福、抹茶ティラミスなど、8つの案を準備しました。
サークルごとに考案したレシピをイオン北海道のみなさんに発表!
11月末。サークルの代表がイオン北海道本社を訪問。
食品商品開発部のメンバーに、新商品のレシピを提案しました。
これに対してイオン北海道の皆さんから鋭いフィードバックが。
デリカ開発マネージャー西村さん「こういう風にしたいから、このお弁当を作りましたっていうのが、まず一言目にそれぞれ言えるようなテーマがほしいなと思います。」
デイリー開発バイヤー中村さん「北海道産とかってなってくると、野菜パウダー自体がすごく高くなって、その味の風味を出したいからって生地に含有量を多くするとどんどん価格が上がっていってしまう。野菜を使うのを主としておきたいのか、道産っていうのを謳いたいのかでも、結構原料集めが苦戦するかなっていう風に感じました。」
食品開発部長白戸さん「一番はやっぱり皆さんが主役なんで、皆さんの強い想いがどこに現れてるかなっていうのがちょっと今の所まだ羅列かなっていう風に…。」
学生にとっては、かなり厳しい指摘!売れる商品を作るプロの目線で親身の指導となりました。
住吉さん「結構まだ曖昧だったなっていうのがあったので、もっと深堀りしてひとつか2つの案に絞っていきたいなと思いました。」
フィードバックから、さらにレシピを磨き上げる。
学生たちは、ここからメニューを再構築。
北食が目指すのは、不足しがちな野菜を無理なく食べられるメニュー。スパイスで食欲をそそる2品を考案しました。
一方、ドルチェはじゃがいもクリームを使うスイーツにこだわる事に。
じゃがいもに含まれるビタミンCに注目。野菜入りスイーツという意外さも商品に込めました。
考案したレシピがいよいよ試作品に!
この日は試作品の初めて味見。
再提案した「トライフル」は、クリームやスポンジを器の中に重ねたデザートです。
実際に販売する商品は、札幌市内のパンメーカーが製造します。
ここで工場での原料の状況をふまえてイオン北海道中村さんから提案が。
中村さん「肝心のじゃがいもペースト、こちらがですね、原料が今到着してなくて、工場の方に。ムラサキいものホイップを今日は使っております。」
しかしながら、このムラサキいもの色がポイントになるのでは、という収穫も。
「今の状態でこのムラサキいもの色がすごくかわいくていいなって思ったんですけど、この色が無くなるっていうのが、すごくもったいないっていうか。」
「ムラサキいもを上にして、真ん中にじゃがいもクリーム…。」
中村さん「なるほど。2種類のいもが使えるっていうのも面白いですね。」
「みんなの想いが詰まったスイーツを作りたい。」その思いから会議は夜遅くまで続きました。
一方、お弁当は、各お店の厨房で調理するため、原材料は既成の業務用商品から選んだ上、分量や作る手順、盛り付け方まで綿密なレシピにしなければなりません。
北食のメンバーは試作を重ねました。
「もうちょっと薄くても別にいい気がする。」
「5%でちょうどって感じ?え、じゃあパサパサ?」
「試作の時の方がもっちょいしっとりしてたけど…。」
そして、意外に気付かなかったこんな指導も。
西村さん「お店に並ぶ時、まずこっちの容器だったら、こういう形でラベルが付きます。で、おかずが詰まっていない残念な部分が見えてしまうっていう事になるのと、ここにある大事な色が全部潰れて見えなくなってしまうので、お客さんにとっては物足りない。」
住吉さん「自分達で全部手作りするとかではなくて、すでに作られている物を使ったりしないと、お弁当はいろいろ価格の問題とか、いろいろあるので、自分達がやりたいものを実現するにはいろいろ考えなきゃいけない事があるんだなっていう風に学ぶことができました。」
そして誕生した商品がこちら!
先月初めに完成したお弁当は、名付けて「天使からの贈り物 タンドリーチキンプレート」。
スパイシーな味付けで、8種類のカラフル野菜がさらりと頂ける一品になりました。
商品開発に伴走してくれたイオン北海道の西村さんからもねぎらいの言葉が。
ドルチェもトライフルの最終チェック。
中村さん「待ちに待ったスイーツを食べるパーティーだと思って、楽しく食べてみて下さい。」
名付けて「天使からの贈り物 2種のおいもの ぽてトライフル」。
前回の試食で好評だったムラサキいもはムースになってカップの下を飾りました。
最後までこだわり続けたじゃがいものクリームもしっかりトッピング。
フルーツグラノーラも採用されて、栄養価がぐんとプラスされたスイーツが誕生しました。
じゃがいものクリームとカスタードクリームが相性ぴったりな「ぽてっとシュークリーム」も同時発売になります。
いよいよ実際に販売される商品を作り上げたみなさんの言葉
「みんなで夜遅くまで残って、試作をしたのが一番の思い出かなって思ってます。健康というテーマの奥深さと、販売商品を作るハードルの高さを知りました。」
「みんなの想いが詰まったスイーツが作れたんじゃないかなっていうのがすごく良かったかなと思います。」
「最終的に最初に自分達が考えていた見た目がカラフルでお野菜がいっぱいとれるっていうお弁当を作る事ができて、すごい達成感がありました。」
みんなの思いが詰まった商品は、5月11日(水)から期間限定で販売開始!
彼女たちは、常に真剣に、前向きに、時には楽しそうに、このミッションに取り組み続けました。
たくさんの人に届いてほしい「天使からの贈り物」3品は、来週一部の店舗を除く全道のイオン、イオンスーパーセンター、マックスバリュで販売されます。
8種のカラフル野菜がとれる タンドリーチキンプレート
※写真はイメージです
札幌パリ 2種のおいものぽてトライフル
※写真はイメージです
日糧製パン ぽてっとシュークリーム
※写真はイメージです
【販売期間】2022年5月11日(水)~5月15日(日)
【販売店舗】道内の「イオン」「イオンスーパーセンター」「マックスバリュ」「フードセンター」
※「タンドリーチキンプレート」は、 「マックスバリュ」「フードセンター」では5月13日(金)~5月15日(日)の販売となります。
※「タンドリーチキンプレート」は、マックスバリュ弁天店は除きます。
※マックスバリュ北32条店は改装のため5月8日(日)~5月19日(木)まで休業しております。
※各商品は各日なくなり次第終了となります。