フキって食べますか?フキノトウではなくて。
北海道の春にはフキを食べる。
このことを教えてくれたのは、アシリパさんでした。アシリパさんって誰かご存知でしょうか?ゴールデンカムイという漫画が私は大好きなのですが、その中に現れるヒロインで「新しい時代のアイヌの女」と自分を語る少女です。
寒くて長い、そして深い冬を超えた先、山の中に一面フキが生えて、アシリパさんがそれを生でムシャムシャ食べます。春の訪れの瞬間ですね。
それを知ってから、北海道の春にはフキがそんなに生えるのか・・・と楽しみにしていました。
そして我が家の庭にも、駐車場にも、道端にも、川辺にもとてつもない量のフキが一面に生えていて、もはやその生命力にビクビクし恐れ慄くほどです。
ちなみに、フキを生で食べると口の周りが黒くなるらしいのですが、私はまだチャレンジしていません。
さて、そんなフキの季節ですが、最近羅臼の地元の方にフキのお裾分けをいただきまして、それがフカフカ〜でまるで厚揚げのように弾力があって、しかも中から水分が滴るほどに瑞々しくて、こんな美味しいのか・・・と感じていました。
もうフキの生命力がどうとか恐れている場合ではなくて、あれは美味しいものだと庭を見ても駐車場を見ても、食材があるとしか思えなくなってきました。
羅臼のお魚はたまらなく美味しい。でも実は春のフキもたまらない。フキ、絶賛取り放題です!
※私有地への立ち入りは禁止です。採取しても良い場所か事前によくご確認ください。
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