正しい姿勢を身につけて爽やかで健康なウォーキング習慣を| HTBイチモニ!健康けっこう調べ隊

いよいよ夏本番の北海道。天気のよい朝はすがすがしい空気の中で運動するのにぴったりな季節。

今、どんな人でも気軽に行える運動として「ウォーキング」が注目されています。

簡単に行える有酸素運動で、生活習慣病の予防にも効果が期待されるウォーキング。より効果的に行うためのコツを、トータルヘルスインストラクターのSHIHOさんに学びます。

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SHIHOさんは大学で体育学を学び、これまで幼児から高齢者、およそ5000人の健康指導をしてきました。

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「正しく歩くという事はとても重要です。全身の筋肉をくまなく使って、疲れにくい歩き方ができます。また、関節への負担も少なくなるので、膝腰をいためる危険もなくなります。」

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全身の筋肉を使った正しい歩き方のポイントは大きく3つ


ひとつ目は、腕の振り方。ポイントはひじをうしろに!

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ひじをうしろに引く事によって、自然と骨盤が前へぐっと出てきます。

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足の力だけを使わずに体全体で足を1歩踏み出すことができるようになります。


ふたつ目は、足の運び方。ポイントは地面を押す!

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前へ進もうとすると、足を前へ踏み込む事でブレーキ動作になってしまいがち。

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足の力をたくさん使わないと進めなくなってしまうので、斜め下に向かって地面を押す意識を持つ事で、体の真下に足がつけるようになり、ブレーキがかからず自然と前へ進むことができます。

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3つ目は、姿勢。正面をしっかり見て歩きます。

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せっかく腕を振り、足のつく位置などを意識できても、下を向いてしまっては、体が前のめりになってしまって正しい歩き方が出来なくなってしまいます。

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正しいウオーキングの3つのポイント。「ひじをうしろに引く」「足は斜め下に向かって地面を押す」「まっすぐ前を見る」

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この3つのポイントを意識することで、疲れにくく、快適なウォーキングができるようになるはずです。

北海道民特融?!の歩きづらさに「前もものストレッチ」

2つめのポイントとして挙げられた「足で押して歩く」の感覚がよく分からない…という方は、太ももの前側の筋肉が硬くなっている可能性があります。

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特に北海道民は冬場、雪道を歩くために、すべらないように膝を曲げて腰を落として歩きがち。これがひと冬つづくと、太ももの前側の筋肉ががちがちに硬くなって伸ばせないという方も。太ももの前側のストレッチをする事によって、しっかりと足を伸ばして歩く事が出来るようになります。

足を前後に大きめに開いて、後ろの足はかかとをつけます。

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腰に手をあてて上体を前に押し出すようにして、体を少しそらせば、太ももの前側で「効いてる感じ」がつかめると思います。

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このストレッチを左右それぞれ10秒、一日一回以上行って、実際にウォーキングしてみましょう。

実際に公園の散歩道でウオーキング!

自然豊かで広い公園でのウォーキングは気分が良いもの!特にこの季節は緑も茂り、たくさんの動植物に出合いながらの運動は気持ちがいいですよね。

先ほどの3つのポイントを意識して、ウォーキングしてみましょう。

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さらに、腕をうしろに引く際に、少し上半身をひねるような意識を持つと、より骨盤がぐっと前に出てきます。

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地面を押すという意識を持つ時に、”ルンルンルンルン”とリズムに乗りながら行うと、「押す」感覚がつかみやすくなると思います。

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ウオーキングは、全身運動を意識しながら腕を振って足を運ぶのが大事。

正しい歩き方をマスターして、爽やかな季節を、楽しくウォーキングして健康に過ごす習慣をつけてはいかがでしょうか。

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この記事を書いたのは

イチモニ!健康けっこう!調べ隊

天使大学とイオン北海道、HTBは、北海道民の健康に寄り添い、道民の課題を解決するための共同プロジェクトとして「どうみん健康化計画」を立ち上げました。その活動の第一歩として、健康にかかわる情報を道民のみなさんにお届けするイチモニ!の特集「健康けっこう!調べ隊」のコーナーを月に1回お送りしています。

https://www.htb.co.jp/douminkenkou/

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