いまや北海道を代表する料理のひとつ「スープカレー」。
肉や魚介類、そして素揚げした野菜がふんだんに入ったひと皿は道内だけでなく、海外にも多くのファンがいるといわれています。
みなさんはこの逸品がどんなふうに生まれてきたのか、ご存知ですか?
札幌でスープカレーの専門誌を手掛ける「玉ヴァーソン」にそのルーツを聞いてみました。
1970年代、札幌の老舗スープカレー店「アジャンタ」の創業者・辰尻宗男さんがあることがきっかけで、スープカレーの原型をつくったそうです。
玉ヴァーソン)アジャンタの辰尻さんという方が、もうお亡くなりになったが、その時はスープカレーという名前ではなくて「薬膳カリィ」という名前だったんですよね。煮込んで捨てていたチキンレッグをお客さんが見て「捨てるんだったら食べたい!」ってなって、「あっじゃぁ食べるか?」って、スープカレーの中に入れたのが原型というか、始まりなんです。
その後、薬膳カリィは「スープカレー」と呼ばれるようになり、札幌市民の間で、徐々に広がりを見せていきます。
玉ヴァーソン)当時のブログ、ブロガーの人が発信していて、食べ歩く人がちょっとずつ増えていったっていう感じですね。
そんな「スープカレー」をみなさんは、ご自宅でつくったこと、ありますか…?
「つくり方がわからないです。難しそう…。」
「作ってみたいけど、つくり方がよくわからない。トライするんだったら、美味しいところに食べに行く。」
「わからない… (イメージありますか?) 水を多く足せばスープカレーになるかな…(笑)」
街で聞いてみると、その多くは「作り方がわからない」「スープカレーは店で食べるもの」という反応でした。
でもみなさん!全道のイオンでは、カレーコーナーに手軽で本格的なお店の味が楽しめるレトルト商品がずらっと並んでいるんです。
しかも、お好きな食材で調理すれば、自分だけのスープカレーが楽しめるペーストだって手に入れることができるんです。
野菜コーナーには、実りの秋を迎えたいまが旬の食材が所狭しと並んでいます。
色とりどりな野菜を使えば、それだけで食卓が華やかになるかもしれませんね。
自宅でスープカレー、つくってみませんか?
お家で作るスープカレーのレシピはこちら!
札幌の天使大学・看護栄養学部非常勤講師の山口先生が伝授!緑黄色野菜をたっぷり使った、栄養価の高いスープカレーのつくり方をご紹介します。
ビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富な緑黄色野菜をたっぷり摂れるレシピです。
2人分の材料はこちら!
まずは塩と黒コショウで下味をつけた鶏もも肉を炒めていきます。
続いて野菜を調理していきます。
根菜類を、フライパンに浸るくらいの水で茹でていきます。ポイントは水から茹でること。
火が通ったら野菜を一度取り出します。
残りの野菜を調理していきますが、一般的なスープカレーは野菜を素揚げすることが多いですが、今回のレシピではよりヘルシーに油で揚げない調理で。
フライパンに油をひいて炒めていきます。
素揚げしたほうが好み、という方はそれでもOKです。
レンジで火を加えて柔らかくしたジャガイモとニンジンを加えます。
野菜に焼き色がついたら茹でた根菜類も合わせて炒め、火を止めます。
合わせた野菜を取り出して、次は玉ねぎを炒めてスープを作っていきます。
15分程じっくり玉ねぎを炒めていきます。
玉ねぎに含まれるアリシンには抗菌効果があるため免疫力アップにつながるといわれています。
さらに辛み成分が炒めることで甘みに変わっていきます。
じっくり炒めて甘さを引き出したら、お水とスープカレーペーストを加えていきます。
さらにここに和風だしを加えて味に深みをプラス。
最初に火を入れた鶏肉を加えて…
炒めた野菜と、トマトを加えます。
トマトに含まれるリコピンは健康や美容に良いとされる栄養素。加熱することで栄養をより体に吸収しやすくなります。
器に盛りつけて完成です!