HTB「イチオシ!!」がおくる人気企画!
コスパ抜群!ボリューム満点、手間いらず!「予算1000円で家族4人が喜ぶごちそうレシピ」。
今回、この企画に協力いただいたのはJR手稲駅から歩いてすぐの場所にある居酒屋「てるてるぼうず」。
便利な立地も手伝って、仕事帰りの会社員はもちろん奥様たちの女子会にも大人気です。
看板にもその自信がにじみます!!
今回レシピを考えてくれたのはこちらの料理長、高森祐一さん。
17年にわたり日本料理を追求し、東京にあるミシュランガイドの1つ星店や高級リゾートの厨房で腕を磨くなど経験に裏打ちされた腕前は超一流。
ダシの取り方や熱の加え方ひとつでシンプルに素材の旨みを引き出します。
特に注目なのは、高森さん自らが目利きをした新鮮な海鮮を使った料理の数々です。
この日のおすすめは留萌産のミズダコ。
「ふり塩」と「ごま油」をつけて、炙ると…
高森さん「鮮度が良いので、あぶるとぷっくりと膨らんでくるんですね。香ばしさも加わって歯切れが良くなって食べやすくなります。」
磯の香り、プリプリ食感の「活だこ炙り」。
こちらは常連さんの多くが頼むという「生本まぐろプレミアム盛り」。
脳天、カマとろ、ほほ肉など希少部位を含めた5種類がいっぺんに楽しめる人気の一品です。
一方、背徳感がハンパない、居酒屋ならではの"ハイカロリーフード"もおてのもの。
こちらはおこげのついた「焼き飯」にイクラを乗せた「たっぷりいくらの焼きめし」です。う~ん!おいしそう!
今日は、食材の魅力をあの手この手で引き出す「海鮮の魔術師」高森さんが家庭で簡単に作れるレシピを教えてくれます。
高森さん「僕は日本料理をずっとやっていた経験を生かして「煮る」「焼く」「蒸す」などをご家庭で簡単に再現できるレシピを作りました。もちろんたくさんの量を作れるように考えたレシピなので皆さん、どうぞご家庭でも真似してみてください!」
魚介の「うま味」を知りつくしたプロが手軽で真似しやすい おいしい料理をご紹介します。
今回使用する食材はご覧のとおり。
お家にある調味料をのぞいて、予算はたった1000円以内で3品を作るという節約レシピ。
今回も最初からから驚きの連続!なんと、1品目と2品目を同時に調理していきます!
究極時短!一挙両得の炊き込みご飯 1品目:『イカとキノコの炊き込みご飯』 2品目:『ネギだれ蒸し豚』
そうなんです! なんと今回は1回の手間で2品の料理が完成するというプロの時短術をご紹介。しかも!超・簡単です。
さすが、毎日たくさんの注文に対応している高森さんのレシピ。
4人分の材料はご覧の通り。一品目、「炊き込みご飯」が 313円。
そして、“一挙両得”となる二品目、「蒸し豚」が 330円。
併せて643円 です。
まず最初はイカをむいていきます。「ゴロ」を使います。
イカ一杯を丸ごと料理するのはハードルが高い…と思った、そこのあなた!だまされたと思って、チャレンジしてみてください。実は簡単で安上がり。なにより料理の味が劇的に変わります!
高森さん「ゴロは旨味がたくさん詰まっている部分ですね。コクも出ますし。ゴロを入れてあげるとやっぱり料理にしっかりと味が入っていきますね。」
イカの足の先端は、雑菌が残っていることもあるので取り除いてから食べやすい大きさにカット。
そして身は一口大の輪切りに。
イカの準備はこれでOK!
「しめじ」は「石付き」をとったら、手でほぐすだけで下ごしらえは終了です。
今回使用するお米は、4合。4人家族にとってはかなり多めですがあとで理由がわかりますよ!
水加減はイカから水分が出てくるので、ちょっと少なめに。
ここにしょうゆ、みりんと塩を加えて…
「しめじ」と「イカ」も入れてください。
さあ、ここで“一挙両得”2品目の食材、「豚バラ肉」が登場です!
炊飯器に一緒に入れて炊くことによって豚肉の旨味や脂がご飯の中に入って艶が出て、混ぜた時にご飯が潰れづらい仕上がりになります。
炊飯器で一緒に火を入れることによって、ちょうどよく豚バラ肉に火が入って手間が省けるだけではなく、海鮮と豚肉がご飯の上で合体することで最強のうまみが生まれるアイデアです!
炊飯器のスイッチを入れたら豚肉にかける「たれ」の準備です。
みりんとお酒を合わせて電子レンジで加熱し、アルコール分を飛ばします。
ここに合わせるのが、市販のジンギスカンのたれ。
本来、りんごをすりおろしたり色々な調味料を合わせるところを、ご家庭にある「焼肉のたれ」や「ジンギスカンのたれ」を使い、にんにく・しょうがを加えることで簡単にプロの味が再現できます。
仕上げに長ネギのみじん切りを加えたらあっという間に 特製「ネギだれソース」の完成です。
炊飯器の炊き上がり。ふたを開けると…!
一度豚バラ肉を取り出しておきます。
しっかりイカゴロの旨味も豚バラ肉の旨味もご飯に入ってツヤツヤの炊き上がりです!
こちらで、「イカとキノコの炊き込みご飯」完成です。
まずは一品目、かかった費用は313円。
ほんのり醤油の効いた炊き込みご飯には「ゴロ」から滲み出た凝縮されたイカの味がしっかり染み込んでいます。
そして豚肉から出る「旨味」と「脂」がさらなるコクを演出するボリューム満点の一品です。
さらに多めに炊いたご飯でアレンジレシピも!次の日も飽きずに食べられるもう一品として「焼き飯」にしていきます。
まずは炊き込みご飯にバターと塩・しょうゆを加えてバターライスに。
このバターライスをフライパンに薄く敷き詰めて、中火で2分程度「おこげ」がつくまでカリッと焼いていきます。
軽く焦げ目がついたら出来上がり!混ぜたり鍋をふることもないので失敗も少なく仕上げることができます。
香ばしさと食感がプラスされた「焼き飯」の完成です。
“海鮮の魔術師”が その魅力を余すところなく引き出したオマケメニューはイカとバター醤油という鉄板の組み合わせにカリカリ食感のおこげが食欲をそそる一品です。
続いて、一緒に炊いた豚肉を使った2品目へ。
取り出した豚肉はお好みの厚さで切っていきます。
しっかり火が通っているので厚めに食べたい方は厚めに切っても大丈夫!
ここへ、先ほど炊飯器の炊き上がりまでに作っておいたネギだれかけて「ネギだれ蒸し豚」の完成!。辛いのがお好きな方は、ここに唐辛子や豆板醤を加えても美味しいのでアレンジしてみてください。
“一挙両得”の2品目、かかった費用は 330円です。
炊飯器でご飯やイカと蒸し煮にしたことで豚のうま味を残して脂が程よく抜けた豚バラ肉。ホロホロに仕上がりました。
「ジンギスカンのたれ」に「ニンニク」と「生姜」を合わせた特製の「ネギだれ」を絡めることで角煮とも違った豚の旨味を堪能できます。
3品目:『焼かない!真だらのちゃんちゃん焼き』
みなさんも良くご存じの「ちゃんちゃん焼き」。鮭と野菜を豪快に焼いて味噌で味付けした北海道の郷土料理ですね。
それを今回は「焼かずに」そして鮭ではなく、産卵期直前で今がまさに旬の「真だら」を使って作ります。
4人分の費用は、355円です。
真だらは今、旬の魚。値段も安くて淡白でどんな料理にも合うのが特長。煮ても焼いても蒸しても使えるとっても優れモノの食材です。
まずはこの真だらを厚めにカット。
さらに、今回は「ちゃんちゃん焼」のアイコンともいえる定番野菜「キャベツ」も使いません。
キャベツなどの葉物類を入れてしまうと水が出過ぎてしまうため、"焼く"調理をしない今回は玉ねぎとじゃがいもを使用。玉ねぎはくし切りに、じゃがいもは輪切りにします。
じゃがいもと玉ねぎを大きめの器に盛り、ラップをかけて電子レンジ700Wで4分加熱。
タラに比べて野菜の方が加熱に時間を要するので、タラを加熱しすぎてパサついてしまことを防ぐために、野菜を先に加熱します。
野菜をチンしている間に味の決め手となる調味料を合わせていきます。
味噌と砂糖を合わせ、少々の「柚子胡椒」。香り強くが出るので"ちょっと"加える気持ちで。
もしあるのであれば、柚子の皮をすり下ろしても美味しく仕上がります。
さらにお酒とみりん、醤油を加えて混ぜていきます。食材と絡みやすいよう、少し緩めに仕上げるのがポイント。
この時、もしご自宅にあれば「牡蠣しょうゆ」を使うのがおススメ。
野菜に火が通ったら一旦取り出しクッキングペーパーに包みます。
「焼かない」ちゃんちゃん焼きは仕上げも電子レンジで!
クッキングペーパーで密封し、香りと旨味を逃さないように加熱していきます。
野菜の上に真だらを並べ、用意しておいた合わせ調味料をかけて…
クッキングシートをたたんで縁を丸め込んで密封します。
こちらを電子レンジ200Wで10分加熱。解凍モードなどの出力の低い設定でゆっくり優しく熱を入れることがポイントです。
低音で加熱することによって身がパサパサにならず、しっとり仕上げることができます。
「焼かない!真だらのちゃんちゃん焼き」完成です。
本日の〆の一品、かかった費用は355円です。
まさに旬を迎える真だらの「たんぱく」な「うまみ」と濃厚な甘味噌は相性抜群。
ゆっくりと火を入れた身は電子レンジで仕上げたとは思えないしっとりとした仕上がりです。
柚子胡椒の香りと辛みがさわやかなアクセントを添え、この季節ならではの味わいとなりました。
今日ご紹介したレシピは、こちらの3品。調味料を除いて、1000円以内に見事、収まりました!
下準備さえしちゃえば、あとは炊飯器にセット、レンジにセットするだけなので自分でも思った以上に簡単にできました。
ぜひ皆さんもご家庭でお試しください。