北広島市で建設されているファイターズのボールパークに、誰でも自由に散策することができる3つのガーデンが造られることが発表されました。
造園するデザイナーは、ただ者ではない経歴の持ち主です。
北海道の四季を楽しめる3つのガーデン
来年3月に開業する「北海道ボールパークFビレッジ」。
新たな交流の場として入口付近に造られるのが「ゲートウェイ・ガーデン」です。
白樺などが植えられる北海道らしい庭で、上から見るとV字型になるそうです。
そして、子どもたちの遊び場近くには、「ワンダー・ガーデン」が。
ハーブなどが植えられ五感を刺激する庭になる予定です。
ほかにも「水辺のガーデン」が造られ、あわせて195種類、2万4000株以上の植物が植えられます。
ボールパークのガーデンデザイナー・佐藤未季さん
「すごく驚きました。一緒に設計する柏倉とも(ボールパーク)できるんだって楽しみだねって言っている感じだったので、『まさか、えっ、いいんですか??』という気持ちでした」
十勝在住のガーデンデザイナー佐藤未季さんは、イギリスのロンドンで100年以上の歴史を持つガーデニングイベント「チェルシー・フラワーショー」に出場経験があります。
2019年には、緑が生い茂り、川が流れる自然を表現したガーデンを造って注目を集め、「ガーデニングのオリンピック」とも言われるこのコンテストで、今回一緒に設計する柏倉一統さんとともに見事「金賞」に輝いた実力者なんです。
佐藤さん
「庭が目的ではない人も、『あら楽しい』『自然とか植物ってこんなにおもしろいんだな』というきっかけになる場所になったらいいなと思って設計しています」
「ボールパークのガーデンは私と一緒に設計した柏倉もお手伝いしながらなんですが、地域のお子さんだったりとか、学生や住んでいる方とみんなで作りあげていくのを目標にしているガーデンで、一緒にちょっとずつ関わりながら気持ちよく、ゆるやかにつながりながら、みんなでつくりあげていく場所になったらうれしい」