ママ友が乳がんに・・・どう接する? 小胸がコンプレックス・胸の傷を隠したい かわいい温泉タオルがないので作ってしまった二人のお話 両側乳がんになりました163

次の誰かのためにと綴っています。

隠すことが、なぜか目立ってしまう。他人と一緒に入る温泉。乳がん患者さんだけでなく、そういった気持ちになったことがある方はいるのではないでしょうか?

ひとにはいろいろ胸を隠したい理由がある、そんな人たち”全員”に向けて“さりげなく”をコンセプトに、胸元を隠すことを目的とした入浴タオルを作ったお二人にお話しを聞きました。

『人目を気にする事なく、両手を自由に動かして身体が洗える!心軽やかに、堂々と隠そう!』

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お話しを伺ったのはMuneposiとして活動されている渡部和香子さんと三上美紀さん。お二人はママ友です。

和香子さんは物心ついた頃から、公共の温泉もスパも大嫌い。なぜ他人と入らなければならないのか?小さなお胸がコンプレックスだったんだそうです。

ずっとその気持ちを持ち、これまでずっと、入らない!という選択をされてきました。そして、お子さんが小学校に入学した年の秋。仲良くしていたママ友が、乳がんに・・・これが美紀さんです。

美紀さんは2018年、39歳で乳がんと診断。左胸を全摘。抗がん剤のあと、同時再建を目指し、エキスパンダーを入れていたところでアラガンショック!(私と同じ!)インプラントのリコール問題で再建を断念していました。

和香子さん『運動会で、このあと入院するからって聞いて・・・忘れられないです。そわそわしてしまって。』

友人である美紀さんのがんに動揺し、たくさんのことを考えた和香子さん。何かできることはないか考えたけれども、何もしない方がいいのかもとかける言葉すら見つからない。唯一できたことは美紀さんをこれまで通り、ジムに誘うことだったとか。

乳がんのひとは・・・思い込みだった

ふたりでいくジム。でも、そこでも和香子さんはお風呂に入らず、汗だくでもすぐ帰る。
一方の美紀さんはシャワー浴びて帰るね~、と。

美紀さん『病気になったことで何かをあきらめて、何かができないのは、負けた気がしていやだったんです。』

和香子さんは『えっ入れるの??って。患者さんならそうなんじゃないか』

それは和香子さんの思い込みだったのです。

さらに自分の胸のコンプレックスなど、口に出すことも許されない気がしていたときに、美紀さんから『かわいい入浴タオルがないんだよね~』と。

理由は違えど、さりげなく隠したい!二人の共通点だったということがわかった瞬間です。

であれば、つくればいいじゃん!ということになり、クラウドファンディングを行い、試行錯誤の末、タオルが出来上がりました。

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美紀さん『入浴着で自分ひとりだったりすると目立つ。注意というか、洗ったあとは入らないで、と言われたりもする。入浴着を使って心が軽くなるならいいんだけれど、限定的なのかもしれないなと思うコトもあり・・・。』

和香子さん『逆に(未病だと)使う資格がないのか、とも思う。』

胸元を隠す、入浴着や入浴タオルは開発されていますが、もしかしたらかえって目立ち、自分が乳がんであることに気づかれるのではと使うことに躊躇する人もいるのではないか。さりげなく隠したい、、しかも患者さんではなくても使えるものができないか。外国からの方も使えて、胸にコンプレックスがある人も使えて、乳がんの患者さんも使えるものを考えました。

美紀さん『気軽に行きたかったんですよね、お風呂に。子供もいるので両手が使えないと困る。作ったタオルは娘たちもかわいいと使ってくれています。とにかくシャンプーするときに隠したくてもうまく隠れるものがなくって。首元をメッシュにしたのはこれが大きいです。』

めちゃくちゃ共感です。わかる、わかる。

一番大切なことは“変わらない日常”。楽しいことをあきらめない。
今までと変わらない日常こそが、がんサバイバーの希望に繋がってほしいという思いを込めて、2人の挑戦が始まりました。

納得のいくものに・・・

まずは長さ!

最初は通常のタオルで代用!と思いきや、スタンダードのタオルではどうしても長さが足りない!ギリギリではなくすっぽり隠れる長さに。

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生地は・・・

凹凸のある生地。甚平などに使われる生地で、水に濡れてもボディラインが露わになることを軽減。また、表・裏地ともに水切れが良い生地にこだわりました。

さらに首元はメッシュにすることで、シャンプーなどのたまり、ヌルヌル感を最大限に軽減!フィットし、ごわつかない設計に。簡単にコンパクトに収納可能!(ボタンのところがかわいい)重くならないようにとこだわりぬきました。

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評判は上々で、ギフトとして選んでくださる方も多いそうで、2色ペアで買う方もいらっしゃるとか。自分用とり患したご友人のためにということも。

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NYUYOKU TOWEL (caksö)

第一弾で作って売っておしまい!ではなく、白が欲しい!などの声もあるので、今後、色のバリエーションを増やしてマイナーチェンジしながらさらにいいものにしていきたいとのこと。様々な理由で胸元を隠したいと思った人が心が軽くなるように・・・明るい気持ちで気軽に使ってほしい。

同封された入浴タオルを上手に使うコツのペーパーも非常にかわゆい仕上がりです。

り患して友人関係に悩まれる声も私のもとに寄せられることもありますが、お二人は離れるのではなく、寄り添っていく、よい友人関係が素敵だなと思いました。

Instagramアカウント
https://instagram.com/muneposi

さて、来週10月2日(日)HTBまつりで『ピンクリボントーク』行います!午後3時15分からは『がんって遺伝なの?』午後4時25分からは『乳がんと運動』でお話しします!オンラインで視聴可能ですので、以下のサイトをブックマークお願いします!

https://www.htb.co.jp/matsuri2022/

がんとともに、、、。

番組、SODANEへのご感想、ご意見お聞かせください。
番組制作、今後のイベント、SODANEなどで活用させていただきます。
がんとともに生きる方、ご家族を持つ方、そうでなくても、もちろん、どんなことでも、構いません。
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この記事を書いたのは

阿久津友紀

乳がん患者さんが治療中に被災したら? 『防災の心がまえ』をもとに『女性の病と防災』を考える おっぱい2つとってみた作者とHTB森アナウンサーが本音トーク 
https://youtu.be/AO8Xzebt0Ys

『おっぱい2つとってみた がんと生きる、働く、伝える(北海道新聞社刊)10月6日発売

おっぱい2つとってみた がんと生きる、働く、伝える

「LINE特集 「失われる自分らしさ」。乳がんになった私たちの3年間。例え、心が折れそうでも…」
https://news.line.me/detail/oa-htbnews/bt2o2l9r6cfc

YouTubeで乳がんについて配信しています!

ピンクリボントーク【ホルモン治療の副作用と簡単ヨガ】 
https://youtu.be/gOOiLPH-n2I

温泉ソムリエも取得しました!

『アピアランスケアを考える』
https://youtu.be/3qVd1xXFvaU

ピンクリボントーク 患者と家族と社会 ~生きてくのに必要なコト~
アーカイブ配信:無料
https://youtu.be/PS4eJMy4GcY

第4弾の”がん患者さんとココロ” 北海道の斗南病院の精神科長で登録精神腫瘍医の上村先生に伺いました。アーカイブは
https://youtu.be/D-j4RrGSgkw

これまでの動画は・・・
【乳がん】おっぱい2つとってみた

HTBノンフィクション おっぱい2つとってみた
【2020年日本民間放送連盟賞 番組部門 テレビ報道番組優秀賞受賞】
【2020年ギャラクシー賞 奨励賞】

HTBonデマンドで無料配信中!
https://www.hod.htb.co.jp/pg_nf/pg_id_nf006

テレメンタリー2020『おっぱい2つとってみた~46歳両側乳がん~』年間最優秀賞 
ギャラクシー賞・選奨(報道活動部門)/民放連 放送と公共性 優秀賞
活動の一部は・・・
youtubeLIVEでピンクリボントーク① 見逃し配信中!
https://sciencefestival.jp/event/breast-cancer/

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