北海道十勝、豊頃町の"ハルニレの木"が見られる「私の世界一のギャラリー」 | 四季折々のハルニレが見せる表情を切り取った写真をその日のハルニレと共に鑑賞できるスポット

風景写真を撮り始めたのが2009年秋。今年で写歴は13年になります。

最初の写真展は2010年夏、会場は帯広の藤丸デパート内にあるギャラリー。ハルニレの四季がテーマでした。

撮り始めて1年にならなかったのですから、無謀な試みだったかもしれません。なにせ夏の写真はかろうじて初夏のものが少しあっただけだったのです。

これまでいろいろな町で写真展を開かせてもらいました。帯広はもちろん、豊頃、上士幌、広尾、札幌、函館、小樽、東京。そんな中で私のホームと呼べるのが「はるにれギャラリー」です。

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はるにれギャラリーはハルニレの木の近くにある休憩所で、周辺が駐車場になっています。私はそこを2019年から使わせてもらうことに。

1年を通じて撮影したハルニレの写真を20数点、4月末から半年間展示させてもらっています。「1年間撮った中でベストなものを出したい!」という気持ちがハルニレと向き合う私の原動力です。

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私にとってここは世界一の写真ギャラリー。なにせ私の撮った写真のとなりに本物のハルニレが見えるのです! 写真の隣にその被写体が見えるギャラリーは、世界中探してもそんなにないのでは? 

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ハルニレの木にインスピレーションを受けた曲を、このハルニレギャラリーで演奏した動画も。

「Shuji Hata / Harunire Breeze」

4年目の今年はある変化が。最近、写真を見てくれる人が増えている感じがします。それがわかるのはギャラーの入り口に設置してある「はるにれなんでも帖」です。

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◯ 浦島さんの写真集を見て来てみたかった。実際に来て、本当に素晴らしい樹だと思いました。

◯ きれいな写真がたくさんあってすごいなと思いました。

◯ 生まれも育ち豊頃人ですが、ここに初めて入りました。浦島先生の写真いつ見てもステキです。

◯ 東京から来ました。浦島さんの写真、鳥肌が立ちました。

こんなのを読むと、蚊の大群と格闘しながらの撮影だって耐えられます!

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この記事を書いたのは

浦島久(うらしま・ひさし)

1952年北海道豊頃町生まれ。小樽商科大学(経営学)卒、帯広畜産大学修士課程(農業経済)修了。松下電器産業(現パナソニック)勤務を経て、1977年に北海道へUターン。現在、ジョイ・イングリッシュ・アカデミー学院長、小樽商科大学特認教授、札幌大学客員教授、豊頃町観光大使。

著書に『音読JAPAN』(IBC)、『自分のことを1分間英語で話してみる』(共著・KADOKAWA)など多数。写真集に『Jewelry Ice』(十勝毎日新聞社)、『ハルニレ』(IBC)。ハルニレの撮影をライフワークとし、ジュエリーアイスの命名者でもある。趣味は風景写真、ジャズ、カーリング(世界シニアカーリング選手権2009・2010・2013・2014・2018出場)。