HTB「イチオシ!!」で人気の「予算1000円で家族4人が喜ぶ ごちそうレシピ」。プロ直伝の、コスパ抜群・効率UP!簡単でマネしやすい、美味しい料理をご紹介します。
今回、この企画にご協力頂いたのはJR手稲駅からすぐ、新鮮魚介が人気の居酒屋「てるてるぼうず」。
こちらのお店の料理長は日本料理を追求し17年という高森祐一さん。
東京にあるミシュランガイド1つ星のお店や高級リゾートホテルの厨房で腕を磨くなど経験に裏打ちされた腕前は超一流。特に、自ら目利きする新鮮な海鮮を使ったメニューがお店で大人気。
今回高森さんが教えてくれる「予算1000円で家族4人が喜ぶごちそうレシピ」は、合わせ技でコスパも抜群!魚介の「うま味」を生かした簡単メニュー。さらに物価高騰の中でうれしいガスも使わず調理!
使用する食材は、ご覧の通り。お家にある調味料を除いて予算はたった1000円以内という節約レシピです。
1品目:和風シーフードピラフ
1品目は炊飯器を使った「シーフードピラフ」。2品目の調理も同時に行っていく一挙両得のメニューです。
一気に2品作れるので光熱費も節約できますし、食材のうま味も余すことなく生かせるプロの時短技が光ります!
4人分の材料はこちら!
メインの具材は「カスべ」と「カニカマ」。野菜以外の魚介類の食感とうま味、さらに香りを出します。
(手軽に仕上げたい場合は代わりにシーフードミックスを使ってもOK!)
~~~作り方~~~
①かすべ、カニカマを一口大に切る
②玉ねぎ・にんじん・ピーマン・舞茸を荒めのみじん切りに
③2合の米に250ccの水、しょうゆ、みりん、顆粒の鶏がらスープを加える(魚介から水分が出るので水は少なめ)
④ピーマン以外の具、鶏モモ肉(分量外、2品目で使用する具材です)を入れて炊飯する
⑤鶏モモ肉を取り出し、塩、こしょう、バター、ピーマンを加えて10分なじませて完成!
魚介と鶏のうま味溢れる「和風シーフードピラフ」、費用はたったの248円!
炊飯器で炊くことで、軟骨までしっかり火が通ったカスべの軟骨のコリコリ食感と、しっとりとした身が癖になること間違いなし!
お手軽価格のカニカマからカスベ以外のうま味と香りがプラスされ、これまた美味。鶏モモ肉を同時に炊くことで鶏肉のうま味も加わって相乗効果に!
そしてさらにこのピラフ、余ったらアレンジメニューに変身。
バターと醤油を混ぜてフライパンにのせ、平べったくなるように上から軽く押さえて焦げ目をつけたら「焼き飯」に。
お子さんもテンション爆上がり間違いなし!
2品目:炊飯器で簡単よだれ鶏
一挙両得メニューの2品目、354円でできる「簡単よだれ鶏」は、ボリューム満点!やわらかお肉の旨みとピリ辛ねぎダレで、まさによだれが出るほどのおいしさ。
4人分の材料はこちら!
~~~作り方~~~
①もやしレンジ600Wで2分30秒加熱する
②きゅうりを千切りに
★ポイント★
中の種の部分を取り除くことでシャキシャキ食感に!
③長ネギをみじん切りにし、水、しょうゆ、酢、ラー油、ごま油を合わせる
④砂糖、はちみつを少し加えてコクを出す(はちみつがなければ砂糖を多めに)
⑤ニンニク・しょうが、甜面醤、コチュジャンをを加える(甜面醤・コチュジャンは味噌と砂糖、唐辛子を混ぜたもので代用可)
⑥しっかり混ぜ合わせて「ピリ辛ねぎダレ」の完成。
⑦粗熱をとっておいた鶏肉を食べやすい大きさに切る
⑧もやし・きゅうりを盛り付けた器にのせて⑥のタレを回しかける
⑨仕上げに好み中国山椒"花椒(ふぁーじゃお)"を振りかけて完成!
そして、こちらも具材が余ったら次の日にできる簡単なスープにリメイク化。
水、鶏がらスープの素と「ピリ辛ねぎダレ」を一緒に温め、水溶き片栗粉でとろみをつけ、仕上げに溶き卵を回し入れたら酸辣湯風(サンラータンふう)アレンジの熱々スープに変身!
炊飯器で同時に調理した1品目、2品目で“一挙両得”どころか、ひと手間で4つの味が楽しめちゃいます。
3品目:レンジでタチのチリソース
3品目は中華の定番「チリソース」をタチで!電子レンジを使うので調理も簡単です。
4人分の材料はこちら!
寒締めほうれん草は冬の今が旬の食材。冬の寒さで甘みが増し、しかも肉厚なので味のいいお野菜です。
~~~作り方~~~
①寒締めほうれん草の葉が大きいところをざっくり手でちぎって耐熱容器に乗せ、600Wのレンジで2分加熱する
★ポイント★
寒締めほうれん草はアクが強いので加熱した時に色やえぐみが他の食材やソースに移るのため、別に調理して最後に一緒にする
②タチを一度酒で洗って水気を切る
③タマネギのみじん切りにしてを耐熱ボウルに入れ、酒、ゴマ油、トマトケチャップ、その他調味料を入れる
④③に片栗粉を入れてよく混ぜる
⑤④のタチを入れてラップをし、500Wのレンジで4分加熱
⑥一度取り出して全体を混ぜ、再度500Wのレンジで4分加熱。タチがちょっと白っぽくなってぷっくりしたらOK
★ポイント★
ワット数が高すぎると表面が先にはじけたり硬くなりすぎたりするので、500Wで加熱。
途中全体を混ぜ2度に分けて加熱することで加熱もゆっくりになって、片栗粉もダマになりづらくちょうどいい仕上がりになります。
⑧②の寒締ほうれんそうと皿に盛り付けて完成!
旬のタチの甘くてとろっとした食感、肉厚ほうれん草の旨みがピリ辛でトマトの酸味がきいたチリソースと相性バッチリ!
寒い冬の間にしか楽しめない旬の食材を家族そろって楽しんでみてはいかがでしょうか?
今回ご協力いただいた高森さんのお店「てるてるぼうず」の情報はこちら!
てるてるぼうず 手稲店
住所:札幌市手稲区手稲本町1条3丁目ワコールビル1F
電話番号:011-215-8348
営業時間:午後5時30分~午後11時30分
定休日:年末年始
「もうすすきのにはもう行かせません」の看板どおり!お手軽に楽しめる絶品料理!
取材にお伺いしたこの日のオススメメニューは、羅臼産の真だち!見た目から プリップリ感の伝わる真だちに まとわせるのはバター!
仕上げにかき醤油で香ばしさをプラスし、香りからも 食欲を掻き立てます。
さらに、手に取ったのは「いくら」! なんとも贅沢な「真だちのバター醤油やき いくらのせ」が完成しました。食べすぎ注意の魅惑の一皿です。
こちらは、寒い冬にほっこり嬉しい「味しみ大根おでん」ですが、こちらはなんと熱々「大根おでんの唐揚げ」。外はサクッ!中はジュワ~とお出汁が溢れる冬の人気メニューです。
プロならではのアイデアで食材の魅力を余すところなく引き出す高森さん。看板に掲げられた「ススキノには行かせません」の文字は伊達じゃあありません。