1年に一度のチャンス!北海道十勝の"ハルニレの木"が最も美しく見られるのは?!

ハルニレの写真を撮り始めたのは2009年の秋。今年で13年目になります。何事にも飽きっぽい私が、車で1時間もかけよく通い続けているものです。

 

ハルニレは左右対称でバランスがいいのが、人気の秘密です。少なくとも私はそう思っています。でも、実はきれいに左右対称に見える場所は限られているのです。事実、私はほぼ同じところからハルニレをいつも見つめています。

 

季節により太陽が顔を出す位置は変化します。私がいつも見つめる場所から見て、冬はハルニレに向かって右、夏は左からです。当然、1年に2度ハルニレの真後ろから日が昇ります。春と秋です。私は葉がまだ残る秋の方が好きです。

狙い目は例年10月1日前後の1週間で、扇形の光がハルニレを後方から照らします。ところが、天気が悪かったり、仕事が入り行けなかったり、寝坊したりで、シャッターチャンスをなかなかものにすることができません。

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(撮影:2017年10月1日)

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(撮影:2018年10月5日)

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(撮影:2020年9月29日)

さて、今シーズンはどうなるでしょうか? うまく撮れるかな? ダメならまた1年待たなければなりません。

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この記事を書いたのは

浦島久(うらしま・ひさし)

1952年北海道豊頃町生まれ。小樽商科大学(経営学)卒、帯広畜産大学修士課程(農業経済)修了。松下電器産業(現パナソニック)勤務を経て、1977年に北海道へUターン。現在、ジョイ・イングリッシュ・アカデミー学院長、小樽商科大学特認教授、札幌大学客員教授、豊頃町観光大使。

著書に『音読JAPAN』(IBC)、『自分のことを1分間英語で話してみる』(共著・KADOKAWA)など多数。写真集に『Jewelry Ice』(十勝毎日新聞社)、『ハルニレ』(IBC)。ハルニレの撮影をライフワークとし、ジュエリーアイスの命名者でもある。趣味は風景写真、ジャズ、カーリング(世界シニアカーリング選手権2009・2010・2013・2014・2018出場)。