次の誰かのためにと綴っています
前回の女性の何もかも失うかもしれない、というお話に、共感の声が届きました。選択肢はひとつではないので、まずは自分の身体を守ってほしいという声が多く聞かれました。
告知を受けて、ショックの中、色々決めなくてはいけないのにそこのいつもだったら普通に流れる生活のことも考えなければならない、さらに自分のこの先の人生も含めて決めなくてはならない。こうしたことが負担になるのだと思います。
自分はどう生きたいかを突き詰めなければならない大変作業でもあります。
2月4日の土曜日はワールドキャンサーデーといって、世界各国で様々なイベントが行われる日。去年はネット配信をしたのですが、今年はリアルで江別 蔦屋書店さんで行います。
ご一緒いただくのは俳優の古村比呂さんです。
プロフィールを簡単に・・・
俳優/ 一般社団法人 「HIRAKU がん・リンパ浮腫と共存」 代表
1965年北海道江別市出身。
2012年、子宮頸がんが発覚。子宮頸部の一部を切除するも、後日浸潤が分かり子宮を全摘出する。以来、後遺症(合併症)として発症したリンパ浮腫と向き合う日々が続く。2017年3月に子宮頸がんの再発が発覚。抗がん剤・放射線治療を受け寛解するも、11月に肺とリンパ節への転移が見つかり再々発を告げられる。副作用と向き合いながら抗がん剤治療を続け、2019年1月、経過良好のため、経過観察となる。2023年1月再々再発が見つかる。
こうした経験の中で、2015年に<リンパ浮腫情報交流サイト「シエスタ」>を開設。後遺症でリンパ浮腫等に悩む患者たちと定期的に情報交換会を開催している。また2019年より<がんと共に歩む応援活動「HIRAKU〜人にやさしいプロジェクト」>を展開。2023年1月に「HIRAKU がん・リンパ浮腫と共存」に改名。
がんとの向き合い方・予防の啓発・子宮頚がんの正しい理解と予防のための啓発活動を積極的に行っている。2022年に著書「手放す瞬間 子宮頸がん、リンパ浮腫と共に歩んだ私の10年」(KADOKAWA)を出版。
先日、再々再発をブログで公表されました。同じく開設されているYouTubeチャンネルでも動画を見ることができます。ひとつひとつ言葉を選びながらもご自身のお話をされています。
古村さんとのご縁は著書の発売時にインタビューをさせていただいたことでした。ご出身が北海道で、さらにデビューの番組が私が働く放送局でした。
何かしたいね、北海道に、という思いが今回のイベントへとつながりました。
さらに12月に【北海道の病院2023(2月20日発売)】の対談でお話もさせていただいたのですが、その中でも 末期・ステージ4・壮絶 といったがんのイメージを変えていきたい、一緒に何かやれればとお話を受けました。どんな状況でもひとりじゃないんだ、という気持ちを伝えたい、古村さんの思いをお伝えできればと思うのです。
タイトルは【がん患者とココロ】
サブタイトルは【患者と家族のいい関係・社会と患者のいい関係】にしてみました。
「がん患者は生きづらい」そう感じる患者は多くいます。同時に向き合う家族も混乱。第2の患者と呼ばれます。そしてがんとの共存ができるようになってきた今、職場でのがん患者の生きづらさも課題として挙がっています。がんとともに生き、働く子宮頸がんサバイバーの古村比呂さん(江別市出身)と語りあえればと思うのです。
古村さんは「闘うばかりじゃない、私の向き合い方がどなたかの少しでも力になれれば」とおっしゃいます。
言葉のかけ方、実際どう思っているのか。実際の患者さんの声も紹介しながら「生きやすい社会」を考えます。2人にひとりががんになる時代・・・自分ごとにしてみませんか?
ワールドキャンサーデー がん患者とココロ 子宮頸がん・リンパ浮腫・再々再発と向き合う 江別出身・古村比呂さんと語る
2023.2.4(土) 時間17:00 〜 18:00
江別 蔦屋書店 暮らしの棟 コミュニティパーク
定員25名 (満員御礼)
当日は一部生配信を行います・・・https://youtu.be/-GmGzWYzSo0
ゲスト:古村比呂さん
俳優/ 一般社団法人 「HIRAKU がん・リンパ浮腫と共存」 代表
1965年北海道江別市出身。
2022年に著書「手放す瞬間 子宮頸がん、リンパ浮腫と共に歩んだ私の10年」(KADOKAWA)を出版。
聞き手:阿久津友紀(北海道テレビ・乳がん患者)
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