HTB「イチオシ!!」で人気の「予算1000円で家族4人が喜ぶ ごちそうレシピ」。プロ直伝の、コスパ抜群・効率UP!簡単でマネしやすい、美味しい料理をご紹介します。
今回この企画に協力してくれたのは、札幌市中央区、電停西4丁目近くの電車通り沿いにある『トラットリア トレンタ』。
こちらのお店、札幌にまだイタリアンレストランが数軒しかなかった1984年にオープンした、イタリアンのパイオニア的な存在。
バブル期のイタ飯ブームも追い風に人気を博し、30年以上ランチタイムは女性客を中心に常に満席の人気店です。
オーナーシェフの松島さんの料理へのこだわりは「余分なものを省いて素材の味を生かす」こと。
調味料もよりシンプルに、余計なものを使わずに素材の美味しさを引き出します。
定番メニューの「前菜のミスト(盛り合わせ)」もその味付けはオリーブオイルと塩だけというシンプルさ。
これを目当てに来店するというファンも多数の「魚介入りトマトソースのスパゲッティ」も、魚介の旨味を丁寧に引き出した人気の看板メニューです。
そんな松島さんが今回伝授してくれるのは、素材の旨味を引き出す、作り方もシンプルに研ぎ澄まされた3つのレシピ!
3品で使用する食材は家庭にある調味料を除いて1000円以内に収められています。
1品目:リゾット風サラダ
シンプルなシラスの塩味がアルデンテに炊き上げられたお米と今が旬のカブの甘みをぐっと引き立てるボリュームたっぷりの一品です。
そこに、オリーブオイルが滑らかな食感とイタリアンらしい香りを添えています。
~4人分材料~
・生米(180g)52円
・シラス(30g)107円
・カブ(1個)100円
・エクストラバージンオイル(40ml)95円
~作り方~
①フライパンに水を入れ、生米を中火で煮込む。へらで少しかき混ぜながら煮込みますが、粘り気が出てしまうので、混ぜすぎに注意。
②9分間煮込んだら、今が旬のカブを投入。カブは火が通りやすいよう薄目にスライスし、茎の部分は食感を楽しめるように細かく切っておきます。
③カブに火が通ったらざるで湯切りし、米とカブを再度フライパンに戻します。
④エクストラバージンオイルを加え、よくなじませます。
⑤シラスと塩を加えてさらに混ぜたら完成!
本来「お米のサラダ」は冷たくして食べるものなので、冷えても美味しく味わえます。
ただし、冷蔵庫に入れてしまうとお米がボソボソになってしまうので要注意!
2品目:サバのパスタ
お店の看板メニュー「魚介入りトマトソースのスパゲッティ」を簡単にアレンジ。
手間を省き、調理時間たったの10分!アンチョビの独特の風味をプラスすることで市販のトマトソースとサバ缶がプロの味に変身!
~4人分材料~
・市販のトマトソース(150g)96円
・市販のアンチョビソース(9g)33円
・パスタ(180g)36円
・サバの水煮缶(1缶)75円
・エクストラバージンオイル(30ml)72円
~作り方~
①パスタを茹ではじめる。固めのアルデンテで茹であげるため、推奨の茹で時間の7割程度の分数で茹でます。
②フライパンでトマトソースを火にかけ、サバの水煮缶を加える。
③アンチョビソースを加えて味に深みを出す。
④茹で上げたパスタをフライパンに移し、混ぜ合わせます。固めのアルデンテでソースと絡めることで、スパゲッティがよりソースを吸い、味をしみ込ませることができます。
⑤最後にオリーブオイルを全体になじませ、味を一つにまとめて完成!
3品目:鶏むね肉のレモン和え
モモ肉などと比べると固めでパサついた食感になりやすい鶏むね肉が大変身!
叩くことで柔らかく、レモンとバターのソースで濃厚な旨味とこってり感もプラスされたワンランク上のメインディッシュに!
~4人分材料~
・鶏むね肉(200g)147円
・レモン汁(15ml)33円
・小麦粉(20g)3円
・バター(大さじ1)83円
・白ワイン(30ml)14円
・塩(少々)
・コショウ(少々)
・油(適量)
~作り方~
①鶏むね肉を叩いて広げ、厚さを均一にするとともに、繊維を切って柔らかく、食べやすくする。
②塩コショウと小麦粉をまぶしたら、油をひいた中火のフライパンへ。2分程で表面に焼き色が付く程度でひっくり返して裏面も軽く焼き上げます。
③バターをフライパンの端に入れ、少し色がつく程度に焦がしたら白ワインを加えてフライパン全体に広げる。
④鶏むね肉にしっかり火を通すとともにソースとなじませる。
⑤お好みの量のレモン汁を加え、さっと合えて完成!レモン汁はお好みでたっぷり加えてもOK!