物価高騰のこの時期こそ…家計お助け企画!プロ直伝1000円で家族4人が喜ぶごちそうレシピ

毎日の献立にお悩みの主婦を応援!プロ直伝「4人家族が喜ぶごちそうレシピ」

家族4人分、税込1,000円以内の材料費で、プロの料理人が材料費の計算を行いながら、家族4人が喜ぶ絶品料理のレシピを紹介。

この企画に協力してくれるプロがいるのは、地下鉄南郷7丁目駅から徒歩2分。「本郷商店街」の一角で、30年以上も営業を続ける 地元で愛される居酒屋さん「ジャンボ焼き鳥 つかさ」。

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こちらのお店ではオープン当初から変わらない大きなサイズの「串焼き」が看板メニュー。

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一般的な焼き鳥と比べても 大きさの違いは一目瞭然。

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その名の通りの"ジャンボやき鳥" ‼

実はこのお店、人気の秘密はそのボリュームだけではありません。

店長の神(じん)さんは、イタリアンやフレンチのお店で経験を積んできた料理人。

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食材が揃えば、「カプレーゼ」や「カルパッチョ」、「旬野菜のパスタ」など神さんのイタリアンが「気まぐれメニュー」として加わります。

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一方、このお店の中華担当、亀田さんは東京の高級店から、下町の「町中華」まで、中華料理一筋42年というプロ中のプロ。

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そんな亀田さんが作っていたのは常連客が必ず注文するという人気の一品「ジャンボ焼きそば」!

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いわゆるソースではなく、「自家製しょうゆ」で味付け。中華風味の"あん"が極太の麺に絡みます。

イタリアンと中華のプロ直伝。今日の晩御飯にすぐマネできる家計にやさしく手軽でおいしい料理。「予算1000円で4人家族が喜ぶごちそうレシピ」 をご紹介します。

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今回使用する食材は、ご覧の通り。

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お家にある調味料を除いて、たった1000円以内という"節約予算"で一体どんなごちそうができるのでしょうか?

まずは、イタリアン担当の神さんから。

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1品目:イタリア風 『焼かない鶏肉のタリアータ』

「タリアータ」とは、焼いた牛肉を薄く切りバルサミコなどのソースで仕上げた イタリアの郷土料理。これを“焼かずに”作るとは、一体どういうことなのでしょうか!?

4人分の材料がこちらです。

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今回 プロが選んだのは牛肉の代わりにリーズナブルな 「鶏むね肉」。調味料もお家にある 「味噌」 と 「ポン酢」 だけでイタリアンの味を再現します。

■4人分材料

・鶏むね肉(300g)180円

・キャベツ(1/6玉)50円

・玉ねぎ(1/3個)36円

・バター(20g)40円

・生おろしにんにく(小さじ1)6円

・ポン酢(大さじ3)

・みそ(少々)

・塩コショウ(少々)

かかった費用は 312円。

■作り方

①まずは下ごしらえ。鶏むね肉とキャベツに塩・コショウで下味をつけ、耐熱ボウルに入れる。

②次にソースづくり。刻んだ「玉ねぎ」に「ポン酢」「バター」、そして「味噌」を加える。さらにニンニクはお好みで。入れなくても大丈夫ですが、入れると美味しいです。

③下ごしらえした食材とソースを電子レンジの解凍200Wで20分加熱。低温調理したような感じで、優しく肉に火を入れることで固くなりません。仕上がりがしっとりふわっと上がります。肉の状態で火の入りが変わることがあるので、火の入りが足りなかったら、5分ずつ足していきます。

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※加熱した際に出たコチラの肉汁には、"うまみ"がたっぷり。2品目のレシピで使うので、取っておきます。

④キャベツを下に敷き、薄めにスライスした鶏むね肉をのせ、塩・こしょうで味を調えてからソースをかけて完成。

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■メモ

今回はキャベツのみのレシピですが、ブロッコリ、パプリカなど他の野菜を使うのもおススメ。

そしてこの料理のポイントは「味噌」。ソースにコクが出ます。

また今回はバターを使ったソースですが、「ポン酢」と「長ネギ」と「ラー油」で中華風にしてみたりと、いろいろ応用も利きそうです。

「レンジでチン」して、切って盛り付けるだけ。「味噌」、「バター」、「ポン酢」のソースがしんなりしたキャベツによく絡み、さっぱりした「鶏の胸肉」 と ベストマッチです。

1品目にかかった費用は 312円。1人分にすると80円足らずという「焼かない鶏肉のタリアータ」。

2品目:『トマトを使わないミネストローネ』

「ミネストローネ」とは“具沢山のスープ”という意味。一般的には、「トマト」が味の決め手となりますが、節約予算で作らなくてはいけない今回はなんとそれを使いません。

その代わりに、加えるのはどこの家庭にもある"アレ"!トマトを長時間煮込んだような味を出していきます。

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■4人分材料

・キャベツ(1/6玉)

・玉ねぎ(1/2個)

・しめじ(1/4株)

・大根(1/6本)

・にんじん(1/4本)

・春雨(30g)

・ケチャップ(60g)

・バター(5g)

・味噌(少々)

・塩コショウ(少々)

4人分の費用は 258円。

■作り方

①キャベツはざく切り、玉ねぎはくし切り、大根と人参はさいの目に切り、しめじは1本ずつにばらす。

② ①の野菜を全部入れ、強火で炒めて「塩」をひと振り。ふたをして10分"蒸し焼き"にします。(塩をふることで野菜の水分が出やすくなり、早く火が通ることに加え、野菜から出た水分で焦げづらくなります。)

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③野菜の旨みと甘味が出てきたところで水を加え、味の決め手となるトマトの代わりに、「ケチャップ」と「味噌」、「バター」を加える。

ポイント!:ケチャップと味噌を合わせることによって、トマトを長時間煮込んだような感じを出していきます。

④1品目を作る過程でとっておいた、旨味が出た鶏肉の肉汁を投入。

⑤弱火にして「春雨」を入れ、2分程煮込んで完成!

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かかった費用は258円。1人分では 約65円という「超・節約レシピ」となりました。

■メモ

ケチャップはトマトだけではなく さまざまな野菜やスパイス、ビネガーなどが含まれ、うまみがたっぷり。時間をかけなくてもビシッと味が決まるいわば万能調味料の一つ。そこに味噌とバターを加えることでさらなるコクと風味を引き出していきます。

イタリアでは、ミネストローネにパスタを入れたりお米を入れてリゾットにしたりするそうですが、今回は「春雨」を投入。トマトの風味とうまみがしっかり効いた具沢山のスープに春雨がしっかりからみ、残さずいただける一品に。本来なら春雨はお湯で一回戻して下茹でして使いますが、スープの場合は直接鍋の中に入れてしまい問題ありません。

さらにキムチとコチュジャン、ごま油で韓国風に、ごま油と卵を使って、中華風スープにも応用が可能なレシピです!

これで 『トマトを使わないミネストローネ』 完成です。

ここまで2品にかかった費用は570円。残りの予算は430円 です!

3品目:『コリッとキクラゲとふわトロの卵炒め』

ここで選手交代。

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中華一筋42年のプロ亀田さんが考えた節約レシピは栄養満点な一品!

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■4人分材料

・乾燥きくらげ(15g)

・豚バラ肉(160g)

・にんじん(1/4本)

・卵(5個)

・マヨネーズ(大さじ1)

・片栗粉(少々)

------甘酢あん用------

☆長ねぎ(少々)

☆おおろししょうが(小さじ1)

☆しょうゆ(大さじ3)

☆砂糖(大さじ1)

☆酒(大さじ1)

☆酢(少々)

☆コショウ(少々)

☆うまみ調味料(少々)

■作り方

①水で戻したキクラゲを片栗粉で揉み洗いする。

②豚肉の表面に軽く片栗粉をまぶす

ポイント!:片栗粉は水を含むことで粘着力が出るためキクラゲのひだの奥に残った汚れをしっかりキャッチして取り除いてくれます。豚肉の表面にも軽く片栗粉まぶすことで、脂やうまみを逃がさずしっとりと焦げつかずに仕上がります。

③きくらげ、豚肉、にんじんをフライパンで炒め、火が通ったら一旦お皿にあける

④卵をとき、マヨネーズを入れてかきまぜ、フライパンで大体半熟まで火を通し"フワトロ"に仕上がったら、油を入れてまとめて一旦お皿にあける

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ポイント!:最後に油を加えることで料理全体に照りが出ておいしそうに仕上がります。カロリーが気になる方は、もちろん入れなくても大丈夫。

⑤同じフライパンに「甘酢あん」用の具材(☆)を入れて煮詰め、片栗粉で「とろみ」をつける。

⑥ ③④をフライパンに戻し、たまごを少し半熟状態で仕上げ、出来上がり。

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『コリッとキクラゲとふわトロの卵炒め』 完成です!おうちで作れる本格中華。費用は4人分で407円。

さわやかな甘酢あんの風味が具材のうまみを一層引き立て、その名の通りコリっとしたきくらげの食感が楽しい一品です。

■メモ

豚肉のビタミンと、人参を使うことで色あいもよく、ベーターカロテン・ビタミンが豊富なでこれからの暑い時期にぴったり。

キクラゲは鉄分、ビタミン、食物繊維などの栄養価がとても高いことで知られています。特に「鉄分」は、レバーの3倍とも。

きょう作ったお料理は3品。調味料を除いて1,000円以内に見事、収まりました!

●今回協力してくれたお店

ジャンボ焼き鳥 つかさ本店

住所:札幌市白石区本郷通8丁目南1

営業時間:午後5時~(ラストオーダー午後11時30分)

定休日:不定休

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この記事を書いたのは

SODANE編集部

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