北海道十勝では来年に向けた畑の土壌づくり。堆肥やニッテンライムを散布してアッパーロータリーで表層混和

北海道十勝の芽室町からYouTubeを通じて農作業の様子を発信する粟野農場さんの畑では、来年のために畑のコンディションを高める作業を行いました。

堆肥や「ニッテンライム」と呼ばれるライムケーキ(ビート(甜菜)の精糖過程で用いられる石灰が主成分で、アルカリ分を多量に含み土壌改良剤として用いられる)を畑に撒いていきます。

堆肥は畑にトラックが直接入って豪快に!ニッテンライムは「ライムスプレッダー」という機械で広く散布しました。

そうして、先日から畑で育てた緑肥と共に畑を耕すことでコンディションを上げていきます。

2022年10月15日来年のビート畑に堆肥、28日にニッテンライムを散布しました。

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JAめむろ堆肥センターの堆肥散布‼️

直播ビートはとても繊細な作物で、地力とphに敏感に反応します。そこで地力を増進するために資材を投入する訳ですが、我が家では小麦の収穫後に緑肥を育て、細かく砕断した後にJAめむろ堆肥センターの堆肥と北土開発さんのニッテンライムを散布します。今年も無事に散布して頂くことが出来ました。

その後は固められた畑に爪を入れて柔らかくし、アッパーロータリーで堆肥とニッテンライムを表層の土と混ぜ合わせました。これで来年のビート畑の準備は完了です。来年も元気いっぱい育って欲しいです。

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北土開発さんによるニッテンライム散布の様子‼️

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アッパーによる表層混和‼️

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オジジの買った服を着てご満悦のお孫ちゃん!

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この記事を書いたのは

アグリYouTuber 粟野秀明

北海道十勝芽室町で東京ディズニーシーより大きな50ヘクタールが“職場“の畑作農家。
ビート・じゃがいも・枝豆・大豆・小麦などを作りながら、野菜や穀物ができるまでを動画で撮影。トラクターの自動操舵機能を駆使して、ドローン撮影からスマホでの動画編集までを農作業の間にこなすという驚異の「58歳のアグリYouTuber」。
農業写真家としても数々の賞を受賞。2019年富士フィルムフォトサロン札幌で開催した個展には1500人が来場。「アグリフォトグラファー」としても知られ、芽室町の人気の野菜直売所『愛菜屋』でその作品を見ることができる。
最近は初孫にぞっこん。

「農作物こうやって作ってます」オリジナルサイト
https://awanofarm.net

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