北海道農業にも物価高と円安の影響が…。生育は順調!止葉期を迎えた小麦や直播ビートの生育の様子が十勝芽室町から

北海道十勝の芽室町からYouTubeを通じて農業の様子を発信する粟野さん。

粟野さんの畑では、小麦が「止葉期(とめはき)」を迎えました。茎の成長が終わり、中で穂がつき始める時期です。茎の長さは約55センチ。今年はしっかり根を張っている印象だそうです。

最後の「追肥」を行います。小麦畑は20ヘクタール。東京ドーム4個分(!)の大きな畑を時速9キロでゆっくり進みます。そのあと、直播ビートにも追肥です。

ちなみに肥料は、急激な円安と原材料費の高騰の影響で価格はいま激しく上がっています。農場の経営者でもある粟野さんには、悩みの種です。

2022年5月26日 小麦とビートに最後の追肥を行いました。

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尿素は予約してやっと入手しました💦

小麦は止葉期で最後の追肥となり、直播ビートは最初で最後の追肥となります。最近は肥料不足で、ビートにあげた尿素は予約しないと入手が困難となってきました。来年は80%近い値上げが予想されており、一体農業はどうなってしまうのか?恐ろしい限りです…😰

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この記事を書いたのは

アグリYouTuber 粟野秀明

北海道十勝芽室町で東京ディズニーシーより大きな50ヘクタールが“職場“の畑作農家。
ビート・じゃがいも・枝豆・大豆・小麦などを作りながら、野菜や穀物ができるまでを動画で撮影。トラクターの自動操舵機能を駆使して、ドローン撮影からスマホでの動画編集までを農作業の間にこなすという驚異の「58歳のアグリYouTuber」。
農業写真家としても数々の賞を受賞。2019年富士フィルムフォトサロン札幌で開催した個展には1500人が来場。「アグリフォトグラファー」としても知られ、芽室町の人気の野菜直売所『愛菜屋』でその作品を見ることができる。
最近は初孫にぞっこん。

「農作物こうやって作ってます」オリジナルサイト
https://awanofarm.net

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